「72の法則」と「100の法則」
7月31日に日本銀行が金利の引き上げを発表したのは記憶に新しいですね。
それを受けて大手金融機関は早速預金の利率を引き上げました。
今後はこの影響が徐々に私たちの生活に影響していくことになりそうですね。
さて、「金利」といえば覚えておくと資産運用に活用できる便利な計算式があります。
今回はその計算式について触れていきます!
72の法則
みなさんは『72の法則』を聞いたことがありますか?
これは、お金が2倍になるまでに必要な期間がわかる計算式です!算出される結果(期間や金利)は、大まかな数字であって、正確な数字ではありませんが、目安の数字を出すことが可能なのです。
どのような式なのかというと、72を金利で割るというシンプルなものです。
たとえば、金利3%でお金を運用した場合、何年で2倍になるかを知りたいときには、
72÷3=24
となるので、約24年で2倍になることがわかりますね!
また、この算式は72÷お金が2倍になる期間≒金利と変形できます。
こちらを使えば、お金を2倍にするためには、何%で運用する必要があるかもわかるのです!
たとえば、10年でお金を2倍にしようと思った場合には…
72÷10=7.2
となりますので、金利7.2%で運用する必要があることがわかりますね。
ちなみにこの計算式は複利を前提としていますから、お気をつけください。
100の法則
続いてご紹介するのは『100の法則』です!
先ほどご紹介した『72の法則』は複利が前提でしたが、こちらの法則は単利で運用する場合の計算式です。
計算式は72の法則のときと同じように「100÷金利」となります。
例えば、単利3%で運用した場合、元本が2倍になるまでには100÷3≒33年かかることがわかります。
このようにどちらも意外とシンプルな計算式ですが、資産運用の予測に活用できる便利なものです!覚えておくと役に立つかもしれませんよ!
おまけ 115の法則
今回はおまけということで、『115の法則』もご紹介します!
「115の法則」とは、複利で運用する場合にお金が3倍になる期間を知るための計算式です!
今回ご紹介した二つの法則とは異なり「2倍」ではなく「3倍」というところがポイントです。
こちらも式はシンプルで「115÷金利」で求められます!
例えば、複利3%で運用した場合、115÷3≒38年で元本が3倍となります。
なお、こちらの法則も複利の前提であることにご注意くださいね。