【エッセイ#8】科学館で知るエコロジーとお店の経営
先日、市の科学館に行ってきました。前回訪れたのが長女が4歳ごろ。なかなか理解できなかったようですが、6歳になった現在、楽しめるものが増えてきました。
そして、親の目線でも新しい発見があったので、ご紹介します。子どもに楽しく伝えるという点で、フィナンシェの会でお金のこと、環境・社会問題を伝える上でも真似できる工夫がありそうです。
■ ゲームで楽しめるリサイクル
まずは何をリサイクルして生まれ変わったものなのか当てるゲーム。
例えば、廃棄プラスチックは買い物カゴなどのプラスチック製品に生まれ変わる。
例えば、新聞紙や雑誌はトイレットペーパーに生まれ変わる。
様々な素材が描かれた丸い形のプラスチック板を選び、正しい製品のところに置くと、「ピンポーン」と音がなり、光る仕組みになっています。物が何からできているのか、ゴミになったものは何に生まれ変わるのかは、経済や株式投資をする際にも役に立つ知識になることでしょう。どこまで理解できているかは分かりませんが、長女(6歳)は制限時間内に全問正解するまで何度も何度もチャレンジしていました。
▪️地球環境に対する日本の危機感は、他の国と比べて遅れている!?
環境問題のコーナーには、地球環境時計というものが飾られていました。この存在を始めて知ったのですが、地球環境の悪化に対し人類が抱く危機感の程度を時計で示しているものだそうです。これを見ると、先進国の中でも日本の時計が遅れているような…。いずれにしても地球が極めて不安な時代であることに間違いはなさそうです。
▪️天気が変わると何が売れる?
最後にご紹介するは経済に近い内容のクイズです。
今日の天気は雪だそう。子どもはお店の人の立場になり、たくさんある商品から、何が雪の日に売れるのかを選びます。雪の日にチョコレートは売れるかな、傘が売れるのかな、暖かい食べ物かな・・・と考えます。
雪の日は、タイヤとスキー板が売れました。「さすが店長!」と表示されています。この他にも夏の日や雨の日などのバリエーションがありました。後ろの列に並んでいた中学生らしき女の子も、「私これ好きなんだよね!」と家族みんなでこれかな、あれかなと選んで楽しんでいました。
今回訪問したのは以下の施設でした。お近くにお住まいの方はお子様と一緒に遊んでみてはいかがでしょうか。大人だけでも面白いと思います。
(文:Mari Kamei)
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