フクジュソウのその後
キタミフクジュソウが咲いたのが3月下旬。それから経過観察をし、ずっと疑問だった事がわかりました。それはフクジュソウの種が最後どうなるかということです。毎年途中までは見てるのですが、気がつくと葉もすべて枯れてなくなっていました。今年こそ見逃さないぞ!と頑張って観察を続けました。
花が咲いてからの写真を並べてみます。
色んな葉が芽吹き、花を咲かせ始める中、フクジュソウは果実へと変わっていきました。ここから1ヶ月程この姿のまま果実を熟させます。ここまではみた事はありましたが、ついに熟したその後を知る事ができました。
フクジュソウの果実は痩果というそうです。果実全体としては痩果の集合化ということになるようです。
1つ1つはフック状の花柱が残っていて、反対側には白いエライオソームがついていて蟻が運ぶそうです。
果実が落ちている途中の下を見てみても何も落ちていなかったので、おそらく蟻が運んでしまったのでしょう。
フクジュソウは、発芽率があまり良くないらしく、その上7年後くらいにやっと花が咲くようです。来春、花を見た時にはいつもよりさらに感動すると思います。
植物っておもしろいですね。専門用語や難しい事はわからなくて、説明もできないけど、楽しいです。
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