【散文】夏は帽子
電車に乗って、探検隊みたいな帽子被ってる人を見かけて、夏を感じた。アベマの企画で南米のどっかに置いてかれた東出が被ってる、あの帽子のことだ。山登りとか西国三十三箇所巡りとかで見かけるたびにかっこええぇと憧れる。ビンビンに玄人感放ってるあの帽子。港区で被ってたら絶対浮くやろけど。
ネットで調べたら、サファリハットと呼ぶらしい。ぽい!めっちゃそれっぽい名前!・・・いや、バッグクロージャーみたいに只者じゃなくあれよ!サファリハットてぇ!
そういえば、3年ぐらい前に浪人生してた時、いつも朝ギリギリで必死こいて汗かいて予備校まで爆速チャリで並走してた名前も知らない男がいて、いつも黒いサファリハットを被ってて、浪人生の分際で垢抜けてんなとひそかに一眼置いてたことを思い出した。
なんや思い出したらサファリハットが欲しくなってきた。正直あれ被ったら、部屋ん中で本読んで引き篭もろうが夏感じれていいんじゃね?天才か。よし、明日買おう。思いつきではあるが、すごくワクワクしている自分がいる。
俺たちの夏はまだ始まったばかりだ!