【実はすごい⁉】クリスマスと経済
2024年も残すところ、あと一か月を切りましたね!
年末のイベントと言えば「クリスマス」があります。今年もあと2週間ほどでやってきますね。
クリスマスの経済効果は、なんと7,000億円とも言われています。(ちなみに過去には1兆円だった時期もあったそうですが・・・)
この規模はまさに年末の一大イベントといった感じですね。
今回はクリスマスと経済について触れていきます!
クリスマスの経済規模
クリスマスに限らず、日本には経済的に大きな効果を及ぼすイベントがいくつもありますね。
お所月の福袋商戦に始まり、バレンタイン、ゴールデンウィーク、最近ではハロウィンも加わり、数か月おきに大きな消費の波が起こります。
そんな中でもクリスマスは他のイベントと比べても歴史が長く、実は規模も大きいのです!
毎年、新作のチョコレートの発表やイベントで賑わうバレンタインの経済効果は約1,300億円前後と言われています。
近年、主に都市部の繁華街やテーマパーク、小売店などで盛り上がりをみせているハロウィンの経済効果も、バレンタインと同じく約1,300億円といわれています。
ハロウィンはここ数年で急成長しており、今後もさらに成長していく市場とみられていますが、約7,000億円にもなるクリスマスとの差を縮めるには長い時間がかかりそうです。
数字で比較するといかにクリスマスがほかのイベントより影響が大きいかがわかりますね。
始まりは・・・
クリスマスは戦後のイベントというイメージがあるかと思いますが、実はもっと古く、明治の末期には銀座の百貨店各社がクリスマス商戦を展開していたとされています。
もちろん、誰もが百貨店で買い物ができる時代ではありませんでしたから、今とは違ってこの文化はまだ一部の人たちに限られていました。
それでも今のクリスマス商戦に近いことが100年ほど前から始まっていたのは意外ですよね?
お馴染みのイルミネーションも、実はこの頃に百貨店が店舗に飾り付けたことが始まりといわれています。
また、大正時代の竹下夢二の小説の中で子供たちがサンタクロースからのプレゼントを期待している様子が書かれており、大正時代にはすでに現在と近いクリスマスの形が確立されていたようです。
なぜクリスマスの経済効果はすごい?
そんなクリスマスの経済効果はなぜここまで効果が大きいのでしょうか?
大きな理由は波及する範囲の広さがあります。
例えば、バレンタインであれば、消費が拡大するのはチョコレートなどをメインとしたお菓子業界が中心となりますよね?
ハロウィンの場合ならば、子どもたちのお菓子に加えて、最近では若者が中心になって仮装を楽しむため、化粧品や衣装なども売れます。
ではクリスマスはどうでしょう?
バブル期のように高級レストランの予約が殺到したり、ブランドバッグが飛ぶように売れるといったことは現代ではあまりないと思いますが・・・
それでもお金の使い道は他のイベントよりも多くありますね。
ブランドバッグに限らず、子どもたちや大切な人へプレゼントを買う人も少なくないでしょう。
先程のディナーのように外食に使う人もいれば、オードブルセットや宅配ピザを頼んでクリスマスパーティーをする人もいたりと食事だけでもスタイルは多様化してきています。
イルミネーションを見るために出かける人や、自宅にツリーやイルミネーションを飾る人もいます。
また、旅行に出かけるという人もいます。実際、宿泊施設ではクリスマス限定の宿泊プランを用意しているところもよく見かけます。
外食、小売り、サービス、旅行・・・
ぱっと思いつくだけでもこれだけの業界に影響があります。
ほかのイベントよりもお金の使い道が多様で、金額もそれなりになりますね。
このようにクリスマスは様々な業種が恩恵を受けられる一大経済イベントなのです!