投資は予想はするな!〇〇を見るべき⁈
この時期になるとよく「2024年の日経平均大予想!」といった今年の相場の予想をする見出しの記事を見かけたりします。
ですが、投資は予想をしてはいけません。たとえプロであっても未来の相場を予想することは難しいのです。(とはいっても予想をしてしまいがちなんですよね・・・)
初心者が知らずにやると火傷しますよ!
予想してはいけない?
これから購入した株の値段がどうなるのか、相場は上がるのか下がるのか・・・
投資の世界では常に予想が行われています。
「これから決算発表がある」
「今日は金融政策の発表日だ」
予想すること自体は悪いことではありません。もちろん、その予想を当てにすることも自由です。
ですが、あくまでも予想は予想です。当たることもあれば外れることもあります。大切な資金を投じて結果的に予想が当たればいいですが、外れてしまえば大変なことになります。
ですから、投資初心者はとくに予想をしてはいけません!
予想ではなく事実を見て!
「では予想をしないでどうしろっていうの?」
「思いつきで投資したらそれはギャンブルでしょ⁉」
そう思われる方もいるでしょう。
ですから、予想ではなく事実を見ましょう。(投資初心者に限ったことではありませんが)
こう書くとなんだか少年漫画の名探偵の主人公のようですが…
現在の事実を見ても何もわかりません。ここで言う事実とは、過去の経験のことです。
たとえば、これからみなさんが「36時間寝ないでください」と言われたとします。それからなんとか36時間起きていたとしましょう。36時間後にはどうなっているでしょうか?
よほど寝なくても大丈夫な人でなければ眠くなっていることでしょう。(ときどき寝なくても大丈夫な人がいますが、今回はそのような人は除きます)
でも未来のことなのになぜ「眠くなる」とわかるのでしょう?予想でしょうか?
あるいは、これから36時間後まで何も食べないでいてくださいと言われたとして、36時間後まで何も食べないままでいたら36時間後にはどうなっているでしょう?
おそらく、ほとんどの人は空腹になっていることでしょう。(さすがに避けられる人は少ないのではないでしょうか?仮にいたとしたらかなりの省エネ人間ですね!)
なぜ空腹になるとわかるのでしょう?
どちらの例も過去の経験を経て結果という事実を学んでいるからです。寝なければ眠くなりますし、食べなければ空腹になります。これまで生きてきた中で経験して学んでいるのです。
投資する企業を見極めよう!
企業でも同じことが言えます。現時点で赤字でもこれから成長が見込まれる会社があります。
実際、上場しているベンチャー企業の中には先行投資をしているため現在は赤字ですが他社にはない武器を持っているという会社も少なくありません。いわゆるダイヤの原石です。
現在の事実だけを見てしまえば赤字の小さな会社で終わってしまい、投資対象にならないかもしれません。しかし、企業を分析して他にない武器があれば立派な投資対象になります。
実際、国内外問わず小さなベンチャー企業が今や誰もが知る大手企業に成長した例は多くあります。
みなさんが使っているであろう通販大手のアマゾンやスマートフォンで有名なアップルも小さなガレージから立ち上がった会社です。
ソニーやホンダも小さな町工場から誰もが知る大手企業になりました。
これらの企業は世間の需要を見極めて、研究を重ねて試行錯誤を繰り返して「これなら売れる」という事実を見つけてヒット商品を出してきたわけです。(もちろんある程度の予想も加味しているとは思いますが)
もちろん上場している企業の中でも全てがそのような会社ばかりではありません。
ですが、市場の中には現時点ではあまり名も知られておらず、しかも赤字であっても将来の伸びしろがある企業が存在していることも事実です。
このような会社が必ず見つかるわけではありませんが、投資初心者が投資の基本原則として、このような会社を探すように意識することはとても重要だと思います。
実際に投資をした時にはマイナーだった会社が数年かけて誰もが知るような企業になれば投資した人間としても嬉しいですし、投資をした人にとって自信にも繋がりますね!
繰り返しになりますが、予想すること自体は悪いことではありません。ですが、基本姿勢は事実を見て成長する期待値の高い企業へ投資することを心がけたいものです。(投資に限らず初心者でなくなるとだんだん基本に忠実でなくなりますからね!)