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「この会社なら、日本の金融を大きく変えられる」 元銀行員の文系出身エンジニアの挑戦

こんにちは。Finatextホールディングス 広報担当、ミヤカワです。
Finatextグループのメンバーを紹介していく社員インタビュー、今回はFinatextのエンジニア、大木さんにお話をうかがいました!

大木 卓哉 - エンジニア
京都大学経済学部卒業後、新卒で株式会社三井住友銀行に入行し、法人営業を2年間担当。その後、株式会社ワークスアプリケーションズに転職。エンジニアにジョブチェンジし、ERPパッケージソフトの会計分野にて設計・開発、運用保守業務に従事。2018年に株式会社Finatextに入社し、現在は証券ビジネスプラットフォーム 「BaaS(Brokerage as a Service)」や、その第一弾証券サービス「セゾンポケット」の開発、運用を行う。
趣味はスポーツ観戦や旅行、音楽鑑賞と幅広い。最近、家事の効率化にハマっている。曰く「コーヒーメーカーやドラム式洗濯機を導入して人生が変わりました」とのこと。

ITによる業務自動化に感じた将来への不安。銀行員からエンジニアの道へ

大学卒業後に三井住友銀行に入行し、主に中小企業に対して融資業務を行っていました。やりがいもありそれなりに充実していたのですが、急速なデジタル技術の発達により業務の自動化が進む中、このまま銀行に残り続けた未来の自分の姿やキャリアが段々と見えなくなっていきました。

身近なところでも、通訳として働いていた妻が職の存続を危惧してエンジニアを目指したり、優秀な同僚がエンジニアとして転職したりするのを見ているうちに、自分もIT技術を身に着けて将来の選択肢を広げたいと思うようになり、エンジニアへのジョブチェンジを決意しました。

エンジニアとして初めて入社したのが、ERPパッケージソフトの開発・販売を手掛けるワークスアプリケーションズです。同社は自分自身で勉強できる環境が整っていて、2週間でHTML、CSS、JavaScriptの基礎を身に着け、約3ヶ月の研修を経たのち、晴れて現場に出ることができ、同社が扱う会計システムの機能設計の一端を任されました。

20代のうちは手を動かし続けたい。開発スキルを求めてFinatextと出会う

充実したエンジニア生活を1年ほど過ごした頃、徐々に開発のオフショアリングが進み、自ら手を動かして開発するよりも設計に専念することが多くなりました。

私はエンジニアとしてのキャリア形成が遅かったので、「20代のうちは技術面を鍛え、30代からサービスや組織文化などソフト面の学習にシフトする」というキャリアプランを描いていました。当時まだ26歳。手を動かして設計に限らず汎用的な開発スキルを身に着ける必要性を強く感じ、転職を考えるようになりました。

そんな折、人材会社に勤める弟と“最近熱いTech企業”の話をしている中で「Finatext」という聞いたことのない社名が出てきました。聞いてみると「金融ベンチャーで社長の熱意と人柄が半端ない」と(笑)。もともと金融業界のバックグラウンドがありますし、個人的に株も好きだったので、グッと興味が湧いたことを覚えています。その後、直接Finatextを訪ね、そのビジネス思想やBaaS事業をはじめとする今後の事業展望を聞いて「これが実現できたら日本の金融が大きく変わる」と深く共感し、入社を決めました。

専門性の高いエンジニアに囲まれ、成長していく自分を実感

Finatextに入社して改めて魅力に感じるのは、「成長できる環境」があることです。

Finatextでは、サーバサイドエンジニアが「サーバサイドアプリケーションのコードしか触らない」ということは基本的に無く、多くのエンジニアがサーバサイド、インフラ、フロントまで幅広い分野で活躍しています。

自分もFinatextに来てからは、主にGoやRubyでサーバサイドを書きながらAWS上で環境構築をしたり、時にはフロントをVue.jsで書いたりと、一つのアプリケーションを構成する多数の領域に携わることができています。私は基本的にサーバサイドを専門としていたのですが、Finatext入社後は以前と比べて遥かに多くの知識・経験を獲得できており、結果として自分のエンジニアリング力を大きく向上させることにつながっています。

それぞれの分野で専門性の高いエンジニアたちが一つのエリアに集まって作業しているため、アーキテクチャや細かい実装に関して「こんな感じに作ろうと思ってるけど、どう思う?」といったコミュニケーションが気軽に取れるのもすごく良いです。ちょっとした会話が新たな発見につながったり、知らなかった知識を学べる機会が多くあります。

何事も主体的に取り組む「JIBUNGOTO」のマインドセットが好き

学べることは技術面に限りません。Finatextは「JIBUNGOTO = サービスでも会社でも、何事も常に自分の事として捉え主体的に取り組むこと」が行動指針の一つにあって、周囲のエンジニアもあらゆることに対し主体的に取り組む方が多く、いつも勉強になっています。

サービスに関しても「JIBUNGOTO」で取り組むので、エンジニアでも企画段階から積極的に関与しますし、実装段階では誰もが積極的に指摘したり議論に参加します。とにかく「良いサービスを作る」ために機動力高く動く人が多いです。 エンジニア組織としてはまだ発達段階にあるので、今後どのように組織を形成していくか、採用に対してどのように取り組むか、といった全社的な課題もありますが、それらに対しても皆が主体的に取り組む空気があるため、自分も自然とそのようなマインドセットになれていることを感じます。

組織によっては、会社の方針に文句を言うだけで自分は動かない人が一定数いるじゃないですか。でもFinatextはそういったことがまったく無い。素直にすごいと感じてます。各々の意識ももちろんですが、林(Finatextホールディングス 代表取締役)や伊藤(同 CFO)が、個々の意見やアイデアが取り入れられやすい環境を意識して作ってくれていることもあるのかなと。皆が意見を言うことによって、確実に組織が良い方向に向かっている実感もあるので、このマインドは今後も常に意識して持ち続けたいですね。

技術、ビジネス、組織のすべてにおいて、面白い挑戦が待っている

「金融」は、ITによってまるっきり構造を変えてしまう分野として以前から世の中の期待値が高かったと思います。ただ、大規模なサービスのローンチには資本力が必要であったり既存の金融機関が強かったりということもあり、なかなか革新的なサービスが出づらい構造なのかな、と個人的に思っていました。

でも今は、私たちが開発している証券や保険を舞台にした金融プラットフォームには、今まで金融分野になかなか参加できなかった多くの企業の参入を容易にし日本の金融サービスを大きく前進させるポテンシャルがあると感じています。

技術的には今後さらにトラフィックが増える中での安定稼働、金融ドメインの知識を利用した新規サービスの開発や運用の改善、組織的にはバックオフィスの改善など多くのチャレンジがあり、Finatextは、技術、ビジネス、組織のすべてにおいてかなり面白い挑戦ができる会社だと思っています。

そうした挑戦を一緒に面白がれて、私たちのミッション「金融を“サービス”として再発明する」にワクワクするエンジニアの方がいらっしゃれば、ぜひ一緒に働きたいです。

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