【ピンチはチャンス⁈】暴落は買いどき⁈
テレビなどでは、株価が上がってくると徐々に注目度が上がっていき、連日のように報道されます。
普段ならあまり耳にしないような番組でも株価情報を取り上げるようになると、『あ、上がってるのか!買ってみようかなぁ〜』なんて気持ちになってきませんか?
でも、それが危険なんです!
世間は『高騰』で買う⁈
冒頭のように株価が上昇してくると、興味のなかった人や市場から離れていた人が再び目を向けるようになります。
普段なら取り上げないようなニュース番組でも取り上げるようになってくると、意識していなくても報道が耳にするようになって、ますますこれまで投資から距離を置いていた人たちが惹きつけられるのです。
そして、普段よりも値段が上がっている状態ですから、いわゆる『割高』な状態にもかかわらずその人たちは買ってしまいます。
周りが儲かっている波に乗れていないので、『損をしたくない』という感情が働いて『割高』という部分を見えないようにしてしまうのです。
人間の感情って恐ろしいですよね。
ただでさえ高かった値段は需要の拡大でさらに上がります。すると、さらに報道も盛り上がって人々を惹きつけるのです。
『いつかは下がる』
おそらく一定数の人は、それを恐れて警戒し始めるのですが、『それがいつ来るのか』は誰にもわかりません。『いつかは来るけど、今ではない』という考えにほとんどの人は飲み込まれて、高い状態でどんどんと買ってしまいます。
株の基本『安い時に買って高く売る』
しかし、この流れはいつまでも続きません。
本来の価値以上になった値段は需要の波がおさまってくると一気に元に戻ります。
焦って売りに出す人も増えて、さらに値段の下降は加速していきます。これがいわゆる『暴落』です。
さきほども登場した『損をしたくない』という感情がここでも邪魔をします。
『今売ったら損だ。相場は波があるから、波がおさまって値段が上がるまで待つ!』と傷が浅いうちに売却できるタイミングを逃して、いつまでも持ち続けてしまうのです。
この一連の流れは、株式投資の基本とは真逆の動きです。
株式投資の基本では、『株は安い時に買って、高くなったら売る』のが鉄則です。
つまり、相場が上がり始めて世間が盛り上がってきた時点で波に飛び乗ってしまう時点で間違いなのです。
相場が盛り上がる前に持っておいて、上がったら売却、下がったら再び購入してそれを今度は持ち続けておけば、銘柄によっては配当や優待の権利を得られる可能性もあります。
株価は『コツコツ、ストン!』
株価は、上がっていくときにはじわじわと上がっていき、下がるときは上がってきたよりも早いペースで下降します。
ジェットコースターみたいですね!
この動きを音で例えたのが『コツコツ、ストン!』なのです。
1日一歩、3日で三歩、三歩進んで二歩下がる
という歌詞がありましたが、まさに株価の動きをそのまま表現している歌詞だと思います!
利益を出す投資家は、この『ストン!』がきたときに買い時かもしれないと注目度を上げるのです。
世間では『暴落だ!』『大損した!』と騒いでいるところを逆に虎視眈々とお買い得になった銘柄がないか注目してみているのです。