日本株買うときは米国を見ろ⁉
「今日の円相場は小幅な値動き・・・」
「今日のニューヨーク市場は・・・」
テレビのニュースでは番組の終わりなどに為替の情報やニューヨーク市場の動きを少しだけ伝えます。
「日本株に投資しているから、円相場や米国市場なんて関係ない!」
そんなことはありません!為替も米国市場も日本株と切っても切れないものなのです!米国に投資していないからと言って無視は危険ですよ!
日本株だから・・・大丈夫?
投資初心者の中には外国株式用の口座をお持ちで米国企業の株を個別に投資している方もいらっしゃるでしょう。(割合は多くないと思いますが)
ニュースで伝えられる為替やニューヨーク市場の情報は、一見すると上記のようなが外国の株をしている方だけが対象の情報のように思えますが・・・
実際にはそんなことはありません!日本株しか持っていない方にも大きな影響がある重要な情報なのです!
「私は日本の企業の株しか持っていないし、FXもしていないから為替も関係なし!」
こんな考えは投資をするのであればすぐに改めてください!
米国と切っても切れない日本市場
金融市場もグローバル化によって世界中が繋がっており、特にアメリカの市場の影響はすぐに世界中に広がります。
最近では「リーマンショック」がありましたね。
ニューヨーク市場は日本時間だと深夜から早朝に開いています。
ニューヨーク市場が閉まると日本市場の時間となり、「ニューヨーク市場で下落が起こるとそのままの流れで東京市場も下落する」といったように影響が真っ先に出やすいのです。
為替の影響も無視できない!
アメリカの大統領選挙のときに為替の相場が円高になったり逆に円安になったり…
なんてニュースを見た事がありませんか?
為替も米国の影響をモロに受けてしまいます。
日本円は世界的に見ればリスクの低い資産とみなされています。
そのため、大統領選挙などで経済政策が見通せなくなった時などは、リスク回避の回避先となるのです。(日本にいると、とてもそんな風には感じませんけどね!)
そうなると円の需要が増えてドルから見て円の価値が高くなるいわゆる円高になって輸出品の売上が下がるため(円高になると値段が上がってしまいますね!)輸出企業には悪影響が出ます。
では輸出・輸入の関係ない国内の企業であれば海外の影響は考えなくても大丈夫でしょうか?
国内産業でも…影響大⁈
輸出企業には悪影響なのですから、逆に輸入企業や国内産業の企業ではどうでしょうか?
答えはNOです!
日本経済はもともと資源を輸入して加工する貿易によって発展してきた経緯があるため、上場している企業も輸出企業の割合の方が多いのです。
そのため、輸入企業や国内の企業に恩恵があったとしても、輸出企業が受ける悪い影響の方が優ってしまうのです!
いかがでしたでしょうか?米国市場を無視できない理由がいくつも存在しているのです。
地理的にも歴史的にも、そして市場の成り立ちを見ても米国の影響が日本市場に出てしまうのですね!