じゃがアンソロ2裏話
おつじゃがです!雲形ひじきです。
この記事は2024年9月22日文学フリマ札幌9で頒布する「土の中からホクホクと じゃがいも文芸アンソロジー2」の制作過程です。
年末の振り返り企画「創作TALK」用の個人的な記録ですが、メイキングみたいなのが好きな人はよかったらどうぞ。
じゃがアンソロとは
それはじゃがいもをメインモチーフにした文芸作品ばかりを集めたアンソロジー
のことである。
2022年に第1弾「煮ても揚げてもふかしても じゃがいも文芸アンソロジー」を発刊した。
その際の裏話はこちら
主宰初体験のアンソロジーとなったのだが、その過程はかなり楽しく(お読みいただけばわかるが楽しいしか言っていない)読者からも当社比なかなかの反応をもらえたことに味を占めて、この度第2弾を制作することにした。
どんな動きをしたか、あいまいな記憶を遡ってつらつらとご紹介しよう。
2023年3月 気持ち高まる
2022年5月に発刊したじゃがアンソロの手持ち在庫が1年足らずで残りわずかになってくると、さも当たり前のように次はあるのかと訊かれるようになり、こちらも自然と第2弾を意識するようになった。
当時2022年12月のじゃがアンソロ通信では、下記のように記した。
じゃがアンソロ通信とは(後述もするが)、アンソロ参加者への連絡事項などをまとめたPDFファイルで、不定期で配信される学級通信のようなものである。
そう、参加者から次回の構想がちらほら見受けられたのだ。
これらを踏まえてじゃがアンソロ2で提出された作品を読むと、おお!ってなりますね。
主宰業務が初めてすぎて、アンソロのシリーズ化に対してよくわかっていない主宰。
そう、なぜじゃがじゃがしていたかって2023年2~3月はジャガイモの食べ比べイベントを主催していたのです。
当時は家にジャガイモが50品種がキロ単位でごろごろしていた。
やりたいように動けば形になるおもしろさをここでも実感し、それは気持ちも昂るってもんよ。
2023年5月 アンソロのアンソロ
千羽稲穂さん(X@inaho_rice )が主催するアンソロジー「アンソロのアンソロ」で、じゃがアンソロのことが取り上げられた。
じゃがアンソロについてのインタビューと、短編「われはいもおもふ」が収録されている。
インタビューは9割がたジャガイモについてしゃべっていたが、ここでもやはりじゃがアンソロ2のことを質問された。
千羽さんはアンソロ編集の名手なのだが、このアンソロのアンソロは2023年5月の文学フリマ東京に向けて企画立案から入稿まで爆速でできあがっていった(すごかった)
そして1回目の参加者にも気持ちを伝えるべく、頒布1周年だった文学フリマ東京が終わったタイミングでじゃがアンソロ通信をしたためる。
2023年7月 ワークショップで宣言
日本フライドポテト協会主催の「ポテト Party & Workshop」に参加した。
事前にわかっている情報が
……怖すぎませんか。 ポテト食べ放題だという言葉につられて行ったんですけど。
ポテトフルネスは「マインドフルネス×ポテトを味わう」の造語……マインドフルネス、なんか流行ってるけどやったことないよ!
でも真剣に芋と向かい合うのには慣れてる。
参加者と話してみると、思ったほどジャガイモガチ勢はいなかったが、SNSでつながって後日一緒にフライドポテト店をはしごしたりした。
ポテワークは、今年半年よかったこともっと頑張れたことを振り返って残り半年で何を達成していくかポテト型に成形してから宣言してシェアするワークショップ。会社の研修かよ!
七夕間近ということもあり、ポテワークのまとめは各グループ笹に短冊を下げて発表した。
なんでか知らんが、ひじき、グループワークのリーダーとか発表役とかやらされるのよね!全員初対面で何を見抜かれているのか。
ここでも、宣言したわけである。じゃがアンソロが何かもわからぬ見ず知らずの人の前で。
奇祭に奇人が来たと思われたであろう。
ここまで引っ張ってやるやる詐欺では終わらせられない。
まあ、のんびりじっくり取り組もう。
2023年8月 参加者内定
今回も書いてほしい人に狙いを定めて直接打診した。
顔を合わてご飯をする仲の人もいれば、SNSでしかつながっていない人もいるが、
全員の作品を実際に購入して、目を通して、ひじき好みなのを確認しており、
この人のジャガイモが絶対読みたい!
と熱量を持ってラブコールを送りたい人にお声がけしたしだいである。
俺が考える最強のアンソロ、そのためなら勇気を出して動く。
この時早くも原稿提出があったのは、品種ナビゲーターの竹下大学さんである。
竹下さんは農作物の品種についての本を何冊か商業出版されていて、私は個人的に愛読しており、
一般聴講できる農業関係の勉強会に参加した際に、講師をされていたので本にサインをもらった。
このとき、私は名刺代わりに『煮ても揚げてもふかしても じゃがいも文芸アンソロジー』を渡したのだ(今振り返ると初対面とは思えない度胸!)
なので、じゃがアンソロがどんなものかをご存知で、次回があればぜひと言ってもらってもいた。
竹下さんは、企画が始動してからも、じゃがアンソロ通信を楽しみにしてくれたり、ことあるごとに連絡をくれて、アンソロにかこつけて、憧れの方とやりとりできて、ひじきはにっこにこであった。主宰おいしすぎるな。
他の人への声掛けも順調に進み、新規メンバーも含めて8月頭には理想の布陣を形成できる見込みとなった。
予言通り、新メンバーも5人捕獲できたので獲れ高は上々である。断られる恐怖と絶望を今回も味わうことがなかった。確度を上げたターゲティングをしているとはいえ、参加者の懐の深さには頭が下がる。
2023年11月 タイトル決定
タイトルは、題字を依頼する関係もあって、早めに決める。
どうせ何にしたって「じゃがアンソロ2」と呼ばれるだけなので、たいした違いもないだろうと思うが、それでも一応考える。
今回はこれしかないなって思えるまで、考えてるんですよ、一応。
題字担当の湖上比恋乃さん(X@hikonorgel)から「またも芋芋しく、それでいてかわいい印象のタイトルですね!」
表紙担当の氷上リホさん(X@haurvatat_rh)から「めっちゃいい!!!めっちゃいいな!煮ても揚げてもふかしてもと繋げても語呂がいい!一遍の詩だ…」
この二人にそう言ってもらえると、本当にほっとする。
2023年12月 題字オンライン
タイトルが決まったら、題字を書いてもらう。
題字は『煮ても揚げてもふかしても』に引き続き、北の大地に住む芋研ゼミ生、湖上さんに頼むことに決めていた。
丁寧に対応してくれるので、皆も軽率に頼むと良いよ。
前回は湖上さんと氷上さんの間に入りながら、すべてDMでやりとりして完成させた。
それもレスポンスが良い2人だから、苦も無く希望の題字にまとまったのだが、
今回はディスコードをつないで、その場でわいわいやりながら書いてもらうことに!
すげぇな、いまどきだな。
日時を決めて、パソコンに向かって話しかける「こんにちはー」
二人の声聞くの初めてだわ(この時点で顔も知らない間柄だった)
湖上さんが書いている字を画面に映してくれて、
氷上さんがすぐにそれを加工して組み合わせてくれて、
この字はこっちがいい、これはもうちょっとこうと言い合って、
またすぐ目の前で字が出来上がって、
は、はいてくじゃ、はいてくのろじーじゃ。
ひじきはすごい、すごい、いい、いいですね~しか言っていない間にすべてが終わった。
順調すぎて氷上さん用のノベル首塚の題字まで出来上がった。
このメンツ、仕事が早いぞ。
じゃがアンソロ通信
先ほどからちょいちょい登場する「じゃがアンソロ通信」
じゃがアンソロの特徴でもあり、私が楽しんで行っている工程でもある。
1作目の『煮ても揚げてもふかしても』から配信を始めて、
2021年に3回
2022年に7回
2023年に3回(8月からじゃがアンソロ2のメンバーへ切り替え)
2024年9月現在4回発行している。
目的は情報共有の効率化とモチベーションの維持である。
よほどのことがなければ返信は不要という一方通行の配信だったが、楽しんでるよと端々で伝えてもらえると嬉しかった。
じゃがアンソロ2の頒布が落ち着くまでは、まだ発行していく所存。
2024年2月 文フリ札幌申し込み
初頒布の場所をどうするか。
通常であれば、ホームである文学フリマ東京が真っ先に思い浮かぶ。
常連の出店者も一般の来場者も、私が出店側で参加している同人誌頒布イベントの中では最大だ。
次点で、まだ行ったことがない文学フリマ大阪
こちらも関西の文学フリマとして勢いを増しているところのようで楽しそうである。
でも、でもさぁ
ジャガイモだよ?
ジャガイモといえば……
北海道じゃない?
ジャガイモの本を持って北海道に行きたくない?
行きたい!
ジャガイモにハマってからまだ北海道に踏み入れたことがなかったし、これにかこつけて芋観光もしたい。
と、文学フリマ札幌9が2024年9月の3連休というベストな時期に開催されることも追い風となって、初の北海道イベント直接参加として申し込んだ。
初頒布は北海道、君に決めた!
参加者の一人で、私が代表の創作文芸サークル「三日月パンと星降るふくろう」のメンバーである文野華影さんが同行してくれることになって、飛行機も宿も速攻予約した。
2024年4月 畑から届く原稿
原稿の締め切りは2024年4月30日
早めに提出する人もいれば、
ぴったりに合わせてくる人も、
少し遅れてしまう人もいる
裏締め切りは何人かに発動した。
多少の遅れは大丈夫なように余裕を持たせてあるので、こちらも焦ることはない。早掘りもあれば、栄養が行き渡るように葉が枯れるギリギリまで待つ品種もあるだろう。納得のいく形になったものを提出してくれればそれでいいのだ。
送られてきたものは、どれも大切な芋原稿。
一番先に読んで身悶えられる特権は主宰の醍醐味だ。
すごいの届いちゃったな、おい、と提出があるたびに天を仰いだ。
フォーマットに流し込み、PDFで確認してもらい、誤字脱字の微修正を5月中に行っていく。
2024年5月 好きな名画
参加者には、原稿提出以外にもご協力を願うことがあった。
表紙担当の氷上さんが、表紙を描くにあたり、土の中の美術館というイメージから、
みんなの好きな名画を知りたいと要望があったのだ。
こういうときにじゃがアンソロ通信という仕組みが通っているのはやりやすい。
期限を定めた要返信の通信だったが、送ったその日からもりもりと名画のタイトルが届き、待って皆そんな好きな名画って普段から心に決めていて即答できるものなの?と、芸術に明るくない主宰はたいそう驚いた。
この裏話を読んでくださっている皆様にもお見せしちゃいましょう。
2024年6月 順番決めと登場品種一覧
6月は実家の家庭菜園で育てているジャガイモ8品種が収穫の時を迎えた。
アンソロに関係ないじゃないかって?
いいですか、日頃から芋に触れ、芋について考えてこそ、芋の文芸は生まれるのです。(偉人の名言?いいえ、私の言葉です)
原稿が出揃ったら、主宰の一番の腕の見せ所の仕事が待っている。
並び順を決めること
多種多様な書き手によって集められた作品を1冊の本でどう魅せるか
楽しくも悩ましい作業である
紙に印刷した原稿を積み上げ、エクセルでタイトルのセルをパズルのように延々と組み合わせ直し続ける
季節や品種、ジャンルと長さ、時代や主題
どの切り口でどんな流れをつけるのか、
あっちとこっちは共通キーワードでつながるが、でもあれはどうしたってその流れに入れたい、すると、これとこれが並ぶのはありかなしか……
いくら頭をひねっても、いくら手をこねくり回しても正解は1つではない
まだ試せてない可能性はどれだ?
読む人にもすんなり受け入れられるようなきれいな流れを見つけられたら、天才か!と思うし、
こじつけ過ぎたり、流れが分断されて並べるの下手くそって思われたらと不安になるところもある。
せっかくの最高級食材を活かすも殺すも主宰次第なのだ。
決めたこの構成がどういう評価を得るのか、おっかなびっくり反応を待つことにしよう。
さて、私が品種好きを標榜しているせいか、
参加者も具体的な品種名を作品内に結構登場させてくれる。
数えてみると45品種
ジャガイモにいままで興味関心がなかった読者にとっては、
ジャガイモってそんなに種類があるの?と驚くはずだ。
ちなみに『煮ても揚げてもふかしても』で登場したのは50品種だった。
男爵薯やメークイン以外にもあるんですよ、ジャガイモの品種。
せっかくなので、アンソロジーに登場した品種は巻末に一覧表でまとめることにしている。
家にある資料各種を掘り起こし、品種の特徴など必要な情報をピックアップする、この地道な作業も楽しい。
字が小さくて見づらいかもしれないが、目を通して1つでも新しく品種名を覚えてもらえたら嬉しい。
2024年7月 レビュー職人
参加者のあとがきなども並べて、
ノンブルを振ってページ数が確定し、
本文が9割方出来上がったら、
レビュー職人に一足早く共有すると決めていた。
職人とは、参加者の一人であるたこやきいちご(宮田秩早)さんだ。
たこやきいちごさんは、『煮ても揚げてもふかしても』の時はお願いしてなかったのに自主的にネタバレなしのレビュー冊子を制作して、各頒布イベントで無料配布してくれた。
その冊子を会場内で見てじゃがアンソロを買いに戻ってきた人もいたくらいである。
大変ありがたい応援団。
ならば、今回は献本前に本文を共有し、余裕を持ってレビュー冊子を作ってもらおうじゃありませんか。
イベント出店などがあるので8月になりそうですって回答だったのに、7月20日に共有したら速攻読了して、
7月21日にハイスピードでレビューが書き上がってきた。すぎょい。
やっぱりおもしろいよねぇ?私の色眼鏡じゃないよねぇ?
全力レビューで応援する冊子は、2024年9月8日の文学フリマ大阪を皮切りに、各頒布イベントで無料配布していく予定なので、ぜひ手に入れてほしい。
アンソロを読む前に冊子を読むか、アンソロを読んだ後に冊子を読むかは、あなた次第。
2024年8月 印刷所の変更・宣伝
お願いする印刷所は『煮ても揚げてもふかしても』と同様の、STARBOOKSさんにしようと決めていた。
発色仕上がり綺麗だし、箔押しの種類多いし
期間に余裕を持って入稿できれば早割りも結構きくし。
まあ、早割りについては、表紙の完成の都合上なかなか難しいことが分かって、7月にはすっぱり諦めていたのだが、スタブさんで刷ることを変えるつもりはなかった。
慣れている方が安心だし、シリーズ感も出るし。
ところがどっこい
突然の知らせが入る。
受注制限……まじかよ
ピンチじゃん
この時点で入稿できる状態ではなかったのだから、スタブさんは使えない。
慌てて今まで使ったことがある印刷所・知人が使って評判の良かった印刷所で自動見積もりを取り、
費用と入稿日を書き出して、影響を計算した。
タイトルに箔押し加工を施したいとなると、
箔押し加工をしている印刷所の中でも、
印刷にかかる日数が変わってくる。
費用はこの際、こういう儲けのない遊びをしている以上ある程度飲み込む覚悟はあるが
どうにか、希望に近いスペックで文フリ札幌に間に合わせられないか
まだイベントまでは1か月あったのだが、印刷所からの会場搬入が使えないイベントだったこともあり、自宅からの宅配搬入に乗せるとなるとその分締め切りが早い。
氷上さんと相談しながら
内心ひやひやした日々を過ごしていた。
万が一札幌、間に合わなかったらどうすっかなあ……
宣伝はまだ匂わせしかしてないけど、そろそろ本格的に始めないとだし
とりあえず、参加者には本文のPDFを共有、読みたい人は先に読んで宣伝に使ってねという体勢を取る。
10月以降の委託イベントの申し込みをする。
焦ってもさ、結局、できることを粛々とやるしかないのよ。
8月25日の朝、書影が届いた。
さっすが、氷上さん!期待を上回るすごいの出てきたぜ。
当時は旅行中で京都にいたが、
ノートパソコンをかついでいったので、
ちょちょいと告知画像を作って、
この日から告知を開始した。
アンソロジーの参加者の拡散による援護射撃がありがたい。
平日の昼間に1日1人ずつ冒頭の試し読み画像を公開する。
この宣伝の仕方はじゃがアンソロのときに独自に決めたもので、
1枚のカラー画像の方が絵描きの人など活字びっちりの添付は読まない人もタップしてくれる可能性が上がり、
でも組版も含めて読みごこちの雰囲気を知りたい人がいるのも確かなので本になった時に近い画像も複数枚添える。
昼に公開することでお昼休みにスマホをいじる人の目に留まればいいし、
@をつけた参加者本人に通知が行くので、夜にリポストで拡散してくれる。
ひじきを抜かしても14人いるので放流は3週間にわたった。
そして試し読みが貼り終わったら総まとめとして、この記事のリンクを貼った投稿に至る。
2024年9月 入稿、販促制作、献本
データが揃ったので、緊張の面持ちで入稿した。
頼む!不備がありませんように。
もうあとは待つことしかできない
……ってわけでもなく、
9月8日の文学フリマ大阪では、先行してたこやきいちごさんと服部匠さんが、前述したたこやきいちごさん製作のレビュー冊子を無料配布をしてくれた。
こちらにもデータを共有してもらい、冊子を折折パッチンする。
いきなり本を手に取るまで行かなくても気になる人にリーチするような無料配布物があるのはありがたい。
さらに、氷上さんがフライヤーを制作してくれる。
素敵デザインが余すことなく活かされている、装画作成者の鑑か?
ワーッ!もうどこの印刷所に何を何部頼んだのか、主宰わからなくなったよ!(落ち着いて)
そうこうしているうちにとうとう本が届いた。
……写真間違えました
こっちだ
致命的な不備はなさそうで一安心
そして芋も届いた
2日連続佐川のお姉さんの腕をマッチョにしてしまってすまない。
このジャガイモはじゃがアンソロ恒例のお礼芋である。
私がおいしさを布教したいだけとも言う。
宛名を書き
手紙を書き
人によって若干中身が違う荷物を組み合わせ
でっけぇ段ボールとちっさい段ボールを床に並べて「私は何屋なんだ……?」と汗だくになりながら梱包し
参加者の皆さまへ献本を発送した。
たこやきいちごさんのレビュー冊子も読みたかろうと、頼まれる前に同梱しておいたわよ!
レビューしていただきました
たこやきいちごさんのレビュー冊子……どんなんだか気になりますよね?
実はブログでも読むことができる。
たこやきさんの軽やかな中にも出だしから終わりまでにじみ出てしまう裏打ちされた引き出しの多さも感じられるレビューをお楽しみください。
参加者の泡野瑤子さんも全作品感想をnoteに投稿してくださった。
読んだ人が本を手にしたくなる感想に加え、作品の並び順にも言及していただいて、主宰うれちぃ。
さらに参加者の服部匠さんも全作品レビューを書いてくださった。
短い言葉選びの中に肝と面白さを備えた紹介、やっほい。
さらにさらに、参加者の草群鶏さんも、文学フリマ札幌の会場から打ち込み始めた新鮮な感想をツリーにして投稿してくださっている。
ここでも編集の妙について感じてくださって、誰だそんな褒められるような並びにしたの(俺だ)
参加者の応援力高すぎぃ〜
満を持して、文学フリマ札幌9で頒布します!
9月22日の文学フリマ札幌9には「い-43 三日月パンと星降るふくろう」として出店する。
【ウェブカタログ】
https://c.bunfree.net/c/sapporo09/!/%E3%81%84/43
会場には開会から閉会までいる予定なので、皆様のお越しをお待ちしております!
こうして「土の中からホクホクと じゃがいも文芸アンソロジー2」は、この世に生み出された。
参加者の様子を見るに、自由に書けて楽しかったようである。
この本を読むにあたり、
ジャガイモに関する知識は特に必要ない。
品種を知らなくても、料理が得意じゃなくても何の問題もない。
でも、読んでいるうちにジャガイモが食べたくなってしまう可能性は高い。お気に入りのポテトチップスなどをそばに置いておいた方が賢明かもしれない(警告したぞ!)
2と銘打ってるが1を読んでいなくても問題なく楽しめることを保証する。
少しでも気になる要素がありそうなら、
ぜひお好きなタイミングでお手に取ってみてほしい。
よろしくお願いいたします!
今後の頒布予定
初頒布の後も、じゃがアンソロ2は全国各地におじゃまする予定だ。
2024年9月29日(日) 第9回TAMAコミ(東京・八王子)
スペース番号
B-15・16 フィナンシェヤクザとシネマ芋先輩
【またまたご冗談を!様に委託】2024年9月29日(日) 名古屋コミティア65(愛知)
スペース番号
A-20 またまたご冗談を!
【委託】2024年10月26日(土) ふらっとぺらっとpage4(福岡)
【バイロン本社様に委託】2024年10月27日(日) 文学フリマ福岡10(福岡)
https://bunfree.net/event/fukuoka10/
2024年12月1日(日)文学フリマ東京39(東京)
https://bunfree.net/event/tokyo39/
【バイロン本社様に委託】2025年1月19日(日)文学フリマ京都9(京都)
https://bunfree.net/event/kyoto09/
このあたりが確定していて、他にもタイミングやチャンスがあればイベントにはどんどん参戦したいと目論んでいる。
おもしろい本なので!自信を持っておもしろい本なので!
多くの人の手に取ってもらえたら嬉しい。
お見掛けの際は、「読めるじゃがいもって何……?」と立ち読みだけでもどうぞよろしくお願いいたします。
【通販】
BOOTHと架空ストア様で10月から開始予定。
イベントになかなか行けない人は、ひじきとの住所のやり取りなしで手に入りますので、ご利用ください。
ここまで長々とお読みいただき、ありがとうございました。
またお目にかかりましょう。おつじゃが~。