【新NISA口座開設前必読!】新NISAはどこで始めても同じではない⁉
2023年も残り10日ほどとなり、新NISA開始までも残りわずかとなりましたね。
「まだ証券口座開設していない!急いで銀行に行こう!」
でも、ちょっと待って!新NISAはどこでやっても同じではないんですよ!
どこでやっても同じではない⁉
皆さんは証券口座はもう作りましたか?
テレビの情報番組などでも新NISAの話題を目にすることが増えてきましたね。
「まだ口座開設していなかった!急いで銀行へ行かなきゃ!」
焦っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。気持ちはよくわかります。でもちょっと待って!
新NISAを始めるにあたって大事なことがあります。
新NISAはどこの金融機関で始めても同じではありません!
皆さんも給与口座がある銀行はもちろん、近所のゆうちょ銀行や信用組合など金融機関へ行けばどこへ行っても新NISA口座の開設案内や広告を目にしているのではないでしょうか?
たしかに新NISAのための口座はどこでも作れます。
しかし、取り扱う商品数など金融機関ごとに違いがあるのです。
新NISA口座は基本的に一人一つですから、「あっちの銀行でもこっちの証券会社でも・・・」というわけにはいかないのです。もちろん、途中で変更は可能ですが、手続きが必要ですので正直言って面倒です!
しかもこれまでのNISAと異なり投資の期限がなくなりますから、これまでのように「期限が切れるタイミングで見直そう!」ということもありません。
ですから多くの方が一度その金融機関で口座を作ると、しばらくもしくは
ずっとそこで新NISAをやり続けることになります。
銀行やゆうちょでやるのはダメですか?
投資家の観点から見て、結論を申し上げますとおススメしません。
「あなたは元証券マンだから、証券会社の方が良いって言うんでしょ?」
そういうご意見もあるかもしれません。半分正解です。(笑)
ですが、もちろん私が元証券マンだから…だけではありません。
ではなぜ証券会社で新NISAを始めるべきなのか。
それは、そもそも一般の銀行やゆうちょ銀行などの証券会社以外の金融機関では、株が買えないからです。
これまでのNISAでは、一般NISAとつみたてNISAのどちらか一択でした。
つみたてNISAは投資信託を定期的に購入していく形になります。銀行などでも投資信託は販売されていますから、一般NISAを選ばなければ銀行などでもとくに支障はありませんでした。
新NISAでは成長投資枠とつみたて投資枠の二つの投資枠があり、併用可能です。
成長投資枠では投資信託の他にも株式の購入が可能ですが、株式は証券会社でないと購入できません。
投資への興味が膨らんで「よし!株を買ってみよう!」となっても、証券会社の口座でなければできないのです。
せっかく投資に興味を持っても、証券会社でなければ入り口で終わりになってしまうのです。
証券会社だから大丈夫!…でもない⁈
では、証券会社ならばどこでも良いのかと言えば、それもNOです。
商品数の多さや取引手数料でネット証券が個人的にはオススメですが、そのネット証券でも取扱商品数では大きな差があります。
下記にいくつかのネット証券と取扱投資信託銘柄数(つみたて投資枠)を並べてみました。
楽天証券→206銘柄
SBI証券→211銘柄
松井証券→212銘柄
岡三オンライン証券→93銘柄
GMOクリック証券→35銘柄
いかがでしょうか。全て『ネット証券』で検索すると上位に名前が出てくる証券会社ですが、それでもこれだけ差があるのです。
ちなみにネット証券だけを比較したのは、それ以外の銀行や大手証券会社などは差がさらに大きくなってしまい、残念ながらあまり比較にならないからです。
ゆうちょ銀行→15銘柄(株式は購入不可)
三井住友銀行→4銘柄(株式は購入不可)
大和証券→19銘柄
みなさんも名前を知っているような大手銀行や 大手証券会社でもこれくらいです。さらに手数料がかかります。(これはネット証券でも同じですが、手数料は商品によって違うため、商品が多いほど安い商品も多くあります。)
さらには、ネット証券の中でも楽天証券やSBI証券は提携しているカードがあるだけでなく、ポイントも付与されるので…もう言うまでもないですね。
ちなみに私はSBI証券を使用しています。
楽天証券やSBI証券はよく比較されますが、ここまでくるとどちらを選んでも、正直そこまで大きな差はないと個人的には思っています。
取引手数料の無料化を発表したSBI証券が一歩リードしているような感じですが、通販をよく利用する方にはまだまだ楽天証券も魅力的ですね!
ですので、これから新NISAを始める方でまだ口座をお持ちでない方は…
ぜひネット証券での口座開設をオススメします!