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投資と干支⁈
皆さんの干支はなんですか?
実は投資の世界でも干支は存在感を発揮しています!
「え⁈何で投資と干支に関係があるの?」と思われる方もいらっしゃるでしょう。
辰巳天井!
以前のブログで、投資家は格言に素直という話をしました。
投資の世界ではいくつもの格言があります。
その格言の中には干支に関わるものがあります。
特に、今年はもう残り1か月をきりました。来年の干支は「辰」ですね!
「辰巳天井」という株の格言があるのです!
これはその干支の年の相場展開を表しています。辰年とその翌年の巳年は相場が高値をつける(天井になる)という意味なのです!なんだか今からワクワクしてしまいますね!
他の干支にも格言が…
ちなみに、この格言には続きがあります。
午(うま)尻下がり、未(ひつじ)辛抱、申酉(さるとり)騒ぐ、戌(いぬ)笑い、亥(い)固まる、子(ね)は繁栄(繁盛)、丑(うし)躓(つまず)き、寅(とら)千里を走り、卯(う)跳ねる
このように辰巳だけでなくすべての干支にその年の相場を表す格言があるのです。
自分の干支が辰巳のように良い意味なら嬉しいところですが、よく見るとあまり嬉しくない表現の干支もちらほら…
格言は本当なのか…?
では本当にその年の相場は格言の通りなのでしょうか?
もしそうだとしたら、来年は今から期待してしまいますね!ワクワク!
日経電子版に日経平均株価の算出が始まった1950年から2015年までの66年間で年末の大納会の終値と前年末の終値を比較したデータが出ていましたので、今回はそれを参考にしてみます!
その年の株価が最終的に上がっていれば「勝利」、下がっていた場合には「負け」として、勝率にして比較しています。
上昇したのは計42年、下落したのは計24年で、上昇した年の方が多かったです。
酉年は上昇が4回、下落が1回(1957年)と80%の確率で上昇していました。これは申(さる)、戌(いぬ)、亥(い)と並び干支の中で最も高い確率です。ちなみに最も勝率が低いのは寅の(とら)年の17%(上昇が1回)でした。寅は走るとなっていますが、調子が良くないのでしょうかね…(笑)
過去6回の辰年は勝率が67%(4勝2敗)ながら年平均騰落率は28%と十二支の中で最も高く、酉年の騰落率15%を上回ります。
格言どおり、勝ちやすい年(上がりやすい)と言えそうですね!
騰落率って⁈
ところで、「騰落率」という言葉がしれーっと出てきましたね…騰落率とは何なのでしょう?
騰落率とは、ある期間の始めと終わりとで価格がどれだけ変化したかを表すものです。 たとえば、価格が100円の運用商品が105円になれば5%の上昇、90円になれば10%の下落となります。
辰年は3割近く上がっているということになりますね!
騰落率は投資信託の判断材料にもなっていますので、軽〜く覚えておくと役に立ちますよ!
ということで今回は干支の格言についてでした!
ここまでお読みいただきありがとうございました!