ミトラスフィア クリスタルクロッドの仕様・挙動を解明したい 【その1】
ミトラスフィアで護術士(盾)をやっているフィナスです。よろしく頼んすっ!
クリスタルクロッドの説明には、こうあります。
敵単体が持っている最高ヘイト値+5000を自分のヘイトに上書きする
攻略サイトなどを見ると、味方が10,000ダメージを与えた敵にクリスタルを使ったら10,000+5000+与ダメージ分のヘイトを獲得できると書かれており、そうなんだ!と認識していました。
...こんな仕様のはずだけど、味方がさらに追加で+5000+与ダメージ分を大きく超えるダメージを与えても盾の自分にターゲットが残っている場合がある。...ような気がしていました。
これは気のせいか?
気のせいでなければ、単体攻撃のたびにクリスタルを使わなくても良い場合もあるのかもしれない。そうすれば行動の自由度が上がりますよね。
そういうことで、私はこの謎を解き明かすべくスキル練習場へと向かった。
今回わかったこと
◆ クリスタルクロッドの与ダメージにもヘイト獲得の効果がありそう(実験3−2、3−3)。通常、スキルは上から順にかかりますが、クリスタルはダメージを与えてから与ダメージ分が獲得ヘイトに加えらえるみたい(ヘイト+800%武器のような感じですね)。
◆ クリスタルクロッドの「+5000」は5000ダメージ上乗せするわけではなさそう。「+5000」で獲得できるヘイト量は「敵単体が持っている最高ヘイト値」が大きいほど多くなりそう(実験3)。
実験の前提
◆ 剣術士(剣)
・ホストとしてバトルに参加
・ミスリルブレイド【地、星4、スキルLv.2】(与ダメージ1000)
・クリスタルフェース【闇、星3、スキルLv.1】(与ダメージ372)
・ウッドイーター【地、星3、スキルLv.1】(与ダメージ559)
・ミトラクレイモア【光、星4、スキルLv.3】(与ダメージ1818)
敵に被ダメUP20%を付与するので、次の攻撃はこれが切れてから行う
◆ 護術士(盾)
・クリスタルクロッド【火、星4、スキルLv.1】(与ダメージ1000)
・ブロンズスパタ【光、星4、スキルLv.1】(与ダメージ1000)
◆ スキル練習場【地】の前列下側の敵を攻撃対象にする。
◆ 剣と盾のヘイト量が同等なら、ホストの剣にターゲットが移る
・ヘイトが同等となった時にホストの剣にターゲットが移ることの確認のために、こんな実験を行いました。
① 剣:1000ダメージ
② 盾:ブロンズスパタ(1000ダメージ+800%)
③ 剣:8000ダメージ(1000ダメージ×8回)【ヘイト同等】
結果
③で8000ダメージ与えた時に剣にターゲットが移った。
◆ Missが出ても獲得ヘイトは0として実験を続行する。
◆ 目標ダメージ蓄積させる途中にクリティカルが出ても、ダメージが1.5倍になる以外はヘイト獲得に影響がないものとして扱い、ダメージ調整しています。
実験1 クリスタルの基本仕様を確認する
クリスタルを使うと+5000+与ダメージ分のヘイトを上乗せしていることの確認をします。
実験1−1
① 剣:1000ダメージ
② 盾:クリスタル(1000+5000+1000)
③ 剣:6000ダメージ(1000ダメージ×6回)【ヘイト同等のはず】
結果
③で剣が2000ダメージを与えた時に剣にターゲットが移った。
あれ... おかしい。②で盾が最大3000ほどのヘイトしか獲得できていないことになる(1001〜3000の可能性あり)。
この条件では、少なくとも「+5000」は機能していないように見えますね。
実験2 剣がターゲットを取り返すダメージ量を確認する
剣がターゲットを取り返すダメージ量を確認してみます。
実験2−1
① 剣:1000ダメージ
② 盾:クリスタル
③ 剣:372ダメージをターゲットを取るまで繰り返す
結果
③で剣が1116ダメージ(3回攻撃)を与えた時にはターゲットを取れず、1488ダメージ(4回攻撃)を与えた時に剣にターゲットが移った。
盾が②で獲得したヘイト量は2117〜2488ということになります。もう少し刻んでみました。
実験2−2
① 剣:1000ダメージ
② 盾:クリスタル
③ 剣:1303ダメージ(372, 372, 559ダメージ)
結果
③で剣が1303ダメージを与えても、剣にターゲットは移らなかった。
実験2−1と合わせて見ると、盾が②で獲得したヘイト量は2304〜2488ということになります。
最初に剣が与えるダメージだけ372にして、実験2−1、2−2と同じことをやってみました。
実験2−3
① 剣:372ダメージ
② 盾:クリスタル
③ 剣:372ダメージをターゲットを取るまで繰り返す
結果
③で剣が1116ダメージ(3回攻撃)を与えた時にはターゲットを取れず、1488ダメージ(4回攻撃)を与えた時に剣にターゲットが移った。
最初に1000ダメージ与えた場合と同じ結果です。盾が②で獲得したヘイト量は1489〜1860ということになります。
実験2−4
① 剣:372ダメージ
② 盾:クリスタル
③ 剣:1303ダメージ(372, 372, 559ダメージ)
結果
③で剣が744ダメージを与えた時にはターゲットは取れず、1303ダメージを与えた時に剣にターゲットが移った。
こちらは、ターゲットが移るようになりました。最初に1000ダメージ与えた場合(実験2−2)だと剣にターゲットが移らなかったのですが。実験2−3と合わせて見ると、盾が②で獲得したヘイト量は1489〜1675ということになります。
盾がクリスタルで獲得したヘイト量は
・剣が1000ダメージ与えた後に奪った場合、2304〜2488
・剣が372ダメージ与えた後に奪った場合、1489〜1675
クリスタルの与ダメージは1000ですので「最高ヘイト値の獲得」と「与ダメージ分の上乗せ」はしっかり機能しているように見えます。
ところが「+5000」は機能しているようには見えませんね。剣が与えたダメージが一定量に達していないので、何らかの法則で減衰された分しかヘイト量に加えられていないのでしょうか?
実験3 クリスタルの「+5000」が機能するダメージ帯を探る
実験3−1
① 剣:5000ダメージ(1000ダメージ×5回)
② 盾:クリスタル
③ 剣:1000ダメージをターゲットを取るまで繰り返す
結果
③で剣が2000ダメージを与えた時にはターゲットを取れず、3000ダメージを与えた時に剣にターゲットが移った。
盾が②で獲得したヘイト量は7001〜8000ということになります。剣の5000ダメージ分を獲得し、クリスタルの与ダメージで1000獲得した以外に、1001〜2000のヘイトを獲得しています。
剣が最初に与えるダメージ量を10000にしてみました。
実験3−2
① 剣:10000ダメージ(1000ダメージ×7回、1500ダメージ×2回)
② 盾:クリスタル
③ 剣:1000ダメージをターゲットを取るまで繰り返す
結果
③で剣が4000ダメージを与えた時にはターゲットを取れず、5000ダメージを与えた時に剣にターゲットが移った。
盾が②で獲得したヘイト量は14001〜15000ということになります。剣のダメージ10000分を獲得し、クリスタルの与ダメージで1000獲得した以外に、3001〜4000のヘイトを獲得しています。
ちなみに、同じく剣が10000ダメージ与えた後に、盾がクリスタルで1500ダメージ与えた場合が試行中にありました。
実験3−3
① 剣:10000ダメージ(1000ダメージ×10回)
② 盾:クリスタル(与ダメージ1500)
③ 剣:1000ダメージをターゲットを取るまで繰り返す
結果
③で剣が5000ダメージを与えた時にはターゲットを取れず、6000ダメージを与えた時に剣にターゲットが移った。
この場合、剣が③でターゲットを取り返すのに6000ダメージ必要だったので、クリスタルで与えるダメージもヘイト獲得量に含まれると考えて良さそうです。
剣が最初に与えるダメージ量を11000にしてみました。
実験3−4
① 剣:11000ダメージ(1000ダメージ×11回)
② 盾:クリスタル
③ 剣:1000ダメージをターゲットを取るまで繰り返す
結果
③で剣が5000ダメージを与えた時にはターゲットを取れず、6000ダメージを与えた時に剣にターゲットが移った。
盾が②で獲得したヘイト量は16001〜17000ということになります。剣のダメージ11000分を獲得し、クリスタルの与ダメージで1000獲得した以外に、4001〜5000のヘイトを獲得しています。
実験3−5
① 剣:11000ダメージ(1000ダメージ×11回)
② 盾:クリスタル
③ 剣:5826ダメージ(1818ダメージ×3回、372ダメージ×1回)
結果
③で剣が3636ダメージを与えた時にはターゲットを取れず、5454ダメージを与えた時に剣にターゲットが移った。
盾が②で獲得したヘイト量は14637〜16454ということになります。剣のダメージ11000分を獲得し、クリスタルの与ダメージで1000獲得した以外に、2637〜4454のヘイトを獲得しています。
実験3−4と3−5を合わせて見ると、盾が②で獲得したヘイト量は16001〜16454です。剣のダメージ11000分を獲得し、クリスタルの与ダメージで1000獲得した以外に、4001〜4454のヘイトを獲得しています。
剣が最初に与えるダメージ量を19500にしてみました(20000にしようとしたけど、クリティカルでずれました)。
実験3−6
① 剣:19500ダメージ(1000ダメージ×18回、1500ダメージ×1回)
② 盾:クリスタル
③ 剣:1000ダメージをターゲットを取るまで繰り返す
結果
③で剣が8500ダメージを与えた時にはターゲットを取れず、9500ダメージを与えた時に剣にターゲットが移った(③の5回目にクリティカルで1500ダメージ出てしまった)。
盾が②で獲得したヘイト量は28001〜29000ということになります。剣のダメージ19500分を獲得し、クリスタルの与ダメージで1000獲得した以外に、7501〜8500のヘイトを獲得しています。
ここまで、クリスタルの「+5000」はある一定のダメージ量がある状態でないと機能しないものと考えていましたが、そもそも実験3−6のように「+5000」は5000ダメージ分のヘイトを上乗せするのとは違うようです。
どうやら、ヘイトとは=ダメージ量ではなく、何らかの計算で算出されるもので、その計算の中の何かに「+5000」が加えられるような感じがします。
そして、「敵単体が持っている最高ヘイト値」これが大きい値であるほど、クリスタルで獲得できるヘイト量が大きくなることの片鱗(?)が見えましたね。
まとめと今後のこと
◆ クリスタルクロッドの与ダメージにもヘイト獲得の効果がありそう(実験3−2、3−3)。
◆ クリスタルクロッドの「+5000」は5000ダメージ上乗せするわけではなさそう(実験2、3)。「+5000」で獲得できるヘイト量は「敵単体が持っている最高ヘイト値」が大きいほど多くなりそう(実験3)。
今回の実験でクリスタルクロッドの細かな仕様を解明することは無理そうだと分かりました... もっと挙動の部分に着目するようにしましょう...
今後、確認してみたいのは
◆ 「敵単体が持っている最高ヘイト値」がどのくらいあれば、火力の追加攻撃を受けてもターゲットが外れないのか?
「敵単体が持っている最高ヘイト値」が大きいほどに「+5000」で獲得できるヘイト量は多いようなので、数百万ダメージが蓄積された状態でクリスタルを使えば、双魔剣を何発か打たれてもターゲットが外れないかもしれません。
これは記事の一番上に書いた「ターゲットが外れないのは気のせい?」の部分を確認することになりますね。
蓄積ダメージ量がこれくらいならターゲットがすぐには外れない、という感覚を数値で得ることができれば、回しの自由度が上がるはず。
◆ 味方がダメージを与えた後、見方が追加ダメージを与えずに盾がクリスタルを繰り返し使った時にどうなるか?
「+5000」で獲得できるヘイト量は単純にダメージ5000分ではなさそうで、「敵単体が持っている最高ヘイト値」が大きいほどに効果が上がる可能性があります。
そうであれば、自分のヘイトが「敵単体が持っている最高ヘイト値」の時にクリスタルを使っても、それなりにヘイト量を増やせそうです。
これが本当なら、クリスタルのスキルLv.はできる限り上げておいて隙があればクリスタルを使っておくとより良いということにもなります。
◆ ヘイト+800%はクリスタルを使う場合でも効果があるのか?
「敵単体が持っている最高ヘイト値」「+5000」「与ダメージ」を自分のヘイトに上書きする、中でヘイト上昇の効果は効くのか?ということですね。
「与ダメージ」にしか効かないのであれば、どうでも良いことですが、「+5000」の部分にも何らか影響するのであれば、カルネリを持つのか、スチールかエルフィかという武器選択にも影響しそうです。
◆ キャップのときに「+5000」はどうなる?
与ダメージが小さいキャップバトルで+5000ダメージのヘイトを取れたら、強すぎではないか?という疑問ですね。
実験をはじめる前から疑問に思っていたのですが、「+5000」とはダメージ量とは別物だということが今回分かりましたね。蓄積ダメージ量に応じて何らかの調整がされてからヘイトに加えられるようなので、この疑問の心配はなさそうです。