新潮文庫に贈る感想文をせっかくなら集めてみた!
第1話 草の花 福永武彦
19歳のとき、読んだ。予備校に通っている頃に参考書に載っていた。
早速ジュンク堂書店へ行って買ってきて1日で読んだ。
何! この綺麗すぎる文体! 汐見青年のイメージは羽生結弦選手と勝手に決めていた。ため息が出るほど美しい。心の底に吸い寄せられるようにその機微が入っていく。この小説は隠れた恋愛小説の名作なのだという。頷ける。この小説に出会っていなかったら私は死んでいたかも。大袈裟なくらい、この小説は美しい。福永武彦さんの本を再版してほしい! なかなか本屋さんにないので探し回ったんです! そして、pxiviにあるような美麗なイラストを表紙にしてほしい。
※新潮文庫の感想文コーナーに100冊になるまで感想を送る企画です。