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悟りの極地・道元「そんな必死に頑張るなよ」/曹洞宗(正法眼蔵)
こんにちわ、修行僧です。
今回は、鎌倉時代の禅僧で、日本曹洞宗の開祖「道元」の語る
頑張らないことの大切さ
をチマチマ解説しようと思います。
1、道元とは
生没年: 1200年(建仁2年) - 1253年(建長5年)
• 京都で生まれ、幼い頃に両親を亡くし、出家を決意しました。比叡山延暦寺で修行を始めましたが、満足できず、中国(宋)に渡り、禅宗の修行を行います。そこで、曹洞宗の教えに感銘を受け、日本に持ち帰りました。
• 帰国後、福井県永平寺を開き、禅の実践を広める活動を行いました。この永平寺は今も曹洞宗の大本山として存在しています。
2、道元の教え
・只管打坐(しかんたざ)
簡単に言うと「ただひたすらに座り続ける」というものです。
シンプルにしてインパクトも大きく、今でも仏教の修行の1つとして取り入れられています。
Kの友達に住職の息子がいるのですが、彼も未だに坐禅を組んでただひたすらに座るという修行があると言ってました。※ちなみに修行のひとつに40日間山に篭もるというものがあるらしい(スマホ禁止)
話を戻して、ただ座ることで今、この瞬間を純粋に体験するということが人生豊かにする方法だと言いました。
コツ1:無目的
何を得るでもなくただ座ることが目的である。
と道元は語りました。
これは、現代においても同じであります。
例えば猿になりたいという目標があるとします。
そこで色々頑張りますが当然猿にはなれません。
ですが猿になれなくとるになるまでの過程や行動自体を楽しめれば別に目標が叶わなくても豊かで幸せであると言えます。
このように、目標達成が大事なのではなく、目標までの道のり自体を目的にすることが豊かになるコツだと言います。
コツ2:自己を超える
道元は「自分を解き放ち自然と一体化した時、自分を超えた存在となれる」
といいます。
これは、「心身脱落」といって、執着や、自己へのこだわりを捨てることで自然と一体化できるという教えにも繋がります。
また、道元は謙虚さも大切だと述べます。
謙虚に自分を大きく見せず、あるがままになることによってあらゆる人間関係のトラブルや悩みを解消してくれると言います。
確かに、完壁に見える人より、少し弱点や弱い所を見せてくれる人の方が親しみやすいですよね。
まとめ
自然に生きよう
でした。
私はなるべくやりたいことをやるようにしています。
生きていると選択肢が多くあれこれと悩んだりしますが、基本どちらを選んでも変わりはありません。
まぁ、自分の気持ちに従ってゆったり生きるのさが良さそうです。
現場から以上です。