旧NISAは…?
新NISAについてこのブログではこれまで何度も触れてきました。
ですが!
新NISAの影で忘れられがちなものがあります!
いわゆる『旧NISA』の存在です。
新NISAで沸いてるけど…
今年は年初からテレビでも新NISAの話題を多く見かけますね。
これをきっかけに新たに投資を始める方には関係のない話ですが、新NISA開始前から投資を始めていた人にとっては忘れてはいけないのが、「旧NISA」の存在です。
新NISAが始まり、新しく始めることには関心が向きますが、もう新たに買い増しもできず置いておくだけとなってしまったものは、興味・関心が薄れてしまいがちですよね…
ということで、今回は影が薄くなりがちな「旧NISA」をどのように終わらせるのかについてです!
NISAの終わらせかた
旧NISAをしていた方はご存知かと思いますが、新NISAとは異なり旧NISAの制度では保有年数に期限がありました。(つみたてNISA:20年、一般NISA:5年)
この制限を超えると、NISA口座で保有していた株式や投資信託は特定口座に移され、それ以降に発生した利益は課税対象となってしまいます。
そのため、一般NISAで得た利益のすべてを非課税にしたいという場合は、5年以内に売却しなければならないのです。
年数は異なりますがつみたてNISAも同様です。
損益通算ができないので…
NISAでは、複数の口座の利益と損失を相殺する損益通算や、損失を最長3年間にわたって利益と通算できる繰越控除が使えません。
そのため、5年が期限の一般NISAは5年以内に目標の値まで利益が出たら売却することが大事だと個人的には思います。
ただし、これは一般NISAの話。
つみたてNISAは期限も長くなりますから、少し考え方が異なります。
忘れないで!
つみたてNISAは、一般NISAとは性格が異なり、長期目線で運用していくものです。
実は20年もの期間、さまざまな資産に分散して投資しておけば、損失はほぼ出ないというデータがあります。
つまり、「一般NISA」と比べると損失が出にくい「つみたてNISA」は、期限の20年ギリギリまで持っているとある程度安心といえるのです!
ただ、20年も運用しているとその運用自体を忘れてしまいがちです。
しかも新NISAもありますから、なおさら旧NISAのものは闇に葬られて…
なんてことにはならないように、事前に非課税保有期間の終わりの年を確認し、そこまで運用し続けるということを忘れないようにしましょう!
「忘れてた!」なんてことにはならないでくださいね!
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