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【1円玉=1円ではない⁈】お金の原価と将来

みなさんはお財布にいくらくらい現金を入れて持ち歩いていますか?

最近ではキャッシュレス決済が普及して、現金を持ち歩かない人も多いようです。

かく言う私も以前よりは持ち歩く現金の金額は少なくなったように感じます。

今回は、お金の原価と将来についてです!

通貨の『原価』⁈

先ほどはどのくらい現金を入れているかを尋ねましたが、みなさんのお財布には硬貨が入っていますか?

1円玉や10円玉など日本円では複数種類の硬貨がありますね。

そして、その硬貨はアルミや銅などの素材から作られています。

もちろん、1円玉を作るのに必要な費用は1円というわけにはいきません。

硬貨を造るためにはそれなりの費用がかかっているのです。お金の『原価』とも言えるかもしれませんね。

硬貨や紙幣の製造コストについては公開されていませんが、素材の価格や使っている量などから推定はできます。

例えば、1円玉はアルミニウム100%で1グラムですから、1枚につき2円から3円ほどの製造コストがかかっていると推定されます。

同じように他の硬貨や紙幣も見ていきましょう。

5円硬貨は1枚につき7~10円、10円硬貨は10〜13円、50円硬貨は10〜15円、100円硬貨は25円程度、500円硬貨は30円ほどになります。

小さい金額の硬貨ほど価値以上に製造コストがかかってしまう仕組みなのです。

しかも、これはあくまでも素材の値段と量からの推定であり、実際には機械を動かすための電気代などのコストも発生していますので、もう少し製造コストはかかっていることになります。

これまでは、増税するたびに細かい金額の硬貨が必要となるため1円玉を多く製造してきた経緯があります。

今後は電子マネーの普及で細かい金額の支払いでも硬貨を使用する機会が減ってきていることが予想されているため、製造量も減っていくと予想されています。

ですが、実は1円玉ともう一つ別のお金が今後は製造量が減っていくと予想されています。いったいなんでしょう?

高額紙幣の減少

それが高額紙幣です。

円で最も高額な紙幣は、最近では人が変わりましたが、福沢諭吉さんでお馴染みの一万円札ですね!

なぜ高額紙幣が減ってしまうのでしょう?

最大の理由はやはり1円玉と同じく電子マネーの普及です。

たしかに、一万円札を使う場面て日常生活であまりありませんよね。

また、それだけではなく世界的に高額紙幣は減少傾向になってきています。

それは、高額紙幣は日常生活で使わないにも関わらず、詐欺や麻薬取引などの国際的な犯罪に使われることが多く、マネーロンダリング(資金洗浄)に重宝するからです。

実際にユーロでは、最高額紙幣だった500ユーロ紙幣が廃止されました。

日本も今年の7月に新デザインとなった際には「最後のデザインとなる」と囁かれていました。

キャッシュレス化の波は生活だけでなくお金まで変えてしまうかもしれませんね!

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