チャート分析について
テクニカル分析とは過去のデータをもとに、将来の株価を想像して売買タイミングを考える手法。
企業のファンダメンタル分析は必要だが、それだけじゃ売買タイミングがわからないので、テクニカル分析で売買タイミングを図る。
ストーリーを想像することが大事
株価が上昇トレンドにあるのか、下落トレンドにあるのかの見極めが重要。
購入前に確認すること
①投資額が多すぎないか
②シナリオを考えた購入か(思いつきじゃない?)
③株価が下落したから買いだと思い込んでないか?
スイングトレードでのチャートは日足を使う。
すい
スイングトレードのつもりで買って、値下がりすると長期投資に切り替える人がいるが、これは絶対にやってはいけない。
逆にスイングのつもりで買って、値動きを追ううちに中期投資になる事があってもいい。
さらにその中で気に入った物があれば長期保有すれば良い。
マーケットは突如として雰囲気を変えるので、徹底してマーケットに自分を合わせるつもりでいるとよい。
全体の相場観が知りたい場合は、日経平均チャートを見ると良い。
N字なら上昇局面、Mなら下落局面
個別銘柄が全て日経と同じ動きをするわけではないが、森を見て木を見ると同様、全体感を掴んで個別を見てみると良い。
全体感がつかめれば、東証の銘柄が調子悪いから、マザーズを見てみようなどの判断につながる。
もっと視点を広げ、今はアメリカ株が盛り上がってるから資金をそっちに移そうなど検討するのも良い。
今地合いが1番いい、もしくはましな市場を探すきっかけにもなる。
トレンドラインの引き方
高値と高値を、安値と安値を結ぶ
この時にローソク足のひげは無視して良い。
一旦下降トレンドに入ると、トレンドラインで押し返されて上昇できないことが多いため、売りを推奨。
出来高も見る必要がある。
出来高の増減で人気度を測れる。
特に注目したいのが、出来高が急増した時。
株価が安値付近にあって、出来高を伴って上昇した場合は、資金が流れ込み上昇トレンド入りしたんじゃないか?と考えることが出来る。
逆に高値圏で更に出来高が増えたときは、人気が過熱して天井をつける可能性があるので注意が必要。出来高が増えたのちに、下降に入ったら資金が抜け始めてるかもしれないので注意が必要。
安値で出来高上昇=買い
高値で出来高上昇=売り、警戒サイン
支持線・抵抗線について
株価が一定の価格で揉み合って下落した場合、抵抗線より上で買った人が株価が回復したら売りたい心理になるので抵抗線付近で売りが出やすく、株価の上昇を抑える。
出来高を伴ってつけた高値や、安値の水準にもトレーダーたちは注目してます。
過去の高値までくると売りが出やすくなり、過去の安値まで来ると買いが入りやすい。
支持線と抵抗線は入れ替わることがある
支持線と抵抗線が入れ替わるタイミングは、株価が上昇して抵抗線を突破したとき、もしくは下落して支持線を割ったとき。
株価が抵抗線を上に抜けると、その後下落しても、過去の抵抗線で上昇に転じる事が多い。
ローソク足でトレンドを掴む
①十字
始値と終値が同じなので実体部分が単一線になっている。
②下ひげがない陽線
始値が安値であることを表している。
③ひげがない陽線
株価がひたすら上昇してることを示す
④とんぼ
始値から下落し、始値に戻って終了したもの
大陽線
同部分の長さで相場の強弱を測れる。
大陽線とは長い陽線のことで、絶え間なく買いが入ってる状況。
安値圏で出現すると上げるサインかも。
高値圏で出現したら下げるサインかも。
窓開け急騰
ローソク足が連続して並ばず、間を開けて動くこと。
上に窓を開けて上昇した場合、強い上昇エネルギーの表れ。
安値圏やもみ合い後の窓開け急騰は上昇トレンド入りしたサイン。
高値圏での窓空け急騰は加熱しすぎて下落する前兆の可能性がある。
大陰線
長い陰線のこと。強い下落エネルギーの表れ。
高値圏やもみあいのあとに発生したら下落トレンドいり。
逆に下落中に出たら下げ止まる可能性がある。
窓開け急落
下に窓を開けて株価が下落する形。
強い下げエネルギーの表れ。
高値圏やもみ合いの後に出ると株価が崩れていく可能性あり。
下落が続いた後に出るとその後上昇に転じる可能性あり。
長い上ひげ
株価が急上昇から急落する可能性あり。
上昇後に出た場合下落トレンドに入ったサイン。
大陽線と大陰線が並んで出た場合も同様。
長い下ひげ
株価が急落から急上昇する可能性あり。
下落が続いた後の下ひげは急落して買い注文が入って株価を戻したことを表している。
大陰線と大陽線が並んだ場合も同様。
移動平均線トレンド
5日移動平均線は過去5日の終値の平均値を結んだもの。
日足チャートでは5日移動平均線と25日移動平均線をチェックする。
移動平均線では
①株価トレンドを示す
②株価の反転ポイントになりやすい
③株価が移動平均線と乖離しすぎると戻す力が働く
上昇トレンドでは移動平均線を株価が上回っている、もしくは移動平均線が上向いてる。
下落トレンドではこの逆が起きる。
下落局面において、25日移動平均に触れて上に跳ね返る傾向がある。
上昇し始めで、移動平均線より下に株価がある場合は、下に跳ね返される可能性がある。
株価は移動平均線に収束しがちなので離れると引き戻される。
株価が移動平均線の下に大きく離れ、出来高が増え始めたら移動平均線に向けて上昇し始める可能性がある。
逆も然り。
移動平均線と株価の関係だけでなく、25日移動平均線と5日移動平均線の関係にも注目。
ゴールデンクロス
5日移動平均線が下から、25日移動平均線を抜くこと
株価上昇のサイン
デッドクロス
5日移動平均線が上から、25日移動平均線を抜くこと
株価下落のサイン
もみ合いブレイクアウト
株価が上下しながら横ばいトレンドにあるもみ合いは、上昇トレンドでも下降トレンドでもないが、上か下に行く力を蓄えているといえる。
上下のどちらかへ抜けた時にその方向へしばらく進む傾向がある。
もみ合いから株価がブレイクアウトしたら買いのサイン。
出来高が増えていたらなおよし。
逆にブレイクダウンした際にはしばらく下降するので触らないこと。
急騰し、高値でもみ合いに入ったら注視。
このパターンからのブレイクアウトはかなり確実性の高い買シグナル。
Wボトム(W底)
割と勝率が高いシグナル。
売買のタイミングは図解参照
M字型
下落シグナル。
押し目買い
トレンドラインや、移動平均線を利用する。
上昇トレンドの株がトレンドラインや移動平均線まで下がったところで買いでイン。
ポイントはトレンドラインや移動平均線を綺麗に沿っている銘柄を選定するめ
珍しいけど覚えておくといつか役に立つチャート
これらを理解しても負けることもある。
下落トレンドに入った株は損切りし、無闇にナンピンしないこと。
一度下げ始め株はどこまで下がるかわからない。
上昇トレンドに入った株が上がらない可能性もある。
日経平均に沿った戦略の取り方
①もみ合い局面
株価が一定の水準で上下するので安値で買い、高値で売る
②上昇トレンドの初期
底値付近で上昇トレンドのサインがある銘柄に買いをどんどん入れていく。
③明確な上昇トレンド
トレンドラインや移動平均線に沿って綺麗に上昇している銘柄の押し目買いや、もみ合い後のブレイクアウトを狙い撃ちする。全体が上昇しているのに下げている銘柄があれば危険なので要注意。
④横ばいトレンド
上昇したと思っても下落する、厳しい相場。
我慢が必要。
⑤下落トレンド
触らないのが1番。お休みしよう。
日経が微妙ならマザーズやアメリカ株に目を向けるのもいいかも?
景気サイクルやイベントも参考にする