蜂窩織炎(もしくは丹毒)に罹った

先日、蜂窩織炎もしくは丹毒という皮膚の細菌感染症に罹り、5日間入院しました。
入院中暇なのでこの病気についてネットで調べましたが、感染の症状が出る前や治まったあとのことまでは見つけられなかったので、記録として書き記したいと思います。
(あくまで私の経過ですので参考程度で)


始まりの違和感

発熱する2~3日前から、発熱時によくある筋肉や関節の痛みやだるさがあった。
しかし体温を計ると36.5℃前後。(もともとこれくらい)
昨日のスクワットのせいか、と自分も納得してしまう。

発熱までのなぞの痛み

体の違和感を感じてから3日くらいたった入浴時のこと。
頭を洗っているときに、突然左後頭部に打撲したような痛みを感じ、さするように頭を洗った。
「いつ頭ぶつけたっけ?」と真剣に思いだそうとしていたので本当にそうゆう系の痛みだった。

脳神経外科・受診

次の日も痛みは続き、さらに左後頭部から首の方まで広がってきた。
体温は平熱。
今までにない種類の痛みだった。
「後頭部」「突然痛む」などのワードで検索してみたところ、「くも膜下出血」などと脳に関する重大な病がヒットしてしまった。

家族に迷惑をかけたくない思いで、近所にある脳神経外科クリニックにて診てもらうことにした。
CTやレントゲンを撮って調べてもらったが、異常はなし。
診断は「筋緊張性頭痛」。
でももし湿疹がでてきたら帯状疱疹の可能性もあるので皮膚科に行ってね~、と言われた。確かに片側のみ痛いとなると帯状疱疹の可能性もあるよね。少なくとも脳の病気ではないことで少し安心した。
この日は鎮痛剤を処方してもらい帰宅した。

いきなり発熱

次の日
朝から食欲がなく、前から続く倦怠感や関節痛が強くなってきた。
相変わらず体温は平熱。湿疹はできない。
とにかくだるい。日曜日だし、ひたすらゴロゴロする。

夕方近くなって検温してみると、いきなり39.2℃に上がっていた。
今まで38.5℃が最高体温だった私は「これが39℃越えの世界か~」などと高熱をかみしめてしまった。(インフルでもコロナでも扁桃腺炎でも超えられなかった壁)
この日は解熱鎮痛剤を飲んで就寝。

耳鼻咽喉科・受診

発熱から2日目。
体温は37.5℃まで下がった。
しかし左耳の周りのリンパがどう考えても腫れている。痛い。
そしてなぜか右おでこがたんこぶのように腫れている。なんじゃこりゃ。
右耳あたりのリンパもなんとなく痛い。
両側が痛くなったことで帯状疱疹の可能性は消えた。
そしてまたもや検索してみると、耳下腺炎とヒットする。

耳下腺ならば耳鼻科か~、と安易に考えた私は、早速かかりつけの耳鼻咽喉科クリニックに。
発熱があるのでコロナ検査からはじまり、ようやく受診のタイミングになるころ、倦怠感がMAXになってしまった。今思うと熱が上がってきたのだろう。
耳鼻科のあのイスに座って診てくれたのだが、「うちじゃわからん」と言われてしまった。なんか顔の写真撮ってたけどなんだった?
とにかく倦怠感MAXだったのでベットに寝かせてもらった。
その後ベットに先生がきて、「多分丹毒だと思うよ」と。
救急で入院施設のある大きい病院に行くこと、と言われ受け入れられる病院を探して紹介状を用意してくれた。

実は丹毒については知っていた。数年前に義父が罹って入院したからだ。
その時は脚に症状がでていたので、脚になるものかと思い込んでいた。

その後連れ合いに連絡し、紹介された総合病院まで連れて行ってもらった。

即入院

紹介先の総合病院の救急で受診したところ、またコロナ検査からのはじまりだった。先ほど紹介元のクリニックで陰性でしたが、と言ったのだが証明書がないとのことで再度検査になった。
このとき体温は39.2℃に上がっていた。
レントゲン検査と血液検査の結果、白血球とCRPの値が高く、その他症状から蜂窩織炎か丹毒との診断をされた。(耳鼻科の先生GJ)

そして入院を勧められた。

入院中 1日目~5日目

入院中は1日に3回抗生剤点滴。
発熱で辛いときは解熱鎮痛剤と患部のアイシング。
ひたすらこれだけ。

入院2日目くらいから顔がわけわからんくらい腫れてきて、最終的に両目が3mmしか開かなくなり、鏡を見るのも、スマホを見るのも嫌になってしまった。

知り合いに会ってもスルーされるくらい腫れてる(まだ序盤)
元の目(まつパ後でぱっちり気味)

退院だ

血液検査の結果により、予定よりも2日伸びてやっと退院が決まった。
顔はまだまだ腫れている。この腫れでCRP値下がってんの?
ただ熱は下がったので、体調的には80%くらい戻っていた。

顔はまだまだだ。しかも痒いのが地味に辛い。
腫れてる顔に見慣れてきて、元々こんな顔だったか・・・?、と勘違いするほど馴染んできた。
このまだらで腫れた顔のままでも、麻痺とかじゃなければ良し!と腹を括った。

そして退院へ・・・

退院後の顔の変化

抗生剤は内服になった。再発がおそろしいので間違いなく飲む。
退院後も顔面は痒く、なるべく跡にならないように手で押さえるように務めた。
翌日からは盛大に皮がむけ始め、小学生のころの夏の終わりを思い出した。
赤みも腫れも急激に落ち着いてきた。

退院後4日目の今日、腫れは95%回復。元々の二重が戻った。
赤みはややあるが、髪で隠れるだろう。(月影千草風)


この病気の原因は小さい傷からの細菌感染らしいのだが、今回傷はなかった。虫歯もない。
毛穴からの感染もあるとの記述をみて、防ぎようがないと思った。
とにかく抵抗力が落ちてしまっていたのだろう。

抵抗力を上げるには、と兄に黒ニンニクを勧められたので、食べてみようかと思っている。

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