我が愛しの騎士皇

2024年8月31日 01:52

MDK！Sumeragiです。おかげ様で『プロレスデュエルのススメ』をたくさん読んでいただけているようです。
今回はその中で言及したエースモンスターに関して、細かく言う前にまずレガーティアに向き合ってみようというお話です。

騎士皇レガーティア

シンクロモンスター、レベル12、ATK3500、縛りなし。エースモンスターのステータスというよりはフィニッシャーに近い風貌です。
しかし、彼女(以後レガーティアのことをそう呼びます)の能力は全体攻撃や大幅な打点上昇、全体破壊などのド派手なものではなく、一体で戦況を変えられるわけではありません。
しかし、彼女はエースとしてなら破格の性能を持っています。

エースとしての強さ

不可視の一撃

①このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。自分は1枚ドローする。その後、相手フィールドの攻撃力が一番高いモンスター1体を破壊する。

カードゲームにおいてドローとは可能性を広げる手段。そして登場するごとにマスターに可能性をもたらす彼女は勝利を運ぶ女神とも言えます。
また、相手フィールドの攻撃力が1番高いモンスターに一騎打ちを仕掛ける姿は騎士道精神そのもの。破壊耐性に弾かれても戦い続けることが出来るのは彼女の強みの一つでしょう。
プロレスデュエルの動画内でエースはなるべく盤面に出したいところです。動画を盛り上げるために蘇生札をエースに使いたい場面もある中で、繰り返しフィールドに出すことがメリットになる彼女は動画としての盛り上げとデュエルの中での整合性を両立するエースとしての強さを持っています。

皇帝のマント

②攻撃力2000以下の自分のモンスターは戦闘では破壊されない。

弱者を庇護する英雄の象徴ともいえる効果。この効果により、彼女にはどことなく正義側のオーラが漂うようになっています。

さらに庇護範囲は他のモンスターだけでなく弱体化した自身にも及び、不屈の心で敵の攻撃を耐えることが出来ます。
マスターの窮地に墓地から駆け付ける姿には涙を禁じえません。全米が泣いた。

プロテクトバリア

③自分･相手のエンドフェイズに発動できる。自分の手札･墓地からSモンスター以外の「センチュリオン」モンスター1体を永続罠カード扱いで自分の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く。

割愛。『騎士皇アークシーラ』もほぼ同様の効果を持っているため、この効果について特筆すべき点もないし、エースだからこうするといった動きもありません。

彼女を輝かせるために考えていたこと(結果を含む)

プロレスデュエルの動画においてエースモンスターに特殊な編集を施すことは基本です。
しかし、演出はデュエルあってのものです。マスターの責務はそのモンスターの強みを理解し、動画内でそれを最大限に視聴者へ伝えることだと私は考えています。

召喚口上

ブレイブ･ザ･センチュリオン！いざ繚乱桜花！

私は召喚口上を短く収めたい派なので結構考えました。結果、若干安直になってしまったので反省。
(実際アークロードに印象が負けているところがある)
私は印象を付ける作戦として、四文字の単語＋詠唱という形をよくとるので、今回も例に違わず、黄金のイメージに合い、煌びやかさを表現する語句として和風＋花関連で探しました。
ただ、彼女はどちらかというと墓地や除外から飛び出すシーンの方が多かったので召喚口上はそこまで重要ではなかったです笑

ドロー効果

私は可能性を感じさせるものが大好きなので、ランダム性のあるドロー効果は魅力的でした。マスターがエースの効果をノリノリで使っている方が視聴者にも相棒感がより伝わると思います。
私は彼女を何度も盤面に出す方向性で蘇生札を増やしたり、1枚で仕事が出来るカードを多く採用することで、彼女がもたらしたカードで戦況を覆す場面が少しでも増えるように構築に手を加えました。
余談ですが、私は自分が確実に沼ることを理解しているのでギャンブルには一切手を出していません。

破壊効果

相手の一番攻撃力の高いモンスターを狙い撃てる効果は悪党に立ち向かうヒーローを彷彿とさせます。
(私的にはドローさえ出来れば満足だったのですが、デュエルシーンでは何度も私を救ってくれました。)
なので、マスターである私自身も彼女と共にある時はなるべくヒーロー側の立ち回りを担うことになりました。

防御効果

他のモンスターを守る効果は出てすぐに大型シンクロへと繋がるセンチュリオン内ではあまり役に立たず、『騎士魔防陣』ありきの単体で攻撃を凌ぎきる運用になりがちでした。
そこで私は彼女の庇護下にありながら彼女を場から退かせるあるカードに注目しました。

『I:P マスカレーナ』はレガーティアライン(レガーティアの耐性付与を受けられる攻撃力を示す造語)でありながら、彼女を墓地に避難させることが出来る稀有なカードでした。
マスカレーナを横に立てておくだけで上手いことやってる感が出たので感謝しかありません。
マスカレーナ以外にも、戦闘には弱いが効果に強いマジェスペクターの横に立てる等、継戦を補助する役割を担ってもらうとサブながら良き輝きを放つようになりました。

打点

『騎士皇レガーティア』はその打点の高さゆえに相手が越えられず、次のターン即バトルフェイズから相手の妨害を砕き、マスターの動きを確保する献身的な働きをしてくれることも多かったです。
普段構築段階では相手がこちらの盤面を更地にしてくる想定で動くことがほとんどだったので実践で出すまではその強さに気付きませんでした。

イラスト

いつまでも語れそうなのでイラストの貼付だけに留めさせてもらいます。
これはエースモンスターに限った話ではないのですが、カードの画像を全面に出せるプロレスデュエルでは画質が良いに越したことはありません。