スピードは求めない

『期待を裏切られた』という表現があります。

あるいはその逆の『期待を裏切ってしまった』という表現の方がスポーツ選手のインタビューなどで耳にするかもしれません。

この言葉では『期待している・されている』という前提があります。

しかし、そもそもの前提がずれていると、いくら期待したところで望む結果は永遠に訪れませんよね？

今回は投資に期待しがちなことをクローズアップします！

世間の前提はズレている

投資を始めるきっかけは？と聞かれて『投資で一攫千金を狙いたい』『あの株を買えば儲かりそうだから一発勝負してみたい』という人がいます。

また、世間の投資に対するイメージでも『大きく・早くお金を手にできる』イメージが強くあります。

たしかに投資で注目されるのは投資を通じてたくさんのお金を得た人です。

そして、その人がどのようにそうなったのかを真似しようとたくさんの人が投資に挑戦するわけです。

ですが、そもそも初心者でも利益が出るような投資の方法では、この前提条件が崩れます。

初心者に限らず運用で利益を上げやすい方法は『長く・コツコツ続ける』ものです。

世間のイメージのようなものは投資ではなくギャンブルであって、誰もが簡単に真似できるものではないのです。

リスクを考えたら…

運用はなるべく長く続けるのが正解です。

投資に失敗してやめてしまう人の多くはわずか数ヶ月単位でやめていきます。

リターンを追い求めた結果、リスクが高くなり過ぎてしまい、金銭的にも精神的にも継続不可能となるのですね。

リスクを抑えることを考慮すると、投資のやり方は必然的に『長く・コツコツと』という形に落ち着きます。

着実に利益を出すためには、リスクをなるべく抑えて投資を続ける必要があるのです。

うさぎと亀のおはなしのように、コツコツと進んでいくことが実は最短でお金を増やす方法なんですね。

ですから、投資を始める前に『投資で一発、儲けるぞ！』などという考えは持たないようにしてください。

そもそもの期待することがズレているので、ほぼ『こんなはずじゃなかった…』という結果になってしまいますよ！