貴船神社結社へ~ 大阪日帰りの予定が一泊二日の大旅行になった。その16

本宮から奥社へいたる道の途中に結社がある。
どうやら縁結びにご縁があるらしい。
磐長姫命が祭られているとのこと。

磐長姫命・・・
瓊々杵命(ににぎのみこと)が磐長姫命の妹を妻にしたいと
磐長姫命の父に申し出たところ、姉の磐長姫命も一緒にと父はすすめたものの瓊々杵命は姉の磐長姫命をのぞまれなかったとのこと。
自分を恥じた磐長姫命は貴船の地にとどまって縁結びをされているとのことである。

和泉式部が夫の心変わりに苦しんだ時に参拝され、
夫との仲が回復したとの話もある。

このお話は本当だろうか。

もしこれが本当ならば、
本当に長い間私たちをお見守りくださっている神様だ。
なんということであろう。

私の前に一人、お参りしている。

お参りをしようとすると、
私一人だけになった。

なんというか、凛とした、そしてふんわりと陽だまりのような
あたたかみのあるお社だ。

お社に光が降り注いでいるのは
きっと木の枝の加減だけではないと思う。

しっかりとお参りをする。

しばらくすると

若い女子学生グループがやってきた。

人がひっきりなしに訪れているようだ。

それにしても。
貴船神社にこんなお社があろうとは。
一つ一つのお社にそれぞれの雰囲気がある。

私が知っていたのは、本当に一部だったのかもしれない。
よし。奥社にも行ってみよう。
コンクリートの細い道を、ぐんぐん進む。

後から調べると、貴船神社は、本宮、奥社、結社とお参りをするのが
セオリーのようである。
そして心配していたトイレは要所要所にありました。