大和物語00042
シュメールについて、当のシュメール人達は、現在の西洋的価値観で結果的に歴史に名を残すようになる行為は、傾向としては好まなかった。現代社会で言えば大谷翔平。彼は、手掛けている球技が世界で注目集めるから注目されているだけであって、本人は注目されていようがいまいが、目の前に落ちているゴミを拾う。自分は自分、自分がやりたい、やらなければならない、と思ったことだけ、日日淡淡とこなす。シュメールも、名声にのみ存在せず、目立つことは寧ろ遠慮しながら、設計士に留まらず、ピラミッド建造を最高峰の建造物と成し得た名も無きシュメール人親方衆職人は数多居た。決して証明することの出来ない真実、だから、永遠に、私のファンタシーではあるが、少なくとも一人の人間が実態を受信、把握していると、本人のみが心から信じている。それでいいのだ