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🌷note④🌷私は弱い。

自衛隊にいた期間は、
振り返ると一瞬でした。

ただ、体験した事が
すべて初めてのことだったので、
人生の中のとても濃い一瞬。

感覚としては、映画の撮影をしている感じ。

何度も「夢の中かな…⁇」と
錯覚するような非日常を繰り返していました。

.

重い物が持てなくて、すぐバテて、
出来ない事があるとすぐ泣いて…
弱虫泣き虫の代表選手だった私。

でもその度に、

『わたしはなぜ自衛官になったのか⁇』

と考えると、私はこの場所で
強くならなきゃいけない。

と初心を思い出す事が出来たので、
心身共にボロボロになっても
ケガをしても入院しても続けられました。

.

私が簡単に諦めそうなことでも

苦しみながらも
声を出して誤魔化しながらも
乗り越えて行く同期の姿を見て、
私もこの人達と強くなりたいと。

同期が心の底から誇りでした。
それもあったから頑張れたのかも。


髪もばっさり短く、
体力も精神力も使い果たし、
ギリギリで生きていた20代前半。

大学行ってる周りの子達のように
髪を伸ばしたりメイクしたりは
もちろん出来なかったけど、

学生時代は書道部に入りつつも
ほぼ帰宅部だったので、

青春を経験出来て幸せでした。


入隊式や訓練展示には母や祖母が来てくれて、
かっこいい姿(⁇)も見せる事が出来て。

お父さん居なくても私が強くなるから大丈夫。
安心して、みんなで幸せに暮らそうねって

その時の日記に書いてありました。

1番辛かった事は何ですか⁇

これもよく聞かれるのですが、

色々とあったのですが…

昼訓練で死ぬほど走るのにも関わらず
早朝ランニングしたり

食事の時間が3分しかなくて
疲れてるのに全然食べれなくて
常に貧血ふらふらだったり(食べるの遅い)

膝を疲労骨折してるのに
テーピングぐるぐる巻きで走ったり

両まぶたを虫に刺されて
腫れて目が見えないのに
全身に重い装具付けて
寝ないで訓練したり

毛虫に襲われて皮膚科通ったり
足首を虫に刺されて靴履けなくなったり
(虫関係のトラブル多め)

でもそれ以上に辛かったのは、
自分の力が足りなかった時。

・ケガをして訓練に参加出来ませんでした。

・あなたの力ではこの任務には連れて行けません。

私は何をしてるんだって、
涙しか出てきませんでした。

自衛隊に入って学んだ事は、
私は弱いということ。



そして
誰かを守れるくらい強くなるのは
本当に大変だということ。

こんなに悔しさを感じられる場所は
本当に貴重だと思いました。

全身で学びを得ていました。

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