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トゥールーズの公共交通

これであなたもトゥールゥザン!

こんにちは、しみみんです。以前に自己紹介をした記事があるので、初見の方はよければご覧ください。

今回の記事では、スポットライトを当てる機会もさほど多くないであろう、トゥールーズの交通網について軽く紹介していきます。人口増加を背景に各所で拡張工事が行われているため、皆さんが来る頃にはまた様相がガラリと変わっているかもしれませんね。

Pastelカードで自由自在

公共交通について見ていく前に、まずはトゥールーズのPASMOことPastelカードについて解説していきます。使い方はPASMOと同様、スマホや駅のチケット販売機を介してチャージするだけです。唯一PASMOと違うのは、チャージが現金そのままではなくチケット単位で行われるという点。したがってお買い物には使えませんが、子供も所持することを見越してのシステムだそうで、初めて知ったときは非常に賢い措置だと感心しました。

”公共交通でさらに遠くへ”、シンプルなスローガンです

メトロやバス、トラムなど、基本的にトゥールーズ市内のあらゆる公共交通機関に使うことができます。

バスのタッチパネル、かなり感度がいいのでベスト越しでも大丈夫です

また、今後はこのPastelカードのみならず、銀行のデビットカード(もしくはスマホのタッチ決済サービス)を直接使用できるようになるそうです。すでに空港と中心街をつなぐ一部のラインでは使用可能となっており、観光客にとっても非常に利便性の高いシステムになりつつあります。

タッチ決済の読み取り装置、徐々に普及が進んでいる

公共交通マップ

トゥールーズには複数の公共交通手段があり、いずれも非常に充実しています。ごく稀にストライキでメトロやバスが止まることはあるものの、全体的に遅延も少なく、十分な本数が確保されているためか満員電車もありません。シェアサイクリングステーションが街のあちこちに点在し、電動自転車まで用意されています(治安の良さの現れかもしれません)。

トゥールーズの主要なメトロとバス路線、実際にはもっと蜘蛛の巣のように張り巡らされています

メトロの各駅ごとにシンボルマークがあり、トゥールーズの歴史や地理に関連しているものも多いです。事前に下調べをしてから向かってみると、何か新しい発見があるかもしれませんね。なお、僕の自宅および学校はいずれもこの地図のド真ん中、Capitole駅の近くにあります。

トゥールーズのメトロ、、といいつつこんな所を走ることもあります
トゥールーズのバスは日本のバス1.5台分ほどの長さをしています
これを街中で乗り回す運転手さんたちはさぞかし特殊な訓練を受けていることでしょう

メトロやバスの他にも、おしゃれなトラムが走っています。メトロやバスと比べると比較的ゆったり走るので、観光の際は乗りながらトゥールーズの街並みを楽しむこともできます。

モダンなフォルムをしていて、透明感のあるデザインが特徴です

メトロC路線が2028年に完成予定

利用客数の伸びや街全体の拡張に伴い、現在トゥールーズでは新しくメトロC路線を建設中とのこと。2028年に完成予定の本路線は比較的空きのある市の北部、北東部を効果的にカバーしてくれるそうです。僕は遠出をしないのであまり使う機会がないかもしれませんが、完成が楽しみです。

緑色のラインが現在建設工事中のメトロC路線

まとめ

いかがでしたでしょうか。トゥールーズの公共交通機関はとても現代的で、日本から来た身としては驚かされることばかりでした。アフリカから来た留学生の友人にその感動を共有しようとしたところ、東京は全部スマホで完結するんでしょ?それともICチップを体に埋め込むの?と目を輝かせていました。うーむ笑

それでは、また。

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