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投資の本当の意味
投資はお金儲けのイメージが強いです。たしかに間違いではありませんが、本質とは言えません。
私は、本来の投資の目的は「応援」だと考えています!
株式投資とは何なのか?
株式投資の本来の意味を考えてみましょう。
投資した会社の株価が、購入時点のものよりも上がれば儲けになりますし、逆は損になります。
本来の株式投資とは企業が投資家から資金を調達するための手段です。
資金を投資する投資家は、その企業を支援する目的で資金を提供します。
万が一、資金を投資した企業が事業に失敗して倒産しても、その資金が戻ってくるわけではありません。当然ですが、倒産した企業に返金や保証も求めることはできません。投資家は、企業とともに痛みを分かち合うのです。逆に企業の事業が成功すればその喜びを分かち合い、企業から支援のお返しがある場合があります。それが配当や優待です。
投資先を愛せるか?
投資の世界では、リターンが大きいほどリスクも大きくなります。一日で数百万~数千万もの金額の取引をしているような投資家は、それ相応のリスクを背負っています。
ましてや勝ち続けている投資家はこの世に存在しません。もし本当にいたらノーベル賞を取れるでしょう。
投資する前に、投資しようとしている企業や商品へのリサーチも欠かせませんし、万が一にもリサーチ不足で見通しと異なることがあっても、誰のせいにもできません。
投資家は、お金を投じる以上はその企業のサポーターとなり、その企業を支える一人でいなければならないのです。
ときには、これから起業する情報も名も無いベンチャー企業に資金を投入することもあるかもしれません。(情報がないとはいえ、起業家と会って事業計画をヒアリングしたり、商品のプレゼンを聞いたりそれなりの情報収集はもちろんします!)
そうなると、リターンは大きくなりますが、リスクも非常に大きくなります。
ですので、投資先はお金の価値が上がりそうなものという判断基準だけでなく、投資家自身が気に入る、もっと言えば愛せるようなものでなければいけないと言えます。
その投資先のスポンサーやファンになるといえばわかりやすいでしょうか。
もちろん一般の投資家はここまで大袈裟に考える必要はないという意見もあるかと思いますが…
私の個人的な考えとしては、投資先を愛せるかどうかは個人が投資をする際にも考慮する必要があると思います。
最近では「推し活」がブームとなっていますが、感覚は似ていると思います。
せっかく大切なお金を投じるわけですから、周りの意見に振り回されて見ず知らずの企業に投じるようなことは避けたいですね。「応援したい!」と思える企業を見つけたいところです。
皆さんも、もし株を買う際は「この会社のこと、好きになれるかな?」と自分に質問してみながら探してみると、新たな発見があるかもしれませんよ!