コロンブスが正しい海図を持っていれば日本という国は白人の国であった話

コロンブスが現在・アメリカ大陸と言われている所を発見していなかったら?という話。
クリストファー・コロンブスはアメリカ大陸の発見者として、小学生でも知っている存在である。小学生でも知っているから面倒なので説明は割愛するよ、あしからず。しかし、コロンブスは本当にアメリカと今、呼ばれている国を探していたのだろうか。
実際のところ、コロンブスはマルコ・ポーロの東方見聞録で、日本が黄金の国であるというインチキ話に騙されて、日本を目指して航海していたのである。知らない新大陸を探してたんじゃない。アジアを探していたんだ。
しかしながらマルコポーロがどこでそんなインチキ話を仕入れたか知らないが、全く迷惑至極な話である。マルコ氏は日本になんて一度として行っていないのに、ベストセラー小説を書きあげてしまったのである。まさに円谷英二先生をしのぐ空想特撮の世界である。
もっともコロンブス氏が一獲千金を夢見て、日本を目指すのも無理はない。日本にしてみればたまったものじゃないが、そういう時代だったのである。なにかにつけて『昭和が―』と叫ぶ、今の令和人気取りのおめでたい奴のようである。令和ったって5年くらいしかたってないんだけどね。
コロンブスはこのインチキな冒険談を基準にして女王様から航海の費用を捻出して、日本を目指す旅に出港する。本当にいい時代…というか、来られる方にとってはたまったもんじゃないんだけどね、呼んでねーよ。
実際のところ、現・アメリカ大陸の先住民族を考えると、日本にコロンブスが無事に到達していれば、黄金などを略奪されて(実際にはそんなにないけど)今のアメリカ合衆国のような侵略されて勝手に移住してくる白人主体の国になっていただろう。IFで考えると、この日本が白人国になっていれば、現朝鮮半島から、今の中国にも進出して、今とは全く違った世界地図ができていたと容易に考えられる。
さて、現実の(実際、現実かどうかなんて知らない。一説として言われている歴史ではの話)コロンブス氏は意気揚々と出港するが、もちろんその時代。船なんかも、海図はいい加減なもんである。もちろんアメリカ大陸なるものは存在しないし、今考える世界地図を想像してみても無駄だろう。いい加減な海図で旅をしたコロンブス様ご一行は、黄金の国・ジパングに行くつもりが、現在のアメリカ大陸のバハマ諸島に到着する。これこそが偉大なるアメリカ新大陸の発見である。もっとも、新大陸ではなく、ここはインドだと思っていたようだが。今は言わないが、昔のインディアン。つまり、インド人って事だからね。
正しい海図の重要さがわかるが、広大なアメリカ大陸と狭い見掛け倒しの黄金の国と結果的にどっちが良かったんでしょうね。どっちにしても、コロンブスが正しい海図を持って、日本に来ていれば。今、ここにいる私たちは存在していません。IFって、面白いような、怖いようなお話です。だから考えてる分には面白いんだけどね。


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