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ローカルポテトサミット

「おいねちゃん、来てくれたのね」

「落合とつやにも会った」

ねがっちゃんも呼んだし、たっちも治助もいるのよ。

高揚した声でふじはおいねの袖を取った。

「サミットなんてけったいな名前だから来るのやめようかと思ったわ」

「移住の人が考えてくれたの」

「化石みたいな私たちが集まって同窓会ってわけ?」

多摩川源流の森の中、先祖の地にも似た山の傾畑は小石交じり、畝に落ち葉を敷き詰めないと小柄な在来芋は雑草に負ける。

村人は家で食べる分だけをひっそりと作ってきた。

「そう同窓会をしたかったのよ。これからもしていきたいの」

似た者同士、手を繋いで、もう少しだけ長生きしてみたくない?

ふじは手伝いの学生に笑いかけ、開催を宣言した。

在来ジャガイモ擬人化SS


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雲形ひじき
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