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売上総利益:ハウス食品vsヱスビー食品

ハウス食品には特別の思い入れのある私。ファーストキャリアで就職しない道を選んだのですが、その時ギリギリまで悩んで(大変ご迷惑をおかけした)内定を辞退させて頂いた会社さんです。

と、そこで数年の時を経て

ハウスとヱスビーの2社を比較した結果、どちらがより商品力が強い会社なのか、と言う点を考察していきたいと思います。

(頼む、ハウスであってくれ。実は自宅の目の前はCoCo壱番屋。ご飯の量が多すぎること以外は何も文句はないよ。いつもありがとう。)


まず、ハウス食品とは....こんな商品ラインナップの会社さんです。

カレーのルーやシチューのルーのほか、飲み会で大活躍するウコンのチカラなんかも出している。

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次にヱスビー食品はこんな感じです。

どちらかと言うと、調味料と言うラインナップ。

外食や健康食品などの類似品には手を出していない印象を受けます。

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両社ともにカレー・スパイス領域で有名な会社ですね。

ここまでを踏まえて

今回のテーマは、売上総利益!

そこで早速やっていきましょう。会計クイズです♪

どちらとも2020年度(2020年4月1日〜2021年3月31日)で比較しました。

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ほとんど上記の商品ラインナップを見ても同じ2社ですが

原価に20%の差があります。さて。。。。。?








正解は、、、、左!

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わかったこと:ヱスビー食品の方が原価が高い。


考察①商品の売り上げ構成が違うのかもしれない

売り上げ構成の分解をしてみました。

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2社の主力商品であるカレー・スパイスの「香辛料」に絞ってみると、

ハウス食品は5割、ヱスビー食品は8割を占めました。


考察②スパイス自体の原価が高いのかもしれない

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この輸入統計資料から考えてスパイスの原価は高くないと言う結論が出せるます。


スパイスに差がないのに、ヱスビーだけ高いということは

原料ではなく加工方法に差があるのかもしれないということで、

考察③ヱスビーのスパイス製造方法は?

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2社ともに自社の工場で加工しており差異はありませんでした。。。。


そして、私の中で何も考えられる理由が見つからなくなった時、

天の声からアドバイスをいただきました。


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「収益認識基準適用」によるものですね。


収益認識基準適用によって、販売促進費として販管費処理していた費用を、売上から差し引いていることがわかりました。

収益認識基準適用が左(2019年度)

有益認識基準適用外が右(2019年度)

すると。。。。。

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ハウス食品の値に限りなく近いグラフが出来上がりました。


結論

ハウスもヱスビーも売上総利益率も差がありませんでした。(残念)

コロナ下において、家庭での食事の機会が増え2社ともに業績は伸びておりましたが、商品力(ブランド価値)でいうと、売上構成の内容が様々であるハウスの方がそのブランドを用いて、様々な業態に展開できるという意味でブランド力が強いと考えます。

(しかしながら、「スパイス」の商品力で言えばスパイスでほとんどの売り上げを構成しているヱスビーの方が価値が高いとも言えると思います。)

感想


はじめに、商品力というところで分析を始めてしまいましたが、ここでいう商品力とはなんなのか、という点を明らかにしてから着手するべきだったなと反省しております。


また、結論として売上総利益の分析としてはあまり適した考察には至りませんでしたが、私が全く知らなかった収益認識基準適用 というものを知るきっかけになりました。(この会計基準の理解はできませんでしたが、分析を進めて差異が不明だった際に、「会計基準が違うかもしれない」と気づく思考を手に入れました。)

リアルに数十時間かかったので1ヶ月か2ヶ月に1つは分析するようにしていきたいと思います。

この記事を書いていて、カレー欲が高まり、サムネにしましたバターチキンカレーを作りました。ルーから作ったのでハウスもヱスビーもお世話になっておりませんm(_ _)mあしからず!!!

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