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【メモ】概フレ4


第1章 財務報告の目的

メモ3までは「前文」でした。
ここからは、遂に第1章が始まるぜ、
と思わせて、第1章の「序文」が始まります😅

【序文】

以下は原文ですが、例によって例のごとく、句点を基準に改行しているので、原文よりも細かく改行されています。ご了承ください。

 本章では、財務報告を支える基本的な前提や概念のうち、その目的の記述に主眼が置かれている。
 基礎概念の体系化に際し、財務報告の目的を最初にとりあげたのは、一般に社会のシステムは、その目的が基本的な性格を決めているからである。
 財務報告のシステムも、その例外ではない。
 ただし、どのような社会のシステムも、時代や環境の違いを超えた普遍的な目的を持つわけではない。
 財務報告制度の目的は、社会からの要請によって与えられるものであり、自然に決まってくるものではない。
 とすれば、この制度に対し、いま社会からいかなる要請がなされているのかを確かめることは、そのあり方を検討する際に最優先すべき作業であろう。
 財務報告はさまざまな役割を果たしているが、ここでは、その目的が、投資家による企業成果の予測と企業価値の評価に役立つような、企業の財務状況の開示にあると考える。
 自己の責任で将来を予測し投資の判断をする人々のために、企業の投資のポジション(ストック)とその成果(フロー)が開示されるとみるのである。
 もちろん、会計情報を企業価値の推定に利用することを重視するからといって、それ以外の使われ方を無視できるわけではない。
 本章では、会計情報の副次的な利用の典型例やそれらと会計基準設定との関係についても記述されている。

素朴な疑問:その「副次的な」用い方は、
今のメインストリームの会計専門家たちに
あまねく共有されているんでしょうか😅

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