【今さら聞けない⁈でも大丈夫!】ウォーレンバフェットとは?
ここのところ、日経平均株価がバブル崩壊後の最高値更新のニュースが続いています。
新NISAによる投資家の増加のため…と報道では耳にしますが、それ以上に大きな影響を与えているとされているのが、外国人投資家の影響です。
円安の影響で日本の優良企業も海外の投資家達から見ればお買い得になっているのです。
数多くの外国人投資家の中でも、最も有名な投資家と言っても過言ではないのが、ウォーレン・バフェット氏ではないでしょうか。
ウォーレンバフェットとは?
一見すると眼鏡をかけた優しそうな普通の老人です。
ウォーレン・バフェットは、米国人投資家であり、四半世紀以上にわたり世界長者番付トップ10に君臨し続ける資産家です。自らが経営する投資会社であるバークシャー・ハサウェイの株価を45年で82万%も上昇させた実績も持っています。既に凡人にはわけがわからないですね。その経歴も子どもの頃から凡人離れしており、なんと11歳で投資家デビューしたのです!そして、バフェット氏はたった一代で巨万の富を築き上げました。
実際、本屋さんへ行くとバフェット氏に関する書籍が数多く出版されています。
バフェット氏は『賢人』や『神』などと呼ばれており超人のように扱われ、米国だけでなく日本や世界に多くのファンを持っています。そこまで人々の心を掴むものは何なのでしょう?
大富豪でも意外な一面も!
バフェット氏は世界的な大富豪ですが、彼の言動には傲慢さは微塵もありません。その証拠に慈善事業にも熱心で、2010年にビル・ゲイツとともに寄付活動を開始したことでも知られています。本当の成功者は驕らないものと言いますがまさにその典型と言えるでしょうね。こんな人に私もなりたい…
そのギャップは、私生活でも顕著に表れています。なにしろ1958年に3万1500ドルで購入した質素な家にいまも住み続けているのだそうです!ハリウッドスターの持っているお城のような超豪邸ではないのです。一応この方は世界的な大富豪なのですけどね…
服装にも無頓着で、食事についても「腹を満たせればいい」という考え方。ジャンクフードも大好きだそうで、なんだか子どもがそのまま大きくなったような感じですね!
しかし、それでいて教育には熱心。甘やかすことは子どものためにならないという信念のもと、3人の子どもを厳しく育て、成功へと導いてもいます。
多くの人から支持されて、稀代の資産家、投資家として長きにわたり語り継がれているのも当然と言えますね!
バフェット氏の投資手法とは?
そんな世界的な投資家であるバフェット氏はどのような投資手法を用いているのでしょう?
実は、前回のブログで少し触れましたが、バフェット氏はバリュー投資を駆使しています。
『え⁈ならば投資初心者でも真似すれば大金持ちになれるの⁈』という方もいらっしゃるかもしれませんが、バフェット氏のバリュー投資は難易度が高めです。
前回のブログにも書いたように、バフェット氏は古くからある産業で景気に左右されにくい生活密着型産業の中でも老舗企業に目をつけます。
本来ならばそれほど大きく下落することはない優良企業の株価が、イレギュラーな原因によって本来の株価よりも下落したタイミングを狙って買うのです。
バリュー投資は割安株投資という側面が強いですが、バフェット氏のバリュー投資は実際には優良さに大きな重点が置かれており、それをできるだけリーズナブルに思える価格で買っていくという傾向が強いのです。
バフェットの素晴らしい投資成績の要因は、優良株に限定した銘柄選びももちろんのことながら、高値と感じられる時期には株式の購入に慎重になり、大きく株価が下がった局面では着実に株式を買っていくという投資タイミングの選び方も大きく貢献しているのです。日々市場を観察して割安が割高かをきちんと分析しているからこそできることです。
まさに「株は安く買って、高く売る」という株式投資の基本中の基本を忠実に行なっているのです、
何事も基本が大事ということですね。見習いたいです。
バフェットの格言を少しだけ
では最後にバフェット氏の格言を幾つかご紹介しましょう。
金持ちになるためにはルールを二つ守ること。第一のルールは損をしないこと、第二のルールは第一のルールを忘れないこと。
他人が貪欲になっているときは恐る恐る。周りが怖がっているときは貪欲に。
投資は力仕事ではない。人一倍、読み、考えなくてはならない。
喜んで10年間株を持ち続ける気持ちがないのなら、たった10分でも株を持とうなどと考えるべきですらない。
将来の生産性ではなく将来の価格変動を当てにしているとしたら、それは投機だ。