【お金の絵本#15】そのこ
お金について子どもに教えたいけれど、時間もないし、どうやって教えれば良いか分からない、という方でも家庭ですぐにできる「絵本の読み聞かせ」。お金に関連する絵本をフィナンシェの会では紹介しています。
今回のテーマは「いつも買うチョコ、どう作られた?」です。
ご紹介する絵本はこちらです。
「そのこ」
詩:谷川俊太郎
絵:塚本やすし
出版社:晶文社
子どもたちが大好きなチョコレート。でも、その裏側には幼いころから働かされ、学校にも行けない子どもたちがいるかもしれません。当時6歳の娘と読んだとき、「どうして大人は働かないの?」と不思議に感じたようです。チョコレートだけでなく、普段来ている洋服にだって、児童労働が関わっている可能性も。お店で買い物をするときに、子どもとその事を思い出したい。そんな絵本です。
■ 読みながら子どもと話そう
読んだ後、お子さまにこんな質問をしてみてはいかがでしょうか?
・もし、学校に行かないでお仕事しないといけない「そのこ」だったら、どんな気持ち?
・「そのこのみらいのためになにができるか」という言葉に対して、何ができるだろうか?
・お店で買い物をするとき、児童労働をしていないというマークを見つけることができるかな?
この絵本は、世界から児童労働をなくすために活動している団体ACE(エース)が展開しています。動画もありますので、お子さまと一緒にご覧になってみて下さい。
フィナンシェの会では、子どもと一緒にお金を学べる絵本をご紹介しています。過去に紹介した絵本は下記のリンクからまとめてご覧いただけます。noteのフォローも宜しければぜひ♪
(文:Mari Kamei)
たくさんの家庭や子どもたちに届けるため、可愛いイラストを使ったお金の紙芝居、海外事例の翻訳など、さまざまなコンテンツを作っていきたいと考えています!