20歳前後で心に残った言葉5つ
胸がすいっとする言葉を
小説や映画、漫画、ドラマ、特にライト目の作品から集めて、
ダラダラと紹介していきます。
ちょっとでも、読んでくれた人のプラスになれば嬉しく思います。
NO.1
高校生の時に読んだ小説『言の葉の庭』にて出会った言葉です。セリフの場面は、主人公が公園の東屋で出会った社会人らしき女性。その女性がチョコレートをつまみにビールを飲もうとした際出たセリフ。
ちゃんとしたビールの飲み方、ちゃんと会社に勤めてる大人、ちゃんと自立して生活できている人。この、「ちゃんとしてる」とは・・・?
高校生の僕は、いわゆる「完璧人間」「非の打ち所がない人」の存在を本気で信じていました。自分に対しても、他人に対しても。でも実際のところ、そんな優れた性格や社会性を備えた人なんてクリスマスのサンタさんレベルで存在するかどうかも怪しい気がしています。(21年ばかりの人生経験でありますが)
「周りを見渡すと、どんな人であっても、ズレててヤバいとこ1個2個見つかるな・・・もしかして、ちょっとずつおかしいのが普通だったりする?」20歳超えたあたりでようやく認識が追い付きました。遅ればせながら。
人より欠けてて劣っている自分を肯定して許せる言葉として、また、他人の揚げ足取りに執心しないための言葉として、1つ目に挙げました。
NO.2
何のマンガを読んでたとき出てきたか忘れたんですけど、高校生の当時、ドンピシャで刺さった言葉です。
人の個性は十人十色で、異なっているのは当然で、そこが人間の面白いとこなんですけど、狭い世界に生きる16,7の高校生って「人と違う」ってだけで今だったらドン引きするぐらい、えげつないイジり方するじゃないですか?
そん時に、「常識」とか「普通」っていうものは万人共通の普遍的/絶対的な価値尺度じゃなくて、「育った環境に大きく依存する/環境次第で左右される、ただの偏見を集めて出来た視野狭窄色メガネだったんだ!!」って思えたのは個人的に大きかったです。
NO.3
最近読んだ漫画に出てきて「おお…そうよなあ」って共感しました。
『言の葉の庭』にも似たセリフがあるんですが、「自分にとって特別なもの」って別に他人に理解してもらえなくても、他人にとって価値あるものじゃなくても全然OKってことを知り得ました。それだけは他人に絶対明け渡してはいけない、死守すべきものだったのです。
僕にもひとつふたつあります、心の支えであり、自我を形成する特別なものが。以前、軽く否定されて凹んだけれど、自分が特別に思えるのならこの先ずっと大事に持っていようと誓いました。ひとつはラジオです。もう一つは、一般的に共感を得にくい癖(へき)なのでここでは書きませんが・・・。
NO.4
大学1年生の春、アマプラで見たドラマで知ったセリフです。
世の中って大体が「こうあるべき」という「べき論」に支配されているじゃないですか?例えば、僕が言われて根に持ってるのだと、「まだNISA始めてないの?ふ~ん(嘲笑)」「大学生なんだからサークル入れよ。入ってねえの?お前ヤバくね(笑)?」みたいな。
各々そうするべき妥当な理由やら恩恵やらあるでしょうが、社会のスタンダードモデル/真っ当な生き方を他人に強要されたり同調したりするにしても限度ってものがあると思うんです。なので、「べき論」が要所要所で有効であることを一度自分の中で咀嚼したうえで、常に「どう生きたいか」の本音の方も疎かにせず考え続けられるようになりたい!と、感じました。
NO.5
ドラマ「泣くなはらちゃん」のOPです。懐かしい・・・。youtube見てたらおすすめに出てきました。小学生の時は何とも思わなかったけど、今になってじんわりきました。
これまで挙げたNO.1~4の根底に共通するものです。まとめ、みたいなものですね。すんごいネガティブになったときに思い出したい1曲です。自分のnoteに関してもですね、「記事」色強めから「ちいさな場所」化できたらいいなとぼんやり思っています。
おわりに
いかがだったでしょうか?
誰かひとりの心にでも残ればこれ幸いに思います。