意外⁈こどものお年玉の使い道!
今年も残すところあと数日となりましたね!
お正月の風物詩といえば…
そうです!『お年玉』ですね!
今回は、現代の子ども達のお年玉事情についてです!みなさんはもらったお年玉を何に使いましたか?
そもそもお年玉とは?
以前のブログでも少し触れましたが、お年玉は日本独自の風習と思われがちですが、お正月をお祝いする文化圏の国々で現在でも存在しています。お年玉は中国由来の文化の一つですので、中国由来の文化に影響を受けた国が多いです。
中国やベトナムでは、子供だけでなく大人にも渡します。社長さんが従業員に配ったり、お金持ちがお手伝いさんへ日頃のお礼にと渡すのです。
日本式のお年玉は明治時代にできたものと言われています。実は最近になってできた文化なのですね!
本来「年神様」にお供えをしたお餅などを子供や使用人へ配っていたもので、日本でお金を配るようになったのは高度経済成長期からと言われています。年神様を祀る文化の衰退と同時に配るものもお餅→現金へと変化したのです。
神様が家に来ると、お供え物のお餅に「魂」が入ります。年神様の魂ということで、「年魂」→「年玉」となったわけですね。
お年玉の使い道〜小学生編〜
それでは、気になる?みなさんお待ちかねのお年玉使い道事情を見ていきましょう!
主な使い道の1位は「貯金」(61.8%)で、2位以下は「おもちゃ」(23.1%)、「ゲーム機・ゲームソフト」(20.5%)の順でした!
(学研総合研究所小学生白書2023より)
なんとなく予測はしていましたが、貯金がトップですね!
まだ子どもたちはお金についてあまり考えない年齢層でしょう。高学年であれば、多少はお菓子を買ったりし始めているとは思いますが…
親が「まずは貯金だ」と子供に言っているのがよくわかる結果ですね!
お年玉の使い道〜中学生編〜
続いては中学生です。年齢も上がりお金を自分達で考えて使い始める年齢層ですね!果たしてどのようになるのでしょうか?
中学生のお年玉の主な使い道は、小学生と同じく「貯金」(56.8%)が首位。2位は「お菓子などの食べ物」(23.2%)、3位は「本・雑誌」(22.8%)が続いています。(学研総合研究所中学生白書2023より)
こちらもトップは小学生と同じく貯金でした!親の言うことは偉大です。(笑)
また、ランキング上位には入っていませんが、性別ごとの上位で、女子の2年生および女子の3年生で「洋服」が入ってきます。これも年齢を感じさせますね。
お年玉の使い道〜高校生編〜
いよいよ高校生です!高校生になると社会に出てアルバイトなどで就労収入を得る子も出てくる年齢層ですが…果たして使い道はどう変化するのでしょうか?
1位「貯金」(71.9%)、2位「洋服や服飾品」(22.3%)、3位「本・雑誌」(21.2%)となり、「貯金」が2位以下と大きな差をつける結果となりました。(学研総合研究所高校生白書2021より)
やはり高校生も一位は貯金でしたね!それも圧倒的な差をつけて!
しかも、高校生白書によれば、前回調査(2018年)よりも貯金のパーセンテージが約20%も上がっているのだそうです。コロナ禍を経てお金への意識がさらに安全思考になったということでしょう。
また、高校生ならではと言えるのが、4位に「美容・コスメ」がランクインしているのも特徴的です。
やはりお年玉の行き先は…
ということで今回は小学生から高校生までのお年玉の使い道についてでした!予想はしていましたが、案の定「貯金」がトップでした!
あらためて、親の言うことを子ども達はよく聞いているものだと感じますね。
学校での金融教育の成果が現れるのはまだ先になることでしょうから、少なくともあと数年は貯金の首位の座は揺るがないでしょう。
子どもにはお金に困って欲しくないと考えるのが親の共通点ということなのでしょう。
投資や金融についての知識や教養はもっと普及してもらいたいと思いますが、まず前提として「お金は大切で貯金はすべき」という認識がどの年齢層にも普及していることは、少しホッとする結果ともいえそうですね。