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信じるべきは〇〇だ!

最近はネット広告などで、

絶対に負けない投資術!

誰も知らない秘密の運用を登録者だけに公開!

といった投資教室(?)のような怪しい広告が多く出てきますね!

 それをみて「こんなの嘘に決まってる!」と思いましたか?それとも「え?そんな方法があるの?儲かるの?」と心が揺らぎませんでしたか?

あなただけ・・・?本当に?

 冒頭のようなうたい文句の広告が最近多いですよね!

 おそらく新NISA開始が近いのでそれを狙っているのかもしれませんが…投資に限らず、「これからの時代に絶対儲かる副業!」とか・・・「LINE登録で絶対儲かる投資のマル秘術をあなただけに伝授!」とか・・・

 中には有名な起業家やテレビ出演経験もある経済学者の写真(おそらく無断でしょうね)を使っている広告まであります。ネット広告って審査が緩いのでしょうかね?
 しかもよく見ると使われている漢字表記に見慣れないものが入っていたりします…(外国産かな?)

 私自身は投資をやっていますし、証券会社で営業をしていた経験もありますから、それらを見ても心動くことはありませんが、実際に動いてしまう人もいるでしょう。

 これらの広告には投資の業界ではあり得ない「絶対」や「あなただけ」といった文言が頻繁に使われています。

 このブログでも繰り返しお伝えしていますが、元本保証や利益保証の投資商品は存在しないのです。

 また、「あなただけ」というフレーズも使いません。投資商品は投資信託をみればわかりますが、なるべく多くの投資家から資金を集める必要があります。販売数が限られていたり、調達資金の金額が少ないものは事実上限定みたいな形になってしまいますが、それでも『特定の方限定』のような表現は使いません。というか使えません。

 このようなフレーズを使っている時点で広告主が金融機関ではない可能性が高いです。

信じるのは自分の知識!

 こう言ってしまうと、「お前だって投資について書いてるし、そもそも元証券マンだろ!」とツッコミが来てしまいそうですが…

 投資をする上でブレてはいけないもの…

 「自分の知識とそれに基づく事実を信じること」です。

 以前のブログでも触れましたが、金融機関の社員(銀行などに限らず証券マンも!)でさえ、完璧な人はいませんし、ましてや会社の看板を背負っている立場上、100%お客様と同じ目線ではありません。売った商品が本当に儲かるかどうかはわかりません。

 外見や言葉は優しそうで丁寧であれば尚更です。証券マンは詐欺師とは違いますが、優しそうでいかにも人が良さそうに見えるのは共通している部分かもしれませんね。

 もちろん、最初は知識も少ないですから信じることに不安を感じる方もいらっしゃると思います。

 むしろ自分の知識に不安を感じている人は投資の意識が高い人とも言えます。そういう人は自信を持って良いです!これからバンバン知識収集していきましょう!

自分の買った商品をもっと知って!

 よく証券会社や金融機関の営業を嫌う人に「騙された!」という人がいます。

 そう言う人はだいたい損をしているお客様です。

 「買ったときは上手いことを言ってたのに結果は損しているではないか!騙しやがって!」

 お客様の主張もだいたいこんな感じで共通していることが多いです。

 詐欺集団ではない金融機関である以上は騙すようなことは言わないはずです。もちろん、担当者の説明不足もあり得ます。

 ですが、前提として『絶対に利益がでる』商品はありませんし、売った当時は利益が出る可能性が高くてもずっと何もせず持ち続けてタイミングを逃せば損になることも十分にあります。

 相手を疑わずに検討もせず買って、しかも途中で何もせず放置していた訳ですから…

 買った時点でその商品に関する知識が乏しかったとしても、よほど購入直後に大暴落などがなければ途中で調べていつ売却すれば損を最小限にできるかもしくは利益がでるかオリジナルの投資シナリオを考えることはできたはずです。

 つまり、「騙された」という人の多くは知ろうとしていなかったのです。

 繰り返しになりますが、投資は買って終わりではありません!売却するまで続きます。しかも、売却の方が難しいのです。

 詐欺に遭わないためにも、知識を少しずつでも良いので蓄えて、怪しいものやよくわからないものには近寄らないようにしましょう!知識は自己防衛になりますよ!

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