ロサンゼルス生活66日目

ロサンゼルスの天気は本当に変化がない。私は3月の下旬にこちらにやってきたが、この2か月間、気温にもほとんど変化はないのではないだろうか。少しだけ日が長くなったような気もするが。

映画。『蠅の王』を観た。原作はウィリアム・ゴールディングの小説。1954年イギリスの作品。映画は1990年の作品。

太平洋の無人島に漂流した少年たち。映画では20人程度であったと思う。当初はリーダー格の少年を筆頭に規律を作り暮らしていこうとしていた少年たち。しかし徐々に規律は乱れていく。野に暮らしているからなのだろうか、徐々に野生化していく少年たち。そしてついには殺し合いが起きる。

少年たちの様子の変化がとてもリアルに描かれている。もし実際にこういうことが起きたらこういう流れになるかもしれない、という現実味があるのだ。

日本でも桐野夏生の小説で『東京島』という作品があった。現代の若者たちが無人島に流れ着くという話。違うのは男性の中に一人だけ女性が混じっていること。その一人の女性を巡って男たちの間で殺し合いが起きる。

きっとあれは『蠅の王』にインスピレーションを受けての作品なのだろうな、と思って調べてみたら、なんと違った。『東京島』はアナタハンの女王事件というマリアナ諸島で起きた事件をモチーフにしているとのこと。大変失礼いたしました。『蠅の王』はフィクションだが、『東京島』は実際に起きた事件だったのか。なんともはや。

昨日は『ロッキー3』も観た。1と2はすでに見終えている。やはり1が至高である。2と3についてはあまりコメントするのは止しておこう。しかしなんだかんだでロッキー好きの私。流れで4以降の作品も観てしまうかもしれない。

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