新年に注目したい「自己成就的予言」って知ってる?
「Andyの学びマガジン2024」スタート!
みなさん明けましておめでとうございます!今年もどうぞよろしくお願いいたします。
「Andyの学びマガジン」では、Andyコーチが日々情報収集する中で見つけた記事やレポート・論文を補足知識や考えとともに2週間に1回ご共有します。
本記事はメンバーシップ「Salon de Andy for Managers」メンバーの特典記事です。
前半はどなた様も無料でご覧いただけますので、ぜひご覧ください!
※メンバーシップに参加されてない方も購入すれば閲覧できるようになっています。
2024年の目標は立てましたか?
2024年始まりましたね。
新しい年って清々しい気持ちになりますよね。
あなたは今年の目標立てましたか?
年が変わるという区切りを大事にしたいですよね。
Andyコーチの2024年の目標は、
「マーケティング×マネジメントを考え抜く」です。
マーケティングは一言で言うと「人を動かす学問」だと考えているので、マネジメントにおいて周囲を動かす、メンバーにパフォーマンスを出してもらうために重要なものだと考えています。
マーケティングの知識も学びつつマネジメントにどう反映させられるかなというのを考え抜いてみたいと考えています。
得た学びはまたAndyコーチの学びマガジンを含め皆さんにもシェアしていきますね。
まだ今年の目標を立ててない人は、ぜひ立ててみてはいかがでしょうか。
そして目標を立てた方は周りに共有してみませんか。
目標を立てるときに大事なこと
なんで目標を周囲に共有するのを勧めているかというと、
「自己成就的予言」というものが存在しているからです。
自己成就的予言とは、アメリカの心理学者ロバート・A・マートンが提唱した心理学の用語で、たとえ根拠のない思い込みであったとしても、「こうなるのではないか」と思って行動していると実際に予言が現実になる現象のことを言います。
例で言うと有名なのが、日本で起きた信用金庫の取付騒動です。
何気ない「信用金庫なんて危ないわよ」という根拠が全くない冗談が、とある信用金庫の経営が危ないという経営不安の噂になってしまい、取付騒ぎに陥ったという事例です。
こんな規模の大きい例もあれば、
「私は人前で話すのが苦手だ」と思っていると、本当に人前に出ると緊張してしまって上手くしゃべれなくなることが増え、人前で話すのがますます苦手になるというような個人レベルであることもあります。
その人の中で思うだけでも実現するので、ほかの人に共有することはより実現する可能性を高めると考えられます。
目標を立てるときには、「できれば~したい」などあいまいにするのではなく、「~する!」と言い切ってしまった方がよさそうですね。
予言をするとなんで成就するのか?
ではなんで個人レベルでの予言を周囲に伝えることで成就してしまうのか。
Andyコーチは大きく2つ理由があると考えています。
①サポートしてくれる人が出てくる
1人では実現が難しくても、サポートがあることで実現できることもあると思います。
皆さんもこういう経験があるのではないでしょうか。
「こういうことに関心があるんだよね」などと周囲に話していたら、そのテーマに関して周囲から情報が集まるなどはよくあることだと思います。
自分の中で思っているだけでは周囲もサポートすることができませんが、周囲に共有することで周囲の人のアンテナが立ちサポートしてくれる人が出てくるため、予言の実現性が高まると考えています。
①よりももっと予言実現の可能性を高めてくれるとAndyコーチが考えているのが、2つ目の理由です。
②予言を実現させる行動をとらざるを得なくなる
人間はいかにさぼろうとするかを考える生き物であるとAndyコーチは考えています。
例えば、ダイエットや学びなど失敗しているのは多くの場合サボって継続できないからです。
でも一方で、人間は信頼を大事にする生き物でもあると考えています。
「やる」と言っててやらなかったということが続くと、信頼を失って周りから人が去ってしまう可能性があることを無意識のうちに知っているのだと考えています。
なので、予言を周りに伝えることで、自分がサボらないように鞭を打てるのだと考えます。
やらない理由を集めるのではなく、やる理由を集めるようになる。
そして常に目標を意識することで、目標達成に向けた情報収集や行動をとることができるようになるのだと思います。
実際にこれの2つ目の理由で予言を実現した方を紹介します。
「ビリギャル」で有名になった小林さやかさん。
彼女へのインタビューの中で、自己成就的予言について触れられていますのでぜひご覧ください。
※インタビュー記事がPDFの形しかなったので、PDFのURLと画像の形でご共有します。
https://www.nihongokentei.jp/common/pdf/article/news/2017/h29_09_21.pdf
チーム・組織での自己成就的予言
マネジャーとしては、個人での目標達成に加えて、チームでの目標達成も重要になりますよね。
そこでチームでの自己成就的予言の例をご紹介します。
ご紹介するのは、女性雇用者のネガティブなステレオタイプは企業が生みだしてしまっていることを示す研究です。論文ってちょっと読みにくいと思うので、簡単にまとめますね。
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