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ミリオンキャスティング 戦略としての「お返し」考

ミリオンキャスティング、1回戦お疲れ様でした。
TCまでと違って今回はペア票が大きな変更要素として追加されたため、「うちの子に入れてくれたからお礼でこちらも入れるで!」という投票が大量に発生しました。
そのことで色々と負の感情を表に出したお気持ち表明もありまして、ここらへん、どのアイドルを推していたかで認識に大きな差がありそう、かつ、当事者の観戦記でも結構言葉を濁しているな―と感じられたので、2回戦も始まることですし思ったことを自分なりに書きます。
大したことは書けないので、なにこいつわけわからん(or今更な)こと言ってんだと、テキトーに鼻でもほじりながら笑い飛ばしてください。

お返し票とは

はじめにも書いた通り、入れてくれた担当Pや陣営へのお返しとしての投票です。
個人であればコンベやTwitterの書き込みなんかを見て、陣営単位であれば一斉の際にペア票として選ばれた場合なんかに発生します。
今回は特に後者についてです。
ここらへん体験していないとピンとこない人もいるかもですが、苦戦中に余所から票が大量に飛び込んでくるとメチャクチャ嬉しいです。なんなら、対抗相手より少し多く入った程度でも小躍りモノです。
なので、自然な感情としてお返しに票を入れようとなります。
これはもう防ぎようがないので、文句がある場合は、入れたり入れられたりした陣営でなく、投票状況をリアタイで公開しシェア機能までご丁寧に付けているミリシタ運営までどうぞ。

大きく変わった一斉投票の意義

前回までの一斉投票は、そのうち入れる票を一定期間に吐き出すだけで、戦略的な意味はあるのかなんて言われたりもしていました。
それが今回はペア票の存在で、「うちの陣営の意志はこれや!」と内外にアピールする意義が生まれました。
投票先を縛らなくても、戦況やそのアイドルとの関係性で自然とペア票の先が偏る事が多いので、1位争い多数の場合は自然と陣営が色分けされ、こいつは味方あいつは敵みたいな空気になります。
一斉で陣営のカラーを出すことで、入れてくれる相手入れづらくなる相手が生まれるのです。
なので、一斉の時間を被らせることでどこにペア票が入っているのか分かりづらくするのも、一つの手だったりします。

お返しを期待した投票行動

で、繰り返しますが、苦戦中に余所から票が大量に飛び込んでくるとメチャクチャ嬉しいです。
劣勢なら言わずもがな、優勢でも中の人達は部外者が思っているより精神的に追い詰められていたりするので、そんなときにいっぱい票をもらったらコロッと行きます。
なので、単独一斉で票を投げたら向こうからも返ってくるよね、いや返ってこい、という話になるわけです。
実際、○○に入れたならお返しをくれるかもという話を公言している陣営もありました。
下心見え見えは体裁が悪いのでそこまでは言っていなくとも、大なり小なりお返しを期待していた人は多いかと思います。
まあでもそういう仕様だから仕方ないよね。みんな勝つために必死だからね。

お返しが期待できる条件

・キャラとの関係性が深い
まあ当然ですね。もとからペア票として選ばれる場合が多く、相手からも最初から流れてくることが期待できます。

・自陣営が1位争いをしている
重要。やる気が見られないと票源として期待できなくなります。

・相手陣営が勝ち確でない
勝ち確の場合、わざわざ課金してまで票を入れる動機がなくなりますし、副担に流れてしまう人も増えるので、票が入ってきても感動は薄いのと合わせて、お返しがあったとしても量は期待できなくなります。

・相手陣営に修羅場っている協力先が存在しない
既に共闘しているところが修羅場だと、第二第三の支援は嬉しくてもお返しどころじゃないですね。
提携先があっても、そこが勝ち確の場合にはこちらに回してくれる余地が生まれます。

・こちらに票を投げても不利になる要素がない
こちらに票を入れることで、同じ役を争っている陣営や提携先の陣営が活性化して不利になることが想定される場合は、票を投じることは控えられるでしょう。

・カップリング推しのダイマが活発
そういう空気があると、心理的に票を入れやすくなります。
大上段から○○に投票しようと呼びかけた場合反発を生む場合もあるので、露骨にならない程度にそういう空気を作れたら、双方の票を誘導することが期待できます。

・下心が見え見えでない
お返しを期待した投票の話なのにあれですが、これは人の心に訴える戦術なので、いくら打算込みとはいっても票が欲しいだけでお前の担当アイドルなんてどうでもいいぜって感じが露骨だと、お返しは避けられるでしょう。

伝奇ホラー考察

上記の条件から伝奇ホラー終盤の流れを勝ち負けの戦術面で考察すると、
・まつりこのみ(歌織)陣営と瑞希貴音(桃子)陣営で色分けされており、春香陣営はまつりこのみ陣営と対立していた
・千早陣営が撤退したことにより、春香陣営の多くのペア票が浮いていた
・序盤より春香瑞希双方でペアアピールが行われて、接近する下地ができていた
・貴音陣営が中盤以降勝ち確ルートに入り、瑞希陣営の新たな提携先として唯一宙に浮いていた春香陣営が浮上した
以上の理由により、春香陣営一斉以降に雪崩を打ったかのように瑞希陣営と実質的同盟関係にまで発展したのは、必然の結果と言っても過言ではないでしょう。

最後に

ペア票の登場により、大差勝ちでもない限り別の陣営からの票を意識しないと勝てないようになりました。
なので、お返しを期待して一斉を打つことは悪ではないと思います。
1位争いしているとこは割とみんなやっていたしね。
ダメ元でやってみるのもありです。

ただ、これはいちばん重要なこと。
よしんばお返しがなかったとしても、それは自分が至らなかっただけなので、相手を恨んだりしてはいけません。
あなたが必死なように、相手も勝つために必死です。
そんなことで恨みを抱くようでは、相手の心を揺さぶって共闘関係を築くことは土台無理だと思います。
最後は打算を越えた想いをぶつけるしかないのですなどとそれっぽいことを言って駄文の締めとさせてください。

おしまい。良き投票ライフを。

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