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二度の適応障害を乗り換え、サイドFIREを達成できた。総資産8000万円の松本侑35歳サイドFIREまでの歩み
自己紹介
はじめまして。投資スクールFinacial Free College(以下、FFC)代表の松本侑です。
現在、私はFFC代表・講師として、多くの生徒やスタッフに囲まれながら日々を送っております。
しかし、過去には投資で150万円の損失を経験し、仕事ではパワハラによる適応障害を二度も経験するなど、数々の困難に直面してきました。それでも、これらの経験をバネに資産を8000万円まで増やし、サイドFIREを実現しました。
なぜ私が多くの人に「お金の不安のない未来」を手にしてほしいのか。
この記事では、幼少期から現在までの私の歩みを振り返り、サイドFIREを実現した経緯や投資の教育に注力する理由を詳しくお話しします。
家庭の影響により、早くからお金の重要性を知る
実家は、父、母、そして2歳下の妹という家族構成で、資産運用とは無縁の家庭でした。父は家業である左官業を営んでいましたが、私が小学生の頃に廃業してしまいました。
遊び好きだった父は、釣りやゴルフ、さらにはギャンブルも楽しんでいたため、家計は常に苦しい状態でした。
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母は看護師として働きながら、私たち家族を支え、特に父が家業を辞めてからは母の収入が家計の柱となりました。
そんな両親の姿を見て育った私は、お金の大切さを身にしみて感じ、幼い頃から「いつかはお金を自由に使えるようになりたい」「お金に困らない人生を送りたい」という強い思いがありました。
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大学卒業後、メガバンクで働くも適応障害になり休職
私は昔から、人に何かを教えることが好きでした。学生時代には、同級生に勉強を教えてあげたり、妹の受験勉強を手伝ったりする機会が多く、周囲からは「教え方が上手」と褒められることもありました。この経験から、将来は教える仕事に就きたいと思い、大学では教員免許を取得しました。
一方で、お金に関することにも強い興味を持っていたため、大学卒業後はメガバンクに就職しました。入行した2012年は、アベノミクスによる好景気真っ只中。株価が上昇一途し、お客さまの中には短期間で投資額を大幅に増やされた人も多く、それを間近で見ていた私も投資に興味を持つようになりました。
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しかし、銀行員や証券外務員は社内規定により自由に株式投資を行うことができず、徐々にフラストレーションが溜まっていきました。そんな中、上司のパワハラに悩まされるようになり、入行1年目の秋に適応障害を発症。会社を辞めることになりました。
塾講師に転職し株式投資を本格的に始めるが、最初の3年間は損失続き...
メガバンクを離れ、自分を見つめ直す中で、前述のとおり「教える仕事」に就きたかったことを思いだし、2013年に総合学習塾の大学受験部門の塾講師に転職。塾講師の傍ら、本格的に投資を始めました。
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最初は日本株やFXなど、さまざまな投資に挑戦しましたが、結果は芳しくありませんでした。銀行員時代に学んだファンダメンタルズ分析の知識はあったものの、テクニカル分析の知識が不足していたため、株価の動きを正確に読み解くことができずにいたのです。
投資資金の管理についても、アセットアロケーション(※株式や債券などへの投資資産の配分のこと)ができておらず、その結果、最初の3年間はマイナスでした。
当時の運用資産は1,000万円程度でしたが、FXで年間100万円、日本の個別株で50万円の損失をだすなど、失敗を繰り返しました。なかでも、日経ダブルインバースへの投資で9割、金額にすると150万円近くの損失をだしたことは今でもはっきりと覚えています。
これらの失敗を通じて、一般的な投資のセオリーに反した、いわば「自分だけのルール」で投資をしていたことに気づかされました。 しかしながら、こうした失敗を積み重ねる中で、実際に投資を行いながら、PDCAサイクルを回して試行錯誤を繰り返す経験を積むことができたのです。
コロナショック時の投資が実り、モデルナがテンバガーに!
2016年頃、塾の管理職に昇進した私は、多忙を極める日々を送っていました。その間、投資からは遠ざかっていましたが、資産が着実に増えていっているのを見て、長期投資の重要性を痛感しました。
それまで数週間から数ヶ月の短期投資をしていた私は、長期保有を前提とした投資を始めるにあたり、日本よりも経済成長率の高い米国株に注目しました。最初はS&P500などのインデックスファンドから始め、徐々に個別株へと投資対象を広げていきました。
そして投資スタイルも確立し、着実に資産を形成していき確かな手応えを感じていた矢先、2020年のコロナショックに見舞われました。かつて経験したことのない市場の急落を目の当たりにし、初めて景気後退というものを経験したのです。
しかし、私はこの危機をむしろ投資のチャンスと捉えていました。なぜなら、過去の相場サイクルを分析してきた経験から、このような状況は必ずくるものだと理解していたからです。
当時の私は、コロナウイルスのワクチン開発に携わる製薬会社、モデルナ(MRNA)、アストラゼネカ(AZN)、ファイザー(PFE)の3つにそれぞれ200万ずつ投資。その結果、モデルナは投資額の10倍になりました。
上記の成功体験を通して、たとえ市場が不安定な状況であっても中長期的な視点で魅力的な企業を見つけだし、投資を続けることが大切であると再認識できました。
また、私はよくFFCの生徒に「投資とは『鳥の目』のように市場全体を捉え、同時に小さな『虫の目』で個別銘柄を詳しく調べることが大切だ」と言っています。こうした分析を行うことで、次に注目されるであろうセクターや銘柄がある程度予測できるのです。
適応障害再発を機にサイドFIRE。現在の総資産は8000万円
2020年は、仕事面でも大きな転機となる年でした。尊敬する上司のもとでやりがいを感じていた塾講師の仕事でしたが、上司の異動に伴い、ふたたびパワハラに悩まされることになり、適応障害を再発してしまったのです。
しかし、その頃には資産が4,000万円を超えていたので、「もうフルタイムで働かなくてもよいのでは?」と思い、正社員を辞め、フリーの塾講師に転身。さらに同年、妻と婚約し、FFCの講師として働き始めるなど、私の人生は大きく変化したのです。
そして2024年11月現在、私の総資産は8,000万円にまで増えています。
このように、私は米国株を中心とした長期投資で資産を増やしてきました。これから投資を始めたい人は、株式投資や投資信託などご自身の投資目標やリスク許容度に合わせて、最適な投資方法を選んでみてください。
ただし、投資額が少なすぎると、複利の効果が十分に得られず、資産はなかなか増えません。 仮に500万円の資産で10〜20%を投資に回しても、複利の効果を十分に享受できるほどの金額とは言えません。
さらに、現金はインフレによってその価値が徐々に目減りしてしまうリスクがあります。これは、トランプゲームで「ババ」を引いてしまうようなもので、持っているお金の価値が少しずつ減ってしまうのです。そのため、利回りの変わる預貯金のような感覚で投資するのがよいと思います。
ですが、慣れてくると過剰な投資に走ってしまう人もいます。例えば、景気後退期には現金の保有比率を高めるほうが得策なので、相場の状況に合わせて調整していくべきでしょう。個人的には、平均して30%程度を投資に充てるのがベターだと思います。
長期的な視点を持ち、支出を抑えるのがサイドFIREへの第一歩
あと多くの人は収入が増えると生活水準も上がりがちですが、それもできるだけ節約するようにしましょう。
日々の生活の中でも、スーパーの閉店間際の割引品を購入したり、洋服はセール品を選ぶなど、誰でもできる小さなことから積み上げていくのです。その分を投資に回すことができるので、資産形成のスピードも自然と加速していきます。
私の場合、子どもの頃の経験もあり、20代から支出額はほとんど変わっていませんし、35歳になった今でも上記のような節約を継続しています。
ちなみに貯めたお金は、家族との時間を豊かにするために使っています。両親には旅行のプレゼントを贈ったり、妻との思い出作りに活用したりと、お金を使うことで親孝行、妻孝行をしています。また、FFCの代表として、スタッフとの親睦を深めるために食事をご馳走する機会も設けています。
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最後に、私の会社員時代の最高年収は550万円で特別お金を持っている人間ではありませんし、特別な才能や知識があったわけでもありませんでした。
それでも、コツコツと資産形成に取り組むことで、ある程度の経済的な自由を手に入れることができました。つまり、誰でも私のようにサイドFIREを実現できる可能性は十分にあるのです。
これを機に資産運用を始めて、自分の人生が好転したという人が少しでも増えてくれれば幸いです。
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