【今さら聞けない…】ナスダックとは?
7月の暴落以降、相場の波が大きくなり、初心者にはなかなか難しい局面となってきていますね。
アメリカの指標も一進一退といった感じで、下落の火種がくすぶっているような状態です。
さて、アメリカで投資といえば『ニューヨークダウ』を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?
また、新NISAで投資を始めた方々は『S&P500』なら知っている!という方も多いことでしょう。
実はアメリカにはもう一つ、重要な指数があります!
ダウ、SP500、もう一つは?
日本で代表的な株の指数といえば、日経平均株価とTOPIXの二つがあります。
アメリカにおいて似たようなポジションの指数では、ニューヨークダウとSP500がありますね。
アメリカにはさらにもう一つ、割と耳にする指数があります。
それが『NASDAQ』(ナスダック)です。
そもそものナスダックは、指数だけでなく、市場の名称です。
ナスダックは1971年に開設された、新興企業向けの株式市場です。
正式名称は「National Association of Securities Deals Automated Quotations」といい、この頭文字を取ってNASDAQと呼ばれています。
全米証券業協会が運営するナスダックは、世界初の電子株式市場としても知られています。
指数のナスダック
続いて、ナスダックの指数についてご紹介します!
まずは『ナスダック100』です。
ナスダック100は、NASDAQ市場の時価総額上位100社(金融除く)で構成される株価指数です。
上位銘柄には、アップル、マイクロソフト、アマゾン、アルファベット(グーグルの親会社)、メタ=旧フェイスブック、テスラ、エヌビディアなど世界を代表するテックカンパニーが名を連ねます。
ナスダックには『ナスダック総合指数』という指数もあります!
ナスダック総合指数とは、ナスダックに上場している全銘柄を対象にした、時価総額加重平均型の株価指数のことです。1971年2月5日の値を100として算出しています。
ニューヨークダウとの違い
特に初心者の方が間違えやすいのが『NYダウ』ですね。どちらもアメリカの指数でカタカナという共通点があるため、混同しやすいのです。
NYダウは、正式名称を「ダウ工業株30種平均」といい、ナスダック市場またはニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場する銘柄の中から30銘柄を選出し、平均株価を算出したものです。
ナスダックだけではないのですね。
指数にはこの二つのように似ているものもありますから、内容をうろ覚えではなくしっかりと把握しておきたいですね!