旅再音リターンズ 47分の1回 島根県(前編)
皆様ごきげんよう。日本の47都道府県を回ってから数年。最近4年近くは旅行を引退して、家事手伝いをしてまいりましたが、母が病気で5月に亡くなって家事手伝いから風来坊となってしまいました。幸い、数十年仕事を頑張って貯めたわずかな貯金がありますので、心臓の悪い自分も無理にあくせくせず、命燃え尽きるまで再び旅をしたいと思います。亡き母と旅した過去の旅を、母が名付けてくれた『旅再音』【たびたびのおと】の名の如く再び47都道府県を訪ねられるだけ訪ねて消えたいと思います。全部は不可能でしょうが、過去の記事で47都道府県をリストアップしてありますので、4年目の再出発として実際に訪ねていこうと思いますのでよろしくお願いしますね。
前回の4年前の最後の旅では、病気が進行しかけた母の最期かもしれない旅として故郷の京都を訪ねましたが、着いた日の夜中に母が机に足をぶつけて怪我をしてしまい、現地まで行きながら最後になるかもしれない旅を中止して家に帰るアクシデントがあり、それが旅の記録のラストページでした。その哀しい記録を新たに塗り替えていきたい。という訳で、新たなる歴史が始まります。という事で、この程久々に旅に出てきました。その1回目をお送りします。
47分の1 島根県・安来市
本来であれば、ずっと行きたかった鳥取県の境港市の妖怪検定を10月6日に受験するために、当日の前後2泊くらいで行く予定でした。自分の預金はあるとはいえ、現在の収入がないので出来る範囲で節約したいな…と思って新幹線や飛行機でなく直行バスで。ホテルもできるだけ安めにと考え、2泊で行くつもりだったのですが、せっかく行くんだから47都道府県を効率よく一回で回りたい。よく見たらかつての『旅再音』の記事でリストアップした場所が他県にあるじゃん…と、言う事です。
私の住んでいる大阪から直行バスがつながってるのは鳥取の米子まで。
米子からは境港までJRに乗り換える訳ですが、下車する米子からリストアップしていた島根県の安来市まではナント1駅っきゃありませぬ。別々に来るよりも、ここで一石二鳥を狙う訳ですね。そこで安来に1泊して足立美術館を見て、その後に境港に2泊して検定他の野望を叶える訳ですね。野望と言っても、妖怪検定の大元である、境港出身の漫画家・水木しげる先生のゲゲゲの鬼太郎スタンプラリーのコンプリートとモサエビを食べることですね。
そんな訳で3泊の旅になりました。その後よく見ると、そのバスが岡山県の蒜山高原に停車することに気付き、蒜山高原も候補地なので4泊にしようかと考えたのですが、直行バスで途中下車すると米子(安来)まで乗りなおせないようです、とすると別の手段で行く訳ですが、地図で見ると近いんですが、バスやJRだとかなり無駄が多い。移動不可能かなと(個人の考えです、上手いやり方もあるかもしれませんが)もちろんタクシーとか自分の車で行けば近そうですが、ペーパードライバーなので車で行ったりレンタカーを借りるのは無理、タクシーだとお金がかかりそうかな…。な訳で、蒜山はいったん断念、現在家庭の事情でいくら時間があっても無制限には伸ばせないので、とりあえず3泊に決定して、予約をとり、その後当日を迎えます。
10月4日 いざ出発
いざ出発となる訳ですが、直前になって気づいたのが、天候と寒さです。家に籠っているのですが考えりゃ10月だよ。山陰だとイメージ寒そうだけど、半袖で大丈夫か?(直前まで大阪では気にせず半袖)それに今回は星を見るのが主題じゃなかったけど、天気どうなんだよ。ギリギリまで気にしない旅って初めてかも。旅に行かなくなって長いので旅感覚が薄れてたよ。
旅行の2日くらい前に長期予報を見たのですが試験当日(10月6日)除いてすべてが雨予想。いつものこととはいえ、運が悪すぎる。最低温度は山陰地方と言え19℃くらいだったので大丈夫かなと思いつつ、でも雨だとなあ。半袖でもいいか?結局はただでさえ荷物が3泊で多いのに、長袖やら傘やら、いらんもん増やしやがって、かさばるやないかい!(❤が激怒しております)昔はスマホなんぞなかったので、馬鹿デカいビデオカメラやら何やら両手に抱えて旅してたけど、この頃運動してないし、心臓悪くて体力が不安。
そして当日、バス予約してるんで寝過ごせないと目覚まし2つセット。起きると予想通り出発地の大阪も雨、5時半に起きて泣く泣く傘を入れる、この量がかなり痛い。長袖とコートも入れる、行って寒かったら目も当てられないし、風邪ひいて試験受けられんかったら最悪。家から最寄り駅まで徒歩移動20分。昔は普通に歩いてたけど、体力が落ちて、しかも最近歩いてない。1時間1本のバスがあって、障碍者割引で半額(50円)やけど、始発に乗って、電車通勤ラッシュ時間なんで、それに乗ると結構着くのがギリ。
どうしょうか迷った挙句、バスの始発時間より早めに歩いて出発、体力に不安あったけど何とか到着。仕事してた時は家の近くの職場にバイク通勤してたんで、電車通学は中退した私立高校の半年だけ、早い時間に旅行に行くこともあったけど、ラッシュは大嫌い。昔は満員電車に無理やり押し込まれてたイメージがあったけど、まあ、早めに家出たおかげで急行でなく各駅停車に乗り換えて、無事に座って大阪難波に到着。ここから久々の旅が始まる。
そうそう、起きた時は大雨やったけど、用意してるうちに雨はやんで助かった。その後は予想に反して、当分天気は晴れか曇りです。
私の乗ってきた大阪の南海電車からは米子行バスの出発する難波のOCATは結構遠い。何度か行ったことはあったけど、路線をはっきり覚えてなくて不安やったが、幸か不幸か電話予約したチケットを取りにOCATまで行かされてたんで場所も判明。旅行どころか大阪市内に出るのさえ数年ぶり。コロナが憎いわ。母が亡くなったのもコロナで病状が悪化したからやし。
とりあえずコロナは置いといて、OCATに到着。久々の旅で昔は1週間くらい前に用意できてた旅の用意一式も、前日にバタバタと迷いながら用意。忘れ物ないかと考えたけど、坊さんが来た時にフタだけ開けて冷蔵庫に忘れてたお茶を持ってきてバスで飲もうと思ってたのを忘れた。しょうがないのでOCATの自販機で今一番お気に入りの飲み物、なっちゃんを買って後、旅にはいつも連れていく、ぬいぐるみのナカマ達を入れ忘れたが、母もいないしそれはええか。
早く着きすぎて1時間くらい待たされた後に、いよいよバスに乗り込む。早めに予約したのでバスの希望比較的好きな場所が取れた、このバスは1列が1人と2人掛けの3席。当然、隣に他人が座るオチになるのが嫌やったんで、一人側を希望。1番前だけは予約済みと言われたんで、じゃあ一番後ろの一人掛けで…と往復とも1番後ろの一人掛けの右端。この時は上手く希望通りいったとホクホクやったけど、後にこれが最低のオチになる。(特に帰り)
バスが着いて、バスに乗り込む。結構空いててよかったかも。一番後ろじゃなくてもすいてるので、寧ろ二人掛けにすればよかったと後悔。いっちゃん後ろの席の一人掛けに到着。なんじゃこりゃ?この席だけ窓際に非常出口だかのが飛び出してるし、窓もここだけ狭い。わざわざ早めに予約して、一番悪い席を選んだ体たらくに後悔。後悔先に立たずというけど、わざわざ一番変な席を自分で選ぶとは…。しかも4時間の往復で。帰りもここかよと涙が出そう。周りは誰もいないし、勝手に代わっていいのか迷ったけど諦めて4時間。帰りの時は運転手さんに聞いてみよう。
いつも千文字くらいやけど3000字越えた。文字制限はあるのかな?
一気に書きたいのですがわからないんでとりあえずここまでで続きはまた今度。島根どころかまだスタート地点の大阪やろ‼
申し訳ないですがそれではまた。
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