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『青い涙の天使』及び動画用捲り札の話

MDK!Sumeragiです。普段はプロレスデュエルを意識した遊戯王の対戦動画を投稿しています。

 今日は動画で使う捲り札について語ります。

妨害札の採用基準

 私が妨害を越える札を評価する時に

  1. 使えるタイミングが多い

  2. 捲り以外の役割がある

  3. 余計な心配をする必要が無い

 の3点を気にしています。

使えるタイミングが多い

 デッキ枚数40枚に対して3枚そのカードを積んだ場合、後手で該当カードを1枚引ける確率はおよそ39%(約4割)。中々ですね。
 ですが、15%を信じてピン刺ししない限り、2ターン目以降に引いたり、最初に2枚以上引く可能性も充分あります。

 例えばこの『ライトニング・ストーム』。かなり後手捲り札としては有名ですが、強力な効果を持つこのカードは自分のフィールドに1枚でも表側表示のカードがあると発動できません。
 このように特定条件下でのみ発動できるようなカードは2ターン目以降、または2枚引いた場合に手札で燻り続けてしまいます。
 引いても使えない可能性がある札をデッキに入れるのは私は美しくないと感じます。

捲り以外の役割がある

 一般的に採用される手札誘発は相手の行動を妨害し、展開及び妨害を止める役割を担います。
 カジュアルにおいてそれらが敬遠されるのは相手の行動を制限する役割でしかないからです。たとえ妨害札であっても、それがデッキの中で別の意味を持っていて、相手にそれを説明できるようなカードであればカジュアル界でも通用すると思います。
 また、あまりにも捲り札としての性能に特化しているカードも私は好きではありません。

 制限に掛かるようなカードパワーが高いカードはそのシンプルさ故に誰が見ても役割が明確です。逆を言えば、誰でも使えるために個性が死にがちとも言えます。『引いただけ』でも、個性的なカードの方がデュエルが盛り上がりますね。

余計な心配をする必要が無い

 撮影前の調整やオフ会でのデュエルでは捲り札が相手のコンボ用の札を巻き込んでしまったり、壁役や防御用のカードを退けてしまい、『これ残してれば面白かったのになァ〜』と、後悔する場面も時折ありました。

 そういった危険性を孕んでいる複数枚巻き込む突破札の採用はかなり慎重になります。私もデュエル中に余計なことで頭使いたくないです。

青い涙の天使

 それでは私が動画用の捲り札としてよく挙げる『青い涙の天使』について語ります。動画ではデッキの世界観と合わないために採用しないことが多いですが、かなり理想的です。

利点①先手後手、2枚目でも使える

 重い条件も大きなデメリットも無く発動できるこのカードは自分が先手を取った2ターン目からでも活躍できます。
 且つ、破壊や除外を経由せず、単体を効果無効にするだけなので、そのターン中に相手のライフを削りきってしまう可能性も下がります。

利点②キルラインを下げる

 効果無効に付随して対面のプレイヤーにダメージを与える効果は対象を自分のモンスターにすることも可能です。足りないあと一手を詰める際にも有用でしょう。

利点③コンボ性が高い

 罠カードをセットする墓地効果は対象を限定しておらず、セット先を多様な通常罠カードの中から自由に選ぶことが出来るため、使い手の個性を出す大きな手伝いをします。
 また、相手よりライフが低いこと、ダメージを受けたタイミング、効果が無効になっているモンスターが居る、等の条件を満たすためにも使えるため、組み合わせる先が多いことも大きなメリットだと考えます。

単体で完結しない=選択肢が多い

 ここまで並べましたが、私が捲り札に求める最大のポイントは組み合わせの可不可でしょう。
 単純な破壊や無効よりも、追加効果や第二効果など、そのカードでしか出来ない役割があるカードを私は好みます。
 デッキに入れる捲り札を意識するだけで、デッキの質もプレイヤーの質(個性)もより向上すると思います。
 そんな訳で、Sumeragiでした。(*-ω-)ノ

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