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【メモ】概フレ5



第1章 財務報告の目的(つづき)

 前回の【序文】に次いで、
今回から【本文】となります。
予告的なんですが、第1章の原文は21段に分かれています。
今日、ここに写経したのは、たった3段ですね😅

【本文】

【ディスクロージャー制度と財務報告の目的】

1. 企業の将来を予測するうえで、企業の現状に関する情報は不可欠であるが、その情報を入手する機会について、投資家と経営者の間には一般に大きな格差がある。
 このような状況のもとで、情報開示が不十分にしか行われないと、企業の発行する株式や社債などの価値を推定する際に投資家が自己責任を負うことはできず、それらの証券の円滑な発行・流通が妨げられることにもなる。
 そうした情報の非対称性を緩和し、それが生み出す市場の機能障害を解決するため、経営者による私的情報の開示を促進するのが、ディスクロージャー制度の存在意義である。

2. 投資家は不確実な将来キャッシュフローへの期待のもとに、自らの意思で自己の資金を企業に投下する。
 その不確実な成果を予測して意思決定をする際、投資家は企業が資金をどのように投資し、実際にどれだけの成果をあげているかについての情報を必要としている。
 経営者に開示が求められるのは、基本的にはこうした情報である。
 財務報告の目的は、投資家の意思決定に資するディスクロージャー制度の一環として、投資のポジションとその成果を測定して開示することである。

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(1) 「投資のポジション」に類似する用語としては、従来、「財政状態」という用語が用いられてきた。
 しかし、この用語は、多義的に用いられているため、新たに抽象的な概念レベルで使用する用語として、「投資のポジション」を用いた。
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3. 財務報告において提供される情報の中で、投資の成果を示す利益情報は基本的に過去の成果を表すが、企業価値評価の基礎となる将来キャッシュフローの予測に広く用いられている。
 このように利益の情報を利用することは、同時に、利益を生み出す投資のストックの情報を利用することも含意している。
 投資の成果の絶対的な大きさのみならず、それを生み出す投資のストックと比較した収益性(あるいは効率性)も重視されるからである。

例によって例のごとく、
句点を基準に改行しています。

付記



たぶんスマホなどでは折り返されてしまって「?」となるかもしれないので付記しておくんですが、引用部中に「---」で区画してあるのは、本来、この点線状の線でいわゆる「囲い記事」風になっているものです。

note の仕様だとたぶん、引用内引用(再引用)ってできませんよね?😅

なので応急処置である旨、ご了承いただけると幸いです。


勝手な想念


太字強調は、僕の趣味で強調しています😅
note でも新NISA絡みで、オルカンなどの単語が旋風だったじゃないですか?

強調した文は、市場の機能障害を低減する云々の解決目的で、情報開示(ディスクロージャー)させているという。

なのに、皆、「公的年金がヤバいなら私的年金その他資産運用しないと」って焦らせられるがまま、しかし開示されている(!)財務諸表は読み解かなくて良いようにしたい(そこが都合よいですよね…😅)。

なので、株屋のいうとおりにオルカンを買ったという人、多いと思うのです。

この昔の資料が期待した日本人は令和の世になっても、現れていないんですね。いや少数派には居るんだろうけど。全く総意になっていない。

本業以外で財務諸表読み解いて合理的投資に勤しむ日本人、ってそういう教育されてないから、にわかに金融リテラシーなんて言い出したわけですから😅、百年の大計ってやつ、国策(教育における)の失敗なんでしょうけど…🥶

いや、僕も利殖に勤しむより、美徳としての労働に生きて死ね、って価値観を移植された部類なんですよ?色んな本読んで相殺されてしまいましたが。



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