貯金アプリfinbee(フィンビー)の理想をかなえるためにミッション・ビジョン・バリューを策定。そこに込めた想いとは?【代表インタビュー・前編】
みなさん、こんにちは!株式会社ネストエッグでブランディングを担当している岸畑です。代表の田村に2019年の振返りと2020年度を目前に策定したfinbeeのミッション・ビジョン・バリューへの想いを語ってもらいました!
数字的にも質的にも着実に成長できた2019年
ーー2019年を振り返ってみて、どういう一年でしたか?
大きなうねりを起こすまでには至らないまでも、着実に成長することができた1年でした。私たちのサービスの土台である銀行連携では、当初想定には至らなかったのですが、新規で3行の銀行と連携することができました。
貯金額も2月に30億、7月50億、2020年4月に100億円を超え、finbeeが「アプリを使って実際の口座に貯金できる」ものという認知は一定数取れつつあります。
また、新たに仕掛けられたことも3つあります。世の中に新しい貯金体験を提供するという観点での『クエスト貯金』、オウンドメディア『be-topia』の立ち上げ、そして、新しい株主として事業会社である伊藤忠商事さん、日本ユニシスさんの加入です。
ーー伊藤忠商事さん、日本ユニシスさんは、特にどのようなところに共感や期待があるのでしょうか?
finbeeの特徴の一つでもあるユーザーの近い将来における嗜好に関する情報・データの可能性です。具体的には、ユーザーが貯金目的を達成する、夢をかなえるという中で消費や支払、サービスへの送客が発生するので、そこにビジネスチャンスがあると考えています。
ユーザーが「将来こういうことをやりたい」というデータをプロダクト利用を通じて得られるサービスは他にはほとんどありません。私たちとしては、この2社に加わっていただくことで、finbeeの目指すところの「ユーザーのみなさんが目的を見つけて、お金を貯めて、やりたい、ほしいをかなえる」というところまでの支援を推進できると考えています。
finbeeが目指す理想のあり方の共通認識をつくるため、プロダクトのミッション、ビジョン、バリューを策定
ーー2020年3月に「finbee」のミッション、ビジョン、バリューを策定した想いや狙いについて教えてください。
昨年12月の3周年を迎えるにあたり、社内でプロジェクトを進めました。このタイミングで策定すべきと考えたのは、第一フェーズの「生活の貯金化」を掲げ、世になかった自動貯金アプリという認識が浸透し、さらに社員の増加や事業パートナーの新規参加という環境も整いました。そのため、finbeeの本来の使命をドライブさせる時期だと考えました。
finbee本来の使命とは、「人々が、金融という手段を使って『やりたい、ほしい』ということを諦めずに実現させ、豊かな人生を送ってもらう」ことです。銀行員時代の経験から、「金融」サービスと世の中の人々との間に距離感があることに課題を感じていました。もっと多くの人に「金融」を身近に感じていただき、上手に使ってもらうことで一人一人の人生の幸福度は向上すると考えています。
例を挙げると、私は銀行を退職した後、海外への私費留学を検討したことがありました。しかし、学費や現地での生活費などで2年間で約4,000万円かかるということを知り、チャレンジせずに諦めてしまったということがありました。
当時、何かしらお金の工面をして留学をしていたら、ちがった人生になっていたかもしれません。みなさんの中にも、同じように「お金」がハードルとなって、諦めてしまったことがあるのではないでしょうか?
「金融」がもっと身近で、金融リテラシーを問わず人々が使いこなせる社会になれば、生活や人生のあらゆるシーンで、かなえられる夢・願いがたくさんあると信じています。そういった社会になるように、finbeeは「貯金」を切り口として、みなさんのやりたいこと、ほしいものをかなえていくことを使命と考えています。
このfinbee本来の使命は、個々人のレベルでは営業先などに説明する機会はありましたが、社内外に向けて統一した発信はありませんでした。そのため、この使命の体現をスピーディに推進するために、社内外で認識を合わせることが必要だったので策定しました。社外向けには2020年3月の公式サイトをリニューアルし、プロダクトコピー「かなえる日々を、はじめよう」と共に発表しています。
ミッション
ミッションには、finbeeが社会に対して果たすべき使命である「このプロダクトを使っているユーザーのやりたい、ほしいをかなえてあげる」ということを掲げました。
ビジョン
ミッションを果たすため、finbeeとしてどうありたいかを表現したビジョンは、便利な機能をつくって「あとはユーザーにお任せ」というドライなスタンスではなく、よりウェットにユーザーの1個1個の願いに寄り添って目的達成のためのサポートをしてあげる。そういった観点で新たな機能開発ができるように「すべてのひとにバンソウを」にしています。
バリュー
これらを体現していくための行動規範であるバリューの中にある、「圧倒的なわかりやすさ」は、ことあるごとに追及していきたいので私の一存でいれています。
finbeeは金融を身近に感じてもらうために、金融リテラシーの高い・低いに関わらず広く使っていただきたいサービスです。そのため、わかりやすさにこだわります。FAQや問合せでサポートすればいいと思うかもしれませんが、そもそも、使い方がわからないと思われたら、すぐに離脱されてしまいます。
さらに、お金を扱っているサービスなので、安心感を持ってもらうためにもわかりやすさを追及すべきだと考えています。一緒に働くメンバーには、常に「ユーザーファースト」で考える意識を持ち続けてもらいたいですね。
「ユーザーファースト」へのこだわりは後編インタビューに続きます。後編もぜひご覧ください。
*本記事は、Wantedlyで公開したインタビューの転載です
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