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【超重要!】金利って何なのか?

 前回の投稿では、FOMCについて、なぜ注目が集まっているのかを書きました。

 金利は景気を左右することもあり、非常に重要なのです!

 でも金利って何なのでしょう?

 金利の動きはどのように市場に影響するのでしょうか?

そもそも金利って何?

 みなさんは金利と言われて、どんなイメージがでてきますか?

 投資をしていれば切っても切れないものですし、日常生活でも少なからず関わってきますね。

 例えば、住宅を購入したい場合、全額現金で賄えれば理想的ですが、額が額だけにそのような方は一部に限られるでしょう。
 そうなると、金融機関で住宅ローンを借りることになりますね。

 あるいは、新たに自動車を購入する場合でも同じで現金が足りない部分は自動車ローンを借りることになります。

 どちらも借りてから返すまでの期間がそれなりにあるでしょうから、その期間分の利息を金融機関に払う必要があります。

 また、金融機関に現金を預けておくと、金額に応じて利息が支払われますね。(利率が低いため、現在は存在感がありませんが…)

金利とは、いわゆる利子のことであり、投資においては利率や利回りなどもそれにあたります。

侮れない金利の影響力!

 では、金利は投資においてどのように影響を与えるのでしょう?

 まずは投資に限らず再び日常生活で考えてみましょう!(わかりやすくするため、細かいことは置いておいて、単純化してお伝えしますね!)

金利が上がるまたは下がるとどう影響が出るのでしょう?

 最近、騒がれているのはやはり住宅ローンの金利ですね!

 2023年末時点で日本の金利は非常に低いので、借り入れ期間が長期になりがちな住宅ローンの借り手は、金利が上がる前にローンを借りようと焦る人も出てくるでしょう。住宅を販売する各メーカー側もこの機会を逃すまいと必死です。
 ローンを借りる側とすれば、なるべく余分なお金は払いたくありませんから、金利は低ければ低いだけ良いですね。低いタイミングで家を購入しますね。自動車などの購入でも同じく、金利が低ければそれだけローンを組んででも購入する人が増えるでしょう。

 また、大きなものを買わない人の場合はどうでしょう? 

金利が上がると利息が増えるわけですから、預金をしようと考える人が増えるでしょう。つまり、お金を使う(市場へまわす)よりも置いておく人が増えるのです。

 投資においても上のような動きが出てきます。金利が上がると、リスクがあっても値動きで利益を得る商品よりも、債券のようにリスクを抑えて利息で利益を得られる商品の需要が高まります。投資家も人間ですから、出来ることならリスクをなるべく抑えて心穏やかに過ごしたいですからね。利率によっては、かつての日本のように投資しなくても預金でそれなりに資産形成ができてしまうかもしれません。

 そうなると、株などは売却して債券を買おうとしたり、預金をする人が増えますから、平均株価などの指数は下落しますね。市場からお金が減るのです。

 逆に金利が低くなるのであれば、預金に置いておくとほとんど利息が付かないのと同じように、債券などの商品よりも、多少のリスクは覚悟して株などの商品に資金を投じた方が利益が出やすくなります。つまり、市場にお金が流れてくるのですね!

金利が市場を動かしている⁈

 上記のように金利は、市場に大きな影響を与えています!

 上がるだけでなく下がる場合でもお金の流れや人の心理に大きな影響を与えるのです。

 そして、このお金の流れと人(投資家)の心理によっては、その国の景気が動くこともあります。

 先ほども書いたように金利が下がれば投資に限らずお金を使う人が増えますし、上がれば使わずに預金などに置いておく人が増えます。

 景気が加熱しすぎ(バブル状態になりそう)であれば、そうなる前に金利を上げて、あえて景気を減速させることもできますし、景気が悪いのであれば金利を下げてお金の流れを加速させることで景気を回復方向へ向けられます。

 つまり、金利をコントロールすることでお金の動きをある程度コントロールできるのです!

 金利は投資家だけでなく、投資をしていない一人一人に影響を及ぼし、国の経済政策の一つの手段でもある、大事なものなのですね!

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