Web3とスポーツチームの相性は?「鎌倉インテル」代表インタビュー【フィナンシェ放送局 #6】
#6ポッドキャストはこちら(Spotify、Apple Podcast)
フィナンシェ放送局はトークンを使ったクラウドファンディング2.0「フィナンシェ」で巻き起こる、ファンとプロジェクトの話題をお届けするポッドキャストです。プロジェクトの最新ニュースやここだけでしか聞けない中の人の話題をお送りします。
張本智和選手の入団記念に「アスティーダトークン」を付与
国内プロ卓球リーグのTリーグ所属、琉球アスティーダは5月に卓球日本代表の張本智和選手との契約締結を公表し、琉球アスティーダが発行するトークン「アスティーダトークン」を付与することを公表しました。張本選手はトークンホルダーとしてFiNANCiEにおける琉球アスティーダファンコミュニティにも参加する予定です。
琉球アスティーダは2021年7月に国内卓球プロチームとして初となるトークンを発行し、これまでに2回のファンディングで総額1,500万円を超える販売に成功しています。また、今年に入り、サッカーチームの南葛SCや、SHIBUYA CITY FCと共に所属選手へのトークン付与を実施しています。
女性ドライバーたちが熱戦!「KYOJO CUP」トークンでレーシングカー製作も
女性ドライバーのみのモータースポーツ「KYOJO CUP(キョウジョカップ)」は5月、新規トークンの発行を公表しました。KYOJO CUPは2017年にスタートした女性だけのレースシリーズで、現在は富士スピードウェイにて年4回の大会が開催されているものです。
競争女子(きょうそうじょし)から生まれたネーミング「競女(きょうじょ)」という文字の通り、女性ドライバーたちが真剣勝負に挑むレースシリーズになっており、ファンの熱狂に支えられているそうです。今回のプロジェクトでは、トークンの販売売上でレーシングカー「TOKEN号」を製作し、その過程を楽しむコミュニティ「TEAM TOKEN」の発足も予定されています。
東海社会人リーグ、FC刈谷がクラブトークン新規発行
東海社会人リーグ1部に所属する同クラブは、東海・三河地域初となるJリーグクラブ入りを目指しており、今回のトークン新規発行でサポーターを巻き込んだコミュニティづくりを強化するとしています。販売期間は6月20日までで、集まった資金はJFL復帰を目指した強化資金などに使われる予定です。
Web3とスポーツチームの相性は?「鎌倉インテル」代表・四方氏インタビュー
続いては「中の人に聞いてみよう」のコーナー、今回は鎌倉インターナショナルFC代表、四方健太郎(よも けんたろう)さんを直撃して、トークンを使ったコミュニティ戦略についてお伺いしてきました。(太字の質問はすべてフィナンシェ放送局編集部。回答は鎌倉インターナショナルFC代表、四方健太郎さん、ポッドキャストの内容を一部要約編集してあります)。
四方さん本日はよろしくお願いします。まず鎌倉インテルはどういうチームなのかお話しいただけますか
四方:鎌倉インターナショナル FC 、通称「鎌倉インテル」と呼ばれてます。4年前、2018年にスタートして5シーズン目を迎えたクラブで、神奈川県の社会人2部に所属してリーグを戦っています。J1、J2、J3と上からサッカー界のピラミッドを数えていくと、神奈川県2部は8部にあたります。
神奈川県の鎌倉市をホームタウンにして立ち上げ、選手1人から始まって 1人、2人、3人・・・と選手が増えて気付けば選手やスタッフの仲間たちが300人ぐらいいるようなクラブに成長しました。
また去年、念願のホームグラウンドを持ちました。アマチュアリーグで自分のグラウンドを持つのは難しいことですが、フィナンシェのサービスを使ったり、クラウドファンディングしたり、スポンサー集めたりして鎌倉市内に「みんなの鳩サブレースタジアム」という、お菓子の鳩サブレーをネーミングライツにご協力いただいた(スタジアムを)立ち上げました。
スタジアムを作るにあたってトークンを絡ませた取り組み実績を教えてください
四方:あの手この手でファンディングしたい中、トークンであればお金を出してもいいと思う人がいるのは事実で、僕らはクラウドファンディングで実際、3,000万円ぐらい集めましたが、それに合わせてフィナンシェを使って鎌倉インテルトークンを発行し、2,300万円集めることができました。
どうやってトークンを買ってくれた人と一緒に楽しむかということですが、代表的なのはFiNANCiE杯です。FiNANCiE杯でクラブトークを発行してる他のクラブと手を取り合って 2回、大会を行いました。昨年の12月と今年の3月のシーズンオフのタイミングで、緊張度のある試合でチームを強化したいという思いと合致して、優勝するとトークンがもらえる企画だったり優勝カップのトロフィーをNFTにしたりするような取り組みをしています。
Web3とスポーツチームの相性や可能性はどのようにお考えですか?
四方:スポーツクラブのベースは応援だと思っています。だけど、その応援する気持ちが吸い取られていくだけではなく、応援した結果、発行体が成長していった時にトークンという価値が上がってリターンがあるのは応援する動機にもつながるんじゃないかなと思います。リターンがないと応援しないかというとそんなこともないんだけど、リターンがあることによって応援したい人も増えるかなと思っています。
成長余地がたくさんある方が「応援しがい」があるんじゃないかなと。元々強いチームを応援するとなると、それ以上の成長余地があるかと言われるとかなりハードルが高くて、 J1のクラブがACLに出るぞ!クラブワールドカップに出るぞ!となったら凄い予算が必要です。
仮にフィナンシェで5,000万円を集めたとしても(元々が強いチームでは成長余地が少なく)達成できないかもしれません。同じ5,000万円でも無茶苦茶すごいことができるんじゃないかという点で、成長過程にある零細チームの方が相性がよいと思っています。
今後の展望や計画などを教えてください
四方:鎌倉インテルトークンとしては6月11日まで追加ファンディングをやってます。このタイミングに買っていただけると、固定の金額かつ手数料もかからないのでお得だと思います。二次流通では売買手数料がかかったり、リターンが付けられない可能性もあるので、ぜひここで我々の仲間になってほしいです。
上から何かを支持する一方的な関係性じゃなく、みんなで利害関係を持つ運命共同体になってもらい、楽しむのはもちろん、クラブに対して意見を言うなど何かしらの投票に参加してもらいたいと思っています。
本日はありがとうございました!
#6ポッドキャストはこちら(Spotify、Apple Podcast)
フィナンシェ放送局への質問大募集!投稿はこちらから↓
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?