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ロサンゼルス生活167-170日目

ロサンゼルスは残暑。もう9月だから残暑という表現でいいだろう。きっと。本日の最高気温は華氏101℃。摂氏で言うところの38℃ほどらしい。うん。暑い。

スケボー。スケボーを知人にお借りした。これまでのスケボー経験はゼロ。おそらく一度も乗ったことがないのではないだろうか。スケボーとは全く無縁の人生。ここに来てスケボーという存在が私の人生に入り込んできた。

学校への行き帰りに練習している。少し広そうな歩道を見つけては乗ったり降りたりしている。歩行者のお邪魔にならないように。車のお邪魔にならないように。

学校のクラス。スケボーを持っている人がいたので話しかけてみた。彼はメキシコ人。スケボーを交通手段として利用しているらしい。私が一度も乗ったことがないことを話すと教えてくれるという。

学校の広い駐車場。彼は一生懸命に私に教えてくれる。「溝があるところは気を付けろよ、転ぶぞ」とか、「もっとスピードを出せ」とか。「車が来たらサイドによけろ」とか。ありがたい。そしてうれしい。

他にも色々なことを私に教えてくれていたと思う。しかし私のヒヤリング能力が足りず、彼の教えてくれたことの半分も、もしかしたら理解できていなかったかもしれない。申し訳ない。こういう時に強く思う。もっと英語がうまくなりたいと。

学校でスケボーを持って歩いていると声を掛けられたりもする。ちょっと貸してと私のスケボーに乗り始めるひともいる。スケボーが好きな人というのは一定数いるらしい。そしてスケボーはコミュニケーションツールにもなり得る。

私は自宅でスケボーの映画なども観たりしている。昨日はトニー・ホークというスケボーの神様と言われる人のドキュメンタリー映画。また『行き止まりの世界に生まれて』というスケボーを趣味にしている少年たちの話。

スケボーに人生をかける人もいる。スケボーで大金を稼ぐ人もいる。スケボーをすることが自分の人生においてとても大事なことである人もいる。スケボーの存在によって救われる人もいる。スケボーとはそういうスポーツであるらしい。

今の私にとってはただの交通手。続けていればその意識が変わってくることもあるのだろうか。まぁとりあえずはケガをしないように注意したい。

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