海外に住む日本人って?
海外に住む日本人は、いったいどのくらいいるのだろうか?
外務省の「海外在留邦人調査統計」令和4年版(2022年)によると、海外に住む日本人の総数はおよそ130万人。うち滞在3か月以上の長期滞在者は75万人、永住者は55万人である。
3か月以上の長期滞在者とは、海外駐在員やワーホリのことであろう。
永住者は、その文字の通り永住権を獲得した人(国籍取得とは違う)である。
統計がある平成元年(1989年)は、総数が59万人、うち長期滞在者が34万人、永住者が25万人であった。
直近3年間はコロナ禍で減少したことをのぞいても、平成元年から毎年数%ずつ増加し、2倍以上になっている。
(ちなみに私の永住権獲得は2001年(平成13年)で、永住者は29万人であったので、29万分の1人であった🤣)
海外へ住む(渡航する)日本人が増加してきた理由は、
ずばり日本経済の優位性、それに伴う日本企業の海外進出、そして世界で日本文化の認知され、日本語の需要が高かったからであろう。
統計の数字の増加だけをみると今後も右肩上がりが続きそうであるが、果たしてそうであろうか?
ここからは未来の見通しで、人それぞれ意見が分かれるであろう。
これからも海外に住む日本人の数は増え続ける
この場合は、今後も日本企業の海外拠点数は増えたり、日本語を必要とされる環境があり、日本語を話せる日本人の優位性に変わりがないということ。
海外駐在員やワーホリの日本人が今後も増える。特にワーホリによる出稼ぎが増えて、良い稼ぎになるかもしれない。
海外に住む日本人の数は飽和状態になる(あるいは減少する)
この場合は、今後日本企業の海外拠点数は減ったり、日本語を必要される環境が減り、日本語を話せる日本人の優位性に失われるということ。
海外で生活するにはもちろん仕事が必要であるが、いきなり現地の企業に就職できることはあり得ない。
また日本語を必要とされる仕事が減ると、ワーホリで稼ぐこともできなくなる。英語を話せない状態で、仕事を得ることは難しいであろう。
海外へ行くことを目指す人にとっては、今後の展望を見通して計画を立てることが大事である。
今の円安が続く場合、最初の海外生活費を日本円で貯めることも大変である(ラーメン一杯2,000円の物価😲。。。)
後に海外で仕事を得て生活費を稼ごうと思っても、日本語で仕事を得ることが難しい時代が来るかもしれない。
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