証券事業を、より強化したい。BaaSのフロント開発をリードするエンジニアのネクストステージ
こんにちは。Finatextホールディングス 広報担当、ミヤカワです。
Finatextグループのメンバーを紹介していく社員インタビュー。今回は証券ドメインでフロントエンドエンジニアとして活躍する塚本さんが登場です。2019年にジュニアエンジニアとして入社した塚本さんがFinatextでどのように成長し、今どんなプロジェクトに携わっているのか、お話を伺いました!
社会人4年目にして、エンジニアにジョブチェンジ!
──塚本さんは2019年にエンジニアとしてFinatextに入社されていますが、それまではどういったお仕事をされていたんですか?
地元・名古屋で大学までを過ごしたのですが、「就職するなら東京に出たい」という想いがあったんです。それを基準に会社を探し、ご縁あって某メーカー系SIerに新卒で入社しました。肩書はSEですが、実際にはプロジェクトマネジメントを担当することが多く、コーディングに携わることはほぼありませんでした。
入社後、割と早い段階で「自分の思い描く将来像とは違うな」と感じ、転職を検討するようになったのですが、なかなか踏み切れず、いつの間にか3年が経ってしまって。このままだとだらだらと時間だけが過ぎてしまうなと、思い切って先に退職したんです。その後、フリーランスとしてプロジェクトマネジメント業務を受託しながら、いろんな人に会って話を聞いて回りました。その中の一人の「これからはコーディングくらいできないといけない」という言葉に納得感を覚えて、プライベートでエンジニアの勉強を始めました。
──社会人4年目にして、エンジニアへのジョブチェンジを決断したんですね!転職活動では、最初からスタートアップを希望されていたのでしょうか?
はい。あまり規模が大きくなくて裁量ある環境で働ける、スタートアップやベンチャーを基準に選んでいました。前職で国家規模のプロジェクトに携わる中で、「自分が携わった仕事が世の中で役立っている実感が欲しい」という気持ちが強くなりまして。自分のようなジュニア人材でもそういう実感を得るには、小規模な会社がいいだろうと。
正直に言うと、エンジニアとしての業務経験が乏しかったため、選択肢はそんなにありませんでした。エンジニアとして働けるのであれば、業界はどこでもよかったんです。
──それでもいくつか内定をもらう中で、Finatextにした最終的な決め手は何だったのでしょう?
それはもう人柄ですね。面接でエンジニアと話す機会があったのですが、いい意味でエンジニアっぽくなくて。単にコーディングするだけでなく、ビジネスも同時に考えているところにプロフェッショナリズムを感じて、好印象でした。
また、当時は社員が80人弱くらいだったのですが、会う人すべてに「会社を大きくしよう」という気概が感じられたんです。私もガンガン成長していきたい想いがあったので、ロールモデルとなるエンジニアがいる環境で一緒に働きたい!と思いました。
PMやBizDevを巻き込み、証券サービスのフロント開発をリード
──現在のお仕事について教えてください。
証券ドメインのフロントエンドエンジニアとして、証券ビジネスプラットフォーム「BaaS」に共通するフロントモジュールを作成したり、BaaSの上に載る各サービスのフロント開発を行ったりしています。簡単なものであればサーバーサイドの実装やインフラの構築を行うこともあります。常に、フェーズの異なる3~4つのプロジェクトに関わっていますね。
──これまで携わった中で、印象的なプロジェクトはありますか?
目下進行中のプロジェクトなのですが、今、証券サービスの共通基盤であるBaaSの改善を進めています。2019年の第一弾サービス「STREAM」を皮切りに、BaaSを活用して開発したサービスは8つに増えています(2023年3月現在)。その時々でベストな選択をしてきてはいるものの、スピードを優先して対応してきたものや、小さな技術的負債の積み重ねで、改善すべき箇所がたくさんあります。現時点では大きな課題ではないですが、将来的なリスクに備えて共通基盤を整備しているところです。
エンドユーザーさんが使う画面の改善はもちろんのこと、最近ではスマートプラスで証券オペレーションに関わるメンバーが使う管理画面の改善にも活動領域を伸ばしています。オペレーションメンバーと密にコミュニケーションして要望を聞きながら、時にはPMやBizDevの方を巻き込んで仕様を決めていくのは、大変ですがとても楽しいです。
──塚本さんの場合、いわゆる駆け出しエンジニア(当時)がいきなり金融サービスの開発現場に投入されたわけですが、ご苦労はなかったのでしょうか?
確かに、一般的なWebサービスに比べて金融サービスのシステムは少し複雑ですし、そもそも障害を起こさないように求められる堅牢性が高いので、未経験だと懸念される方は多いかもしれません。ただ、裏を返せば、エンジニアとして学べることがすごく多いので、私はプラスにとらえています。
とはいえ、金融について何もわからない状態で入社したので、用語を理解するのに少し苦労しました。ただ、実際の業務を通じて自然と身についていきますし、金融の知識は日常生活に役立つので楽しく学べると思います。少なくとも私は、入社前に特別な勉強をすることなく業務に慣れることができました。
──素直に学ぶ姿勢があれば、あまり心配することはなさそうですね。あと、Finatextのパートナー企業には大企業が多いですが、開発スピードや裁量の自由度についてはどうですか?
パートナー企業からUI/UXに関する要望を多くいただくことはありますが、仕様が決まってしまえば、技術選定から実装まで自由な裁量で開発できます。技術も「絶対にこれを使わなければいけない」といったことはなく、きちんと安全性や機能性を確かめた上で問題ないと判断できれば、新しい技術を積極的に取り入れることができますよ。
サーバーサイドも経験し、フロントエンドエンジニアとしてのフェーズ2へ!
──入社してから約4年。エンジニアとして成長した実感はありますか。
めちゃくちゃ成長したと思います。入社後は、新しく立ち上げられる証券サービスのフロントエンド開発を担当したのですが、そこでテックリードの蓮馬さんに徹底的にしごかれました。蓮馬さんはジュニアエンジニアの私をまったくジュニア扱いしないんです。厳しかったですが、エンジニアとして生きていくための大事な素地を鍛えてもらいました。
私はすべての開発プロセスを理解しているエンジニアになりたかったので、担当サービスの稼働が落ち着いてきた頃に自分から希望してサーバーサイド担当に替えてもらい、AWSなどのインフラ構築にも携わりました。フロントエンドとサーバーサイドの両方で新規サービスの0→1を5件ほど経験し、やっぱりフロントの方が好きだなと思いまして、今またフロントエンドに戻ってきています。「やりたい」と自分で手を挙げればチャレンジできる機会は無限にあるので、本当によい環境だなと思います。
──エンジニア同士で勉強会を開いたり、情報交換したりする機会はありますか?
私が所属しているチームでは週に1回、勉強会を開催していて、皆さん持ち回りで最近気になったトピックを発表しています。また、情報交換というほどではないですが、所属ドメインと関係なくグループ内のエンジニア同士でランチや飲みによく行くので、そうした場で最近やっていることとかをお互いに話したりしますね。
──今後に向けて、どのような目標をお持ちですか。
実は、社内では「これから塚本はフェーズ2に入ります!」と宣言しています。
入社当初は完全にジュニアだった私ですが、ひたすらエンジニアとしてのレベルアップだけを考えてがむしゃらに取り組んできた結果、ある程度一人で動けるような状態になってきました。これからはチームや組織としてのパフォーマンスにも目を向けていきたいと思っています。
具体的には、プロジェクトのノウハウをもっと共有したり、証券サービスに関わる様々な組織の連携強化を意識して、積極的にコミュニケーションをとっていきたい。改善アイデアをもっと提案していきますし、テックブログなどでの発信も増やしたい。人が増えて組織が大きくなっても今と変わらないスピード感を維持するために、必要なことはどんどんやっていきたいです。
大勢のお客様が待っているサービスを、スタートアップのスピード感で
──Finatextの好きなところは、ずばりどんなところですか。
それは今でも入社時と変わらなくて、メンバーの人柄とフラットな関係性です。社長室みたいなスペースがなくてCEOの林さんも社員に混じって座っていますし、仕事の話だけでなく雑談も含めて、取締役レベルのメンバーとも日常的にコミュニケーションしています。社員が200人を超えた今も、社内の誰とでも対等な関係で会話できることはすごいなと思っています。
──最後に、未来のチームメンバーにメッセージをいただけますか。
「金融」「証券」と聞いて、なんとなくSIerによる一般的な金融システム開発のイメージを持たれる方が多いのかなと思いますが、Finatextの開発体制やプロセスはスタートアップのそれです。そして、そのスピード感と裁量で、顧客基盤も影響力も大きいサービスを開発できることが当社の魅力だと思います。
エンジニア目線での推しポイントをテックブログにまとめたので、よかったらこちらも読んでみてください!
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取材協力:株式会社ソレナ
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