ロサンゼルス生活189-191日目
ロサンゼルスの陽は短くなってきている。夜が来るのが早くなっている。
私のロサンゼルス生活も半年が過ぎた。あっという間の半年であった。
この半年は非日常の生活であった。いわば訪問者の気分。しかしこの生活も徐々に日常化してきているように感じる。
外に出れば当然のようにアメリカの人々が英語などの言葉で会話をしている。街には英語などの言語が溢れている。人だけに留まらず、街の風景も当然のようにアメリカでありロサンゼルス。
来た当初。当然のことながらこの事実に驚いていた。何しろアメリカの本土に来たのは初めてのことである。英語もままならない。目の当たりにするこの現実に驚かない方がどうかしているだろう。
生活をしていても初めてのことだらけ。わからないことだらけ。そのひとつひとつに対応していくだけでも、日本にいるよりも遥かに骨が折れる。
しかしどうだろう。最近になってそのことにすらも慣れてきているような感覚がある。何もかもをスムーズにこなすことができるようになったというわけではない。今でも変わらず英語はままならないし、対応に困ることだらけである。
なんというか、周囲が違う言語を話していることに慣れてきた、対応に困ることに慣れてきた、ひとつひとつのことがままならないことに慣れてきた。そのような感覚なのかもしれない。
今後の生活においても困ったことは続いていくだろう。私にできることとしてはそのひとつひとつに丁寧に応えていくだけである。
明日はお誘い頂きマリブのビーチに行くことになっている。暖かくなるといい。この半年で少しずつ私の人間関係も広がりを見せている。ありがたいことである。